宝塚では新人公演があります。
では、1年にどれくらい新人公演はあると思いますか？公演の時間はどのくらいなんでしょう。
また、何期まで出られるのでしょうか？そして、主演には何回抜擢されているのでしょうか？
色々気になったので調べてみることにしました。
まず１年にどのくらい新人公演があるのかを調べていきます。
雪組、星組の新人公演の主演とヒロインが発表になりました。
追記しました。
宝塚新人公演の1年間の回数
2014年～2019年までは、１年に８～９公演ありました。
それ以前は10公演ありました。（東京公演と大劇場の合計が20～21公演でした。）
2020年は４公演（月組の新公はなし。）
2021年は５公演（各組2公演でした。）
2022年は９公演でしたので、2023年も８～９公演あると思います。
宝塚新人公演の公演時間
1時間30分がお芝居の時間となり、舞台挨拶がありますので1時間45分から50分くらいになります。
本公演が2本立だと、お芝居が1時間30分、休憩30分、ショー1時間なので、新人公演はほぼ本公演と同じ内容での公演となります。
ですが、本公演が1本物（例えば、雪組の『蒼穹の昴』はお芝居のみで2時間30分でフィナーレがありました）だと新人公演は内容が少し異なります。
単純にカットされたり、大幅に変更されたりします。
１本物は本公演とは違う舞台になり、２倍の楽しみが３倍にも４倍にも楽しめます。
蒼穹の昴は本公演と新人公演が少し違っていました。
原作を映画で予習してから観たので理解でき、素晴らしい舞台でした。
ですが、あまり知らなくても、カットされたシーンがあり、追加シーンなどで新人公演の演出の方が物語が原作に近く、分かり安かったです。
ここ数年の傾向として、新人公演でも本公演に負けない芝居や歌やダンスが上手なジェンヌさんが増えていて、見ごたえがあります。
音楽学校の文化祭のレベルもあがり、入団後すぐに舞台に立てる実力を持ったジェンヌさんが多くなった気がします。
男役の完成度も高くなっています。
宝塚新人公演は何期まで出られるの？
新人公演は研7まで（研8の年の2月まで）出られます。
昭和50年（1975年）までは特に学年は関係なかったそうです。
歌劇団はどうやって選出していたのでしょうか？
主演に選ばれた生徒は「学びの場」とよく口にします。それは本公演のトップスターが直接指導してくれるからです。
組のトップスターが直々に指導してくれることは、早々無いと思います。
新人公演の主演だからですね。
もちろん、新人公演もトップスターや上級生が客席で観てくれる様です。
Twitterで、大劇場の客席に柚香さんがいた！とつぶやかれていました。
（羨ましい）
2020年は宙組11月～12月『アナスタシア』、月組9月～12月『WELCOME TO TAKARAZUKA －雪と月と花と－』新人公演はありませんでした。
2021年は花組『アウグストゥス－尊厳ある者－』、星組『ロミオとジュリエット』、雪組『f f f －フォルティッシッシモ－』、宙組1月～2月『アナスタシア』、月組1月3日まで『WELCOME TO TAKARAZUKA －雪と月と花と－』は新人公演がありませんでした。
100期以降は、2020年、2021年は新人公演の回数が少なくて主演に抜擢されるチャンスがあまりありませんでした。残念です。
宝塚は、研1・研3・研5は毎年3月に試験があり、特に研5の成績は一生変わりません。
成績の結果は、”宝塚おとめ”2023年版の掲載順序なので、確認が取れます。発売日は4月25日です。
また、各組のスタープロフィールの順番も成績順です。
男役は10年で一人前だと言われてきました。
新人公演卒業後の活躍がトップスターへの階段をどこまで登るかが問われます。
研5の成績は一生変わらないのですが、卒業すると〇〇期生と呼ばれ成績はついて回りません。
なので、現役の宝塚内での順位が変わらないだけです。
