2023年3月~6月に宙組で「カジノロワイヤル~我が名はボンド~」の上演が決まりました。
ついにきたかー!私の好きなシリーズ映画の一つです。それを宙組トップスターの真風涼帆さんが演じるなんて!絶対素敵に決まっています。
では「カジノ・ロワイヤル」とはどのような物語なのでしょう?シリーズ化も視野に入れるのか?など気になりませんか?
1967年と2006年に映画化されていますがあらすじがかなり違います。原作はイギリスのスパイ小説で宝塚は小説を演出するようです。
スパイ小説のあらすじや映画との比較、小説から宙組の配役の予測をしてみました。
再追記しました。
カジノロワイヤル宝塚の007あらすじ
1953年にイギリスの作家のイアン・フレミングのスパイ小説が原作となります。
イアン・フレミングは1930年代半ばに実在した人物を基にスパイ小説を書きました。
1930年代半ばにイギリスの外交官で諜報員のガイ・バージェスがイギリスの外交政策のほとんどを文書にしてソビエトの管制官に何千と渡していました。
ソ連の諜報員でありながらイギリスの外交官として外交政策をソビエトに流していたドナルド・マクリーン(マクレイン)の両名が1951年にモスクワに逃亡した実話とイギリスやアメリカの立場をテーマに書かれた小説です。
主人公のジェームズ・ボンド(007)は架空の人物でイギリスの諜報部員です。
フランスのロワイヤル・レゾーにあるホテル内の架空のカジノでロシアのシークレットサービスのル・シッフルを破産させる工作をします。
このル・シッフルはフランス国内で共産党系の組合の財務責任者で、ソ連の有名な諜報員でもありました。ル・シッフルは売春組織の経営権を手に入れ私腹を肥やしていましたが、組合の5000万フランを使いこんでしまいます。
そこで彼はカジノでその穴埋めをしようと目論見ます。
MI6の上司Mからの指令でフランスの参謀本部局員のルネ・マティスと共にバカラでル・シッフルを負かし破滅に追い込むよう命じられます。
現在1フランが141.64円。当時と差はあるでしょうがおおよそ7億円です。
そりゃ、ギャンブルで一発当てたくなりますよね。
その前にそんなに使い込むことが出来る方が私には想像できません。
Mは宿泊先や武器の手配はQに、優秀な援護としてロワイヤルで接触してくる人材を送るよと言われ、それがヴェスパー・リンド(女性)です。
もう一人の助っ人なのか時にはライバルになるCIAのフェリックス・ライターは元海兵隊員でいざという時は冷酷な戦士になります。
ヴェスパーの描写は、官能的な美女でダイアモンドをあしらった細いネックレスをつけV字の胸まで開いた黒のビロードのドレスの衿元にはダイアモンドのクリップがのぞくとあります。
首尾よく任務を果たしたボンドに危機が迫ります。ヴェスパーが一味に拉致され、愛車のベントレーで追いかけますがボンドもつかまり全裸にされます。
要求はバカラで稼いだ大金(小切手)とヴェスパーの交換で、断ればヴェスパーは殺されます。拷問中にル・シッフルはスメルシュの手の者に殺されてしまい、ボンドはその男にナイフで目印に手の甲に4本の傷をつけられ気を失いました。
療養所で目を覚ましたボンドはマティスからヴェスパーが無事で小切手も奪われなかったことを聞き小切手の隠し場所を問われ、ルームナンバーのプレートの裏側だと答えました。
ホテルのルームナンバーのプレートが外れたということですね。
まさかこんなところに隠すとは!灯台元暮らしでしたね。
7億の小切手ですよ!思いつきませんでした。私ならどこに隠したかなあ
銀行の貸金庫しか思い浮かびません。
元気になったボンドはヴェスパーの不審な行動を目にしますが結婚しようと決意した矢先にヴェスパーは睡眠薬で自殺してしまいます。
残った遺書には『愛しいジェームス心からの愛を送ります。
自分はソビエトとの2重スパイであること、大金を小切手にボンドが変えたことは自分が密告した、スメルシュに見つけ出されたらボンドも殺されるので自分の命をたっことでボンドを守った。
私の愛を心から送ります』と締めくくられていました。
ボンドガールは二重スパイだったんですね。
映画ではお色気でボンドを誘惑して情報や品物を盗んだりしますね。
映画は男はやっぱりお色気作戦に弱いんだと『やっぱり!それかあ』何て思ってみていました。
カジノロワイヤル宝塚の007と映画の比較
1954年10月7日~1958年6月26日までCBSアメリカ放送で50分程度のアンソロジーシリーズとしてアメリカの秘密エージェントの設定でジミー・ボンドの名前で当時かなり少ないカラー放送が最初の映像化でした。
1967年の映画はショーンコネリーに出演を断られてフレミングの友人のデヴィット・ニーヴン当時57歳がボンドだったので老ボンド卿の物語にしたそうです。
そして2006年「カジノ・ロワイヤル」としてダニエル・クレイグが演じました。
私は絶対ショーンコネリーがはまり役だと思いました。
エージェントというイメージでちょっと冷酷で正義感より任務が大事!女性に弱い感じがピッタリだと思ったからです。
ジェームズ・ボンド(007)は架空の人物でイギリスの諜報部員です。おおまかにMI6とスペクターとボンドガールにわかれます。悪者とお色気と秘密情報部です。
MI6というイギリスの秘密情報部でボンドはここに属します。コードネームは007(ダブルオーセブン)。上司は”M”、同僚はビル・タナーや武器開発担当者の”Q”です。友人はイヴ(女性)。
ボンドガールはヴェスパー・リンド(実はソビエトの2重スパイ)でボンドが結婚を考えた相手で小説では官能的な女性の設定ですから、お色気ムンムンで愛の表現もお約束の様にあります。
マドレーヌ・スワンはミスターホワイトの娘だがボンドに好意を寄せます。
スペクター(プロフェルドが上司)…秘密組織スメルシュを統合する組織で、ル・シッフルとドミニク・グリーンとラウル・シルヴァとミスター・ホワイトが幹部として属し、シッフルの上司はミスター・ホワイトです。
2006年の映画では拉致されたボンドが全裸で拷問中にル・シッフルは5000万フラン(約7億円)が上司のミスター・ホワイトに返せず射殺されます。
全裸にするシーンは映画での演出かと思ったら小説にも書かれていました!
