『パガド』宙組の新トップコンビ大劇場お披露目公演とあらすじ（再追記あり）

宙組新トップコンビの芹香斗亜さんと春乃さくらさんの宝塚大劇場のお披露目公演が発表になりました。

『バガド』～世紀の奇術師カリオストロ～が9月～11月が大劇場で、11月～12月は東京宝塚公演で上演されます。

どの様な作品なのでしょう。

また、宝塚で今まで上演されたことはあるのでしょうか？調べてみました。

その他のキャストが発表されましたので追記しました。

追記）新人公演のキャストが発表されましたので追記しました。

『パガド』宝塚のあらすじ（再追記あり）
原作はアレクサンドル・デュマ・ペール
原作の「Joseph Balsamo」のあらすじ
まとめ

『パガド』宝塚のあらすじ（再追記あり）

パガド”とは、タロットカードの一枚目、“奇術師”のカード。

18世紀の南仏。ロマの青年ジョゼフは、人の未来を予見する“不思議な力”を持つ母を魔女として処刑した、ド・モンターニュ子爵に復讐するため、母親譲りの“力”を使い、ある大勝負に打って出る。彼の持つ“力”とは、当時ウィーンのドクトル・メスマーが提唱していた“催眠療法”。

ジョゼフは自身を“カリオストロ伯爵”と名乗り、難病に苦しむ貴族らを治癒しながら欧州を行脚、各地で名声を轟かせる。

そして再び訪れた南仏で、彼はある子爵から秘密裏に往診を請われることに。

その子爵こそ、彼の宿敵であるド・モンターニュ。

そして引き合わされた患者は、マリー・アントワネットに生き写しの美しい令嬢だった…

アレクサンドル・デュマ・ペール作のピカレスク小説を元に、稀代の奇術師と名高いカリオストロ伯爵の愛と復讐を描く、ドラマティックなミュージカル作品。
宝塚ホームページより

2023年9月～11月◆東京宝塚劇場：2023年11月～12月

主演：芹香斗亜

ヒロイン：春乃さくら

ホームページからは、不思議な能力を持つ母の息子のジョゼフ（芹香斗亜さん）が催眠療法という手技で難病を治していき名声を得て、美しい令嬢春乃さくらさん（やがて恋人になるのでしょう）に出会い宿敵に復讐していくミュージカルの様です。

主演とヒロインと復讐相手の3名が分かりました。芹香さんの美しいカリオストロ伯爵が目に浮かびます。

追記）新人公演のキャストが発表されました。

主演は105期の泉堂誠さん、初主演おめでとうございます！

ヒロインは108期の花恋こまちさん、初ヒロインおめでとうございます！

花恋こまちさんは研2で、108期では初の新人公演ヒロインを獲得しました。一番乗りです。

星組トップ娘役の舞空瞳さんの様な抜擢です。

舞空さんは2016年に首席で歌劇団に入団し、花組の研3で新人公演のヒロインに抜擢され、同年全国ツアーのヒロインに抜擢されました。

その後、2019年4月に星組に組み替えになり研4で新公ヒロインに抜擢、2019年10月にトップ娘役に就任しました。

花恋さんが路線なら、今後も抜擢が続くはずです。次の公演も要チェックです。

さて、新人公演は108期、109期も多数出演しています。新人公演は学びの場なので、頑張って精進して欲しいです。

役名	本公演	新人公演
ジョゼフ（カリオストロ伯爵）	芹香斗亜	泉堂誠
ド・モンターニュ（宿敵）	桜木みなと	奈央麗斗
美しい令嬢（マリーアントワネット似）	春乃さくら	花恋こまち

追記）その他のキャストが決定しました。

ドクトル・メスマー	英真なおき	梓唯央
ギターノ	松風輝	風翔夕
ルイ15世	秋奈るい	陽彩風華
グレース	花菱りず	有愛きい
マリア・バルサモ	小春乃さよ	山吹ひばり
モンターニュ	瑠風輝	真白悠希
裁判長	若翔りつ	嵐之真
デラム	優希しおん	鳳城のあん
デュ・バリー	天彩峰里	愛未サラ
アントニオ	鷹翔千空	大路りせ
マルセイユの妻	湖々さくら	渚ゆり
ルイ16世	真名瀬みら	聖叶亜
パラディス侯爵夫人	水音志保	彩妃花
マルセイユの夫	雪輝れんや	葵祐稀
カミーユ	花宮沙羅	美星帆那
シャンボール	風色日向	波輝瑛斗
バガール	凰海るの	郁いりや
フランチェスカ	夢風咲也花	楓姫るる
侍従長	輝ゆう	織史青
ウィーン市民（母）	有愛きい	舞こころ
バーマ	嵐之真	朝比奈天
ホルカ男爵	真白悠希	聖叶亜
検事	梓唯央	海玖里粋
クララ	愛未サラ	梨恋あやめ
ゾロイダ	山吹ひばり	風羽咲季
ヨハン	泉堂成	華楽逸聖
ウィーン市民（娘）	美星帆那	花咲美玖
二コラ	大路りせ	朱涼
ウィーン市民（息子）	聖叶亜	（娘）葉咲うらら
役人	鳳城のあん	響望歌
少年ジョゼフ	風翔夕	志凪咲杜
少年アントニオ	奈央麗斗	輝星成