関連：2021年『アナスタシア』B日程のブルーレイ 真風涼帆さん主演ヒロインは星風まどかさん
新人公演2023年の主演は105期大躍進（追記あり）
| 花組 | うたかたの恋 | 希波らいと（103期）新公2回目 2番手 天城れいん（104期） | 七彩はづき（107期） | 大劇場は中止 東京公演のみ配信あり |
| 鴛鴦歌合戦 | ||||
| 月組 | 応天の門 | 七城雅（105期） 2番手 一輝翔琉（107期） | 羽音みか（103期） | |
| フリューゲル－君がくれた翼－ | ||||
| 雪組 | ライラックの夢路 | 紀城ゆりや（105期） | 音彩唯（105期） | |
| 星組 | 1789ーバスティーユの恋人たち－ | 稀惺かずと（105期） | 詩ちづる（105期） | |
| 宙組 | カジノ・ロワイヤル ～我が名はボンド～ | 大路りせ（105期） 2番手 亜音有星（103期） | 美星帆那（105期） |
月組の『応天の門』は105期の七城雅さんの初主演です。
宙組の『カジノ・ロワイヤル』は105期の大路りせさんが初主演で、初ヒロインも105期の美星帆那さんです。
104期を飛び越えました。
104期は都姫ここさん、きよら羽龍さん、美羽愛さんが新公ヒロインやバウヒロインに抜擢されています。
娘役ばかりですね。私は花組の天城れいんさんに注目してるのですが…頑張って欲しいですね。
2023年は103期が最後の年（長の期と言います）です。
花組は106期の鏡星珠さん、104期の天城れいんさんが有力候補です。
雪組は多分、106期の華世京さんです。（一人を育成していく組なので）→105期の紀城ゆりやさんでした。
月組は105期の七城雅さん、107期の一輝翔琉が有力候補です。
宙組は105期の大路りせさん、103期の亜音有星さんが有力候補です。
星組は105期の大希颯さんか、それとも新たに抜擢があるのでしょうか？→105期の稀惺かずとさんでした。
追記）松岡修造さんの長女です。
44期の元雪組男役の千波静さんは稀惺かずとさんのおばあ様です。
また、千波静さんのおじい様は、なんと、小林一三さんです。
1914年（大正3年）4月に宝塚唱歌隊、後の宝塚歌劇団を創った方です。
また、千波静さんの姉は42期の千波淳さんで、妹は48期の千波薫さんです。
76期の千波ゆうさんが従叔母（松岡修造さんの母の妹の子供を稀惺かずとさんからの間柄）です。
ジェンヌさんの家系なのですね。音楽学校の文化祭でかなり話題になりました。
ソロの映像を目にしました。
ビジュアルは素晴らしいです。
お、宙組カジノ・ロワイヤル新公主演は、大路りせ&美星帆那コンビか✨105期カップルとはびっくりしたけど、こりゃカッコいい舞台になりそう😊💕 https://t.co/koGCgEuVh8
— shot787878 (@shot787878) February 16, 2023
月組新人公演 七城雅が初主演 月城かなとから「自信を持って」とアドバイスhttps://t.co/aIWFuLStcS
『105期から新公初主演
「他の組で同期が活躍している中で私が最初にさせて頂くのも責任があると思いましたし 上級生がいらっしゃる中でも真ん中に立たせていただくこともすごく勉強になりました』— ヅカと花 (@zuka_hana) February 21, 2023
花組『うたかたの恋』新人公演 一部の配役決定
ルドルフ
柚香 光･･･希波 らいとマリー・ヴェッツェラ
星風 まどか･･･七彩 はづきジャン・サルヴァドル
水美 舞斗･･･天城 れいん七彩はづきちゃん新公初ヒロおめでとうございます！
宝塚歌劇公式ホームページ https://t.co/dYQDD5aWIS pic.twitter.com/UKgIe3Hsx5
— 少女Ａちゃん (@i_am_shojoA) November 28, 2022
宝塚新人公演に最も多い出演者は誰？
