2022年11月18日~12月7日まで「ブラックジャック危険な賭け」を28年ぶりに月組で上演が決定し出演者の発表がありました。
この作品は1994年に花組で正塚晴彦さんが宝塚用に書いた作品(オリジナル)で演出もされています。
今回も正塚晴彦さんが演出を手掛けています。
どうしてオリジナルなのでしょう?ブラックジャックは漫画は230話あります。
そこでどうしてオリジナルにしたのか?月組の配役は誰になるのか?気になったので調べてみました。
ブラックジャック宝塚月組のあらすじ
手塚治虫さんの漫画「ブラックジャック」からは、ブラックジャックとピノコ(体は5歳だが18歳)のみ配役にし、あとはすべて正塚晴彦さんのオリジナルとなります。
では、1994年花組で公演された作品のあらすじです。
1980年代中頃の英国領だった南米のとある国で君主制の国家にクーデターが起こり女王が襲撃され、重症を負います。
ピノコは電話のシーンのみの登場の様です。
出番が少ないですね。
この話が海外という設定だから電話のみにしたのでしょうか?
定番のセリフの『あっちょんぶりけ~』は聞けたのでしょうか?
ピノコとは、ピノキオが由来の名前です。
名家の双子の姉の体のこぶの中に脳・手足・内臓がばらばらに入っていて手術を試みると念力で手術道具が壊れたりして中々切り離せませんでした。
ブラックジャックが助けると約束し姉の体から切り離し一人の女児として作り上げました。
体は5歳児ですが18歳になります。
自分はブラックジャックの奥さんだと思っています。
手術の助手や食事の世話をしています。
そこで女王と親しい英国情報部が大金を支払い天才的な外科医の医師免許の無いブラックジャックに手術依頼をし、女王の手術は成功を収めます。
一方、ロンドンのパブでは遠い南米のクーデターの成功か失敗かは賭けの対象になっていました。
元英国情報部員のケインが違法で賭けを売り出し、ブラックジャックの存在を知らず、クーデターが成功すれば大金を手に入れられると”成功”に賭けていました。
賭けは失敗に終わりケインは破産してしまい、さらに、武器商人のサザランドはケインから情報を買って成功に賭け、反乱軍に武器を提供していましたから大変です。
サザランドは穴埋めをケインにさせるべくケインを捕えようとします。
危険な賭け…ケインが違法に賭けを売り出したことでしょうか。
ギャンブルはやっぱり危険ですよね。
当たれば千金、負ければ破産。
人生の浮き沈みを一瞬で味わうことになりますね。
でもスリルが興奮を誘い盛り上がるのでしょう。
ケインは海外に高飛びしようとしますが、空港でサザランドに捕らえられます。
逃げ出す時にケインは発作に襲われ倒れてしまいます。
そこへ通りがかったブラックジャックが応急処置をし病院へ送ります。
女王の手術代金を英国情報部のスノードン卿に請求し、アイリス中尉から受け取る際にケインの手術を懇願されます。
ブラックジャックはアイリス中尉が昔の恋人の如月恵にそっくりなことにひどく驚きます。
ブラックジャックにも恋人がいたのですね。
マンガも似たようなシーンがあったと思いました。
ケインはアイリス中尉のかつての同僚で、自分をかばって頭に被弾し、弾が頭に残ったままなのでめまいや頭痛の発作を起こすが、弾が神経に食い込んでいるので診察した外科医は手術が出来ないと拒否されます。
ブラックジャックに執刀して欲しいと説明しますが、ブラックジャックは『非常に危険な賭け、それに本人の希望ではない。』と断ります。
ケインは病院を抜け出し逃げようとしますが、サザランドにつかまり倉庫へ監禁されます。
アイリス中尉は民間人のケインを助けるために情報部のIDカードをスノードンに返上し倉庫へ救出に向かい撃たれて瀕死の重傷を負います。
ブラックジャックはスノードンのやり方には反対していたので倉庫に向かいアイリス中尉の救命の手術を行います。
その様子をみていたケインは自分の今までの態度や心配してくれたアイリス中尉の心を知り、自分の手術を受ける決心をします。
無事一件落着となり、スノードン卿に『手術の請求書はスノードン卿あてでいいんですね?』と言葉を残し飛行機で去っていきました。
ケインもかなり危ない手術をすることになります。
生死を賭けた危険な賭けですね。
その結果は成功で、めでたしめでたし。
果たしてスノードン卿にはいくらの請求書を送ったのでしょう?