その他のキャストの発表があったら追記します。

関連記事：瑠風輝が東上初主演！宝塚で4作目の大逆転裁判の龍ノ介

桜木みなとのスモーキーがカッコいい！何番手スターで本名・年齢・プロフィールや歌は？

原作はアレクサンドル・デュマ・ペール

原作／アレクサンドル・デュマ・ペールの「Joseph Balsamo」（ジョセフ・バルサモ）

ジョセフ・バルサモは、「ある医師の回想」という小説の中の1部作です。

「ある医師の回想」は4部作からできており、１部が「ジョゼフ・バルサモ」２部「王妃の首飾り」３部「アンジュ・ピトゥ」４部「シャルニ―伯爵夫人」です。

翻訳されているのは２部の「王妃の首飾り」なので、皆さんも聞き覚えや書籍を目にした経験があることでしょう。

アレクサンドル・デュマ・ペールの代表作には「三銃士」「モンテ・クリスト伯」「王妃マルゴ」があります。

そう『モンテ・クリスト伯』は昨年の2022年9月に星組で全国ツアーがありましたね。

そして、2017年7月～10月に月組で『All for One』～ダルタニアンと太陽王～として大劇場・東京公演がありました。

2014年9月には『SANCTUARY（サンクチュアリ）』宙組のバウ公演がありました。

関連：Amazon prime会員の場合、2017年公演All for One～ダルタニアンと太陽王～の配信がありました。

リンク

原作の「Joseph Balsamo」のあらすじ

Twitterでも呟かれていましたし、私も調べまくりましたが、Joseph Balsamo（ジョセフ・バルサモ）の翻訳はありませんでした。

やっと、ブログを見つけたので引用させていただきました。

管理人

よかった～見つかって。

物語のあらすじは大事ですよね。

引用させていただきました。ありがとうございました。

1770年、フリーメーソンの会合で、大コフタジョゼフ・バルサモは絶対王制の転覆を誓った。

数日後、錬金術師アルトタスとバルサモとロレンツァを乗せた馬車が落雷に遭う。そこに居合わせたのがルソーに私淑する哲学青年ジルベールだった。

ジルベールの案内でバルサモはタヴェルネ邸で一泊する。

主のタヴェルネ男爵は、落ちぶれた家の再興を夢見る老貴族だった。ジルベールが思いを寄せているアンドレ・ド・タヴェルネは自尊心が強く、ジルベールなど歯牙にもかけない。

アンドレの小間使いニコル・ルゲはかつてジルベールに捨てられていた。美しいアンドレとある人に生き写しのニコルを見たバルサモは、ある計画を思いつく……。

折りしもタヴェルネ家の息子フィリップが王太子妃マリ＝アントワネットの寵を得たことで、王太子妃が城館を訪れる。一家は王太子妃に取り立てられ、一路ヴェルサイユに向かう……。

一人残されたジルベールは徒歩でヴェルサイユに向かうが行き倒れになり、ある人物に助けられるものの、利用されることに耐えられなくなって逃げ出した。

そこでジルベールはある植物学者に出会うのだが……。

都では国王ルイ十五世の愛妾デュ・バリ夫人の承認式が近づいていた……。
https://longuemare.gozaru.jp/hon/dumas/mm01jb/jb00a.html

「Joseph Balsamo」の英語の本のAmazonのレビューを紹介します。

2022年7月9日に米国でレビュー済み

Paul S. Person

5つ星のうち5.0 とても興味深い

Amazonで購入　Joseph Balsamo

もちろん、これはフランス語からの翻訳ですが、それでも興味深い物語を語るよく書かれた本です。
電流を使って他の人をコントロールする科学に基づいたマジシャンが登場します。

これは、催眠術の仕組みではなく、かつては効くと信じられていた方法なので、これは別の現実における歴史ロマンスとなっています。このパートでは、ルイ15世の治世中にマリー・アントワネットがドーフィーヌと結婚するためにパリに向かう様子についてです。
そしてうまくいきます。

明確に定義されたキャラクター、明確に説明されたアクション、プロット内のプロットなど、すべてがここにあります。
注：これはフランスの小説の最初の部分です。このパートの最後のチャプターは、次のチャプターの最初のチャプターです。「完全版」には、同じシリーズの小説が3つ追加されています。この要約は、Dumasの作品を英語で追跡することがどれほど複雑であるかの表面をなぞったに過ぎません。
AmazonのPaul S. Personのレビュー