2000年から2023年6月までを調べてみました。
新人公演主演5回に抜擢された一覧です。全てトップスターでした。
この回数が７年間の最多回数です。
早くから主演をしているのは、元月組の珠城りょうさんで研3から抜擢されています。
真風さん、彩風さん、元雪組の音月さん、元星組の柚希さんは研4から抜擢されました。
１年に２回新人公演に出なければ５回は達成できません。
組の特性として、一人のスターをトップスターに育てる雪組は二人該当者がありました。
| 宙組 | 真風涼帆 | 92期 |
| 雪組 | 彩風咲奈 | 93期 |
| 元雪組 | 音月桂 | 84期 |
| 元月組 | 珠城りょう | 94期 |
| 元星組 | 柚希礼音 | 85期 |
新人公演主演4回抜擢者の一覧です。
芹香斗亜さんは研4から新人公演主演に抜擢された、宙組次期トップスターです。
97期の永久輝せあさんはバウ主演と東上主演に抜擢され、トップスターの条件はクリアしています。
98期が二人で星組の暁千星さんはバウ主演と東上主演をしています。
また、宙組の瑠風輝さんはバウ主演と2023年7～8月に東上主演の予定です。
| 宙組 | 芹香斗亜 | 93期 |
| 花組 | 永久輝せあ | 97期 |
| 宙組 | 瑠風輝 | 98期 |
| 星組 | 暁千星 | 98期 |
| 元雪組 | 水 夏希 | 79期 |
| 元宙組 | 朝夏まなと | 88期 |
| 元花組 | 明日海りお | 89期 |
| 元星組 | 安蘭けい | 77期 |
新人公演主演3回抜擢者の一覧です。
95期は3人とも、トップスターです。
本当に95期は優秀ですね。
98期～102期は東上公演は未経験です。
この3名の中では、一歩リード中は聖乃あすかさんでバウ主演に2回抜擢されました。（2回目は5月予定）
縣千さんはバウ主演に1回抜擢されました。
| 花組 | 柚香光 | 95期 |
| 星組 | 礼真琴 | 95期 |
| 月組 | 月城かなと | 95期 |
| 星組 | 天華えま | 98期 |
| 花組 | 聖乃あすか | 100期 |
| 雪組 | 縣千 | 101期 |
| 星組 | 天飛華音 | 102期 |
| 元花組 | 蘭寿とむ | 82期 |
| 元花組 | 真飛聖 | 81期 |
| 元花組 | 春野寿美礼 | 77期 |
| 元星組 | 北翔海莉 | 84期 |
まとめ
新人公演は研7まで出演できます。
宝塚の新人公演は1年に8～9公演あります。
大体、各組2公演ずつです。
また、新人公演の公演時間は1時間30分がお芝居時間で、舞台挨拶を入れて1時間50分位の所要時間です。
そして、歴代で新人公演の主演回数の最多は5回で5名いました。
新人公演の初主演に研3で抜擢された元月組の珠城りょうさんも5回でした。
優秀だったのですね。宙組の真風涼帆さんと雪組の彩風咲奈さんも5回でした。
トップスターの大半が新人公演に3回以上抜擢されていました。花組の柚香光さん、月組の月城かなとさん、星組の礼真琴さんも3回でした。
2023年4月以降は103期生が”長の期”（研7で新人公演の最後の年）になります。
2023年の公演で、雪組『ライラックの夢路』と星組『1789』月組『フリューゲル』と花組『鴛鴦歌合戦』の新人公演の主演の発表が待ち遠しいです。
雪組『ライラックの夢路』主演：紀城ゆりあさん、ヒロイン：音彩唯さん、
星組『1789』主演：稀惺かずさん、ヒロイン：詩ちづるさんとの主演とヒロインが発表になったので追記しました。
4名ともに105期です。
105期大躍進！凄いです。
楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
関連記事：ライラックの夢路とジュエルドパリ
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