タイトルの危険な賭けは、ケインの動向を指しているのか?ロンドンでのクーデターの賭けとか、自分の生死を賭けた手術のこととか。
それともアイリスの生死を賭けた手術のこと?ブラックジャックの執刀も危険な賭けかなあ。どれが危険な賭けなのかなあ。
プログラムをみれば解説があるのでしょうか。気になります。
ブラックジャック宝塚1994年花組の配役
ブラック・ジャック | 安寿ミラ |
アイリス中尉・如月恵(二役) | 森奈みはる |
ケイン | 真矢みき |
ジョイ(ケインの相棒) | 愛華みれ |
サザランド | 海峡ひろき |
スノードン卿 | 未沙のえる |
ベリンダ | 美月亜優 |
ボーディ | 天地ひかり |
ジョアン | 詩乃優花 |
ヨランダ | 渚あき |
ローラ | 月影瞳 |
エンリケ将軍 | 宝樹芽里 |
ピノコ | 麻希ゆい |
ブラック・ジャックの影 | 匠ひびき |
私は1990年の「ベルサイユのバラ」のオスカルを実家で観ました。安寿ミラさんのオスカルは美しくて歌唱力があるので、歌が素晴らしいんです!
何より金髪が似合う!
ブラックジャックもステキなカッコいい医者のイメージだったのでしょうか?それとも不良ぶった冷酷なイメージだったのでしょうか?
観たかったです。
真矢みきさんのケインも素晴らしかったのでしょうね。みられなかったことが本当に残念です。
ブラックジャックを宝塚オリジナルにした理由
スカイ・ステージにも記載がありましたが、ブラックジャックは短編読み切りで完結する短い物語です。
宝塚で演じるには短すぎるので、オリジナルにしたそうです。
話を何話か繋ごうとしても、すでに完結しているので帰って手間がかかりますね。
1話ごとの登場人物も少ないですものね。
ブラックジャック宝塚の月組の配役を予想してみました(追記あり)
ベリンダからローラまではどのような役なのか想像がつかないので予測できませんでしたので7名の予測をしてみました。
月城かなとさんはカッコよすぎるブラックジャック!美しいので何をしても絵になってお似合いです。
メスを持ってライトがメスにキラッと光るシーンを想像するだけでも素敵です!
海乃美月さんもステキな方ですが、この演出ではケインと思い合っているので、何だかちょっと微妙なコンビ誕生って感じですね。
ケインは2番手?の風間柚乃さんかなと。そうなるとケインの相棒のジョイは新公2回経験の礼華はるさんかなあ。
春海ゆうさんはサザランドか、スノードン卿、エンリケ将軍も候補ですが、悪役のボス的な役のサザランドが見てみたいですね。
追記)エンリケ将軍でしたね。サザランドは光月るうさんでした。
ピノコは声の可愛い方をと考えて花妃舞音さんに演じて欲しいですね。
追記)104期の美海そらさんでした。大抜擢じゃないですか?グレート・ギャツビーでは妖精でしたね。
コロスという名の役が4個もあります。1994年の花組公演のアルバムをみたらコーラスのことでした。
エンリケ将軍より下は追記の配役です。オリジナル作品でしたので主要7役しか予測できませんでした。
ブラック・ジャック | 月城かなと |
アイリス中尉・如月恵(二役) | 海乃美月 |
ケイン(元情報部員) | 風間柚乃 |
ジョイ(ケインの相棒) | 礼華はる |
サザランド(武器商人) | |
スノードン卿(情報部幹部) | 凛城きら |
ピノコ(自称ブラックジャックの奥さん) | |
エンリケ将軍 | 春海ゆう |
レポーター | 夢奈瑠音 |
ボーディ | 朝霧真 |
ヴィクトリア女王 | 麗泉里 |
キャサリン・ヘイゲン | 清華蘭 |
コロス | 蘭尚樹 |
リンゴー | 空城ゆう |
ジョアン | 天紫珠季 |
ベリンダ | 結愛かれん |
コロス | 菜々野 あり |
コロス | 一星 慧 |
ヨランダ | 白河 りり |
コロス | 羽音 みか |
ローラ | 花妃美音 |
ブラックジャックの影 | 一輝 翔琉 |
あくまでも管理人の願望ですのでご容赦くださいませ。
まとめ
28年ぶりに「ブラックジャック危険な賭け」を月組の全国ツアーで2022年11月18日~12月7日まで上演されます。
1994年花組で公演されたこの作品は、【週刊少年チャンピオン】に1973年~1983年まで230話連載された手塚治虫さんの大ヒット漫画を基にしています。
医師免許をもたない、もぐりの天才医師のブラックジャックが普通の医者が手術が出来ない難しい手術を成功させてしまい高額な治療費を請求します。時には無料の時もあります。
また、ピノコはピノキオからの由来で名前をつけた娘で、体は5歳児ですが18歳です。
自分はブラックジャックの奥さんだと思っていて、手術の助手や食事の世話をしています。
原作者の手塚治虫さんは医学博士で医師の免許を持っています。医者にならなかったのはブラックジャックの様な医者が理想だったのかも?と話されていました。
このブラックジャックを宝塚の舞台にするためにブラックジャックとピノコは漫画のままでストーリーは正塚晴彦