また小説は結構エロティックな描写が長く続いていて官能小説?って感じで
良くも悪くも読者の想像力が試されそう。
ヴェスパーとボンドは結婚し諜報部員を辞め、小切手をMI6へ送金しますが、入金がないと連絡がきます。
消えたヴェスパーを探して建物に侵入しますが建物が浸水して閉じ込められ助けた時には手遅れで死んでしまいます。
このシーンは鮮明に覚えています。えー--っ!助からないの。
やっぱりボンドには普通の幸せは長続きしないのだと思ったものです。
実は死んでいなかったという結末は良くあるので生きていたりして…
と最後まで信じられませんでしたが、期待むなしく生き返りませんでした。
Mから、ヴェスパーはミスターホワイトにお金を渡すことでボンドを助けるよう懇願し、罪悪感から自分の命を捨てることになったと伝えられます。
ですが、ヴェスパーはボンドにミスターホワイトの携帯番号を残しました。
電話をしてミスターホワイトに「ジェームズ・ボンド」と宣戦布告します。
ボンドは諜報員を引退せずスメルシュを潰すべく活動することになります。
そしてシリーズは続いて行くのでした。
次回作の「007慰めの報酬」へと話は続きます。
シリーズものは途中から見るとわからないことが多いのですが、この007シリーズはそこまで人間関係が複雑ではないので理解できると思います。
耳慣れた007のテーマソングも有名ですね。
一時は携帯電話の着信音になっていました。
電車の中で着信音が鳴ると『007見たんだな!』とニンマリしたものです。
カジノロワイヤル宝塚イケメンボンドが誕生する宙組の配役予想(再追記有)
ロマノフ一族の詳細を調べることができなかったので主要配役の6名の予測をしました。
何といっても今回とってもイケメンな007が誕生します。カジノに向かう時のタキシード姿はとてもカッコよくて素敵だと思います。
ダニエル・クレーグよりも断然イケメンで素敵!トップスターの真風涼帆さんはタキシードやスーツがかなりお似合いですから。
そしてボンドガールの官能的なヴェスパーは表現力が豊かな潤花さんでしょう。春乃さくらさんでした。
デルフィーヌが潤花さんでした。「シャーロックホームズ」のアイリーンアドラーは強い女性で美人でスタイルの良い潤花さんが活躍著しい女性の役を表現されていて、白いドレスで輝いていました。
今回は黒いドレスで妖艶なヴェスパーを是非演じてもらいたいです。春乃さくらさんに演じて貰いたいです。
マティスはボンドの盟友でもあるので2番手の芹香斗亜さんでしょう。この方しか考えられません。
ミスター・ホワイトは今回は登場なしでルネ・マティス(フランス参謀本部局員)が瑠風さんでした。
新公主演を4回経験された芝居に歌に定評ありの瑠風輝さんが適任ではないかな。
私のイメージでは堂々として普段はジェントルマンで威厳あふれるが、スメルシュの仕事になると冷酷に豹変する人物像。もしシリーズ化するなら自次作も同じ役で出て欲しいです。
CIAエージェントのフェリックス・ライターは桜木みなと紫藤りゅうさんでしたに演じて欲しいです。
ソ連のスパイのル・シッフルはギャンブルの達人で大物スパイなので紫藤りゅう さん芹香斗亜さんでしたが浮かびました。
追記)確かにこの役は芹香さんにピッタリかも!ハイローを振り返ればロッキーが素晴らしかったですものね。
再追記)今回はミスター・ホワイトの登場はありませんでした。そうなると、瑠風さんか桜木さんがルネ・マティスですね。瑠風さんでした。
ジェームズ・ボンド | 真風涼帆 |
デルフィーヌ(ロマノフ家の公女) | 潤花 |
ヴェスパー・リンド(ソ連の2重スパイ) | |
ルネ・マティス(フランス参謀本部局員) | |
フェリックス・ライター(CIAエージェント) | |
ル・シッフル(ソ連のスパイ) | |
ミシェル・バロー | 桜木みなと |
イリヤ | 鷹翔千空 |
あくまでも管理人の予測です。映画と小説では違いますが007とボンドガールとスペクターの要素があれば成立するシリーズです。シリーズ化しての上演も楽しみがあっていいのではないかと考えます。
宝塚から益々目を離せなくなりました。2023年3月が待ち遠しいです。
まとめ
2023年3月~『カジノロワイヤル~我が名はボンド~』が上演されます。
この公演はトップスターの真風涼帆さんとトップ娘役の潤花さんの退団公演です。
主要な配役を予想しました。残念ながら見事に予想を外しました。プロデューサーではないので当たり前ですね。
そしてボンドガールがヒロイン役ではありませんでした。(作品紹介には1行もありませんでした)
ロマノフ家が大きく関係するストーリーの様です。
007の真風さんとデルフィーヌの潤花さんをしっかり目に焼き付けたいと思います。
千秋楽の配信も多分あると思いますので発表をおまちください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次期トップコンビのお披露目公演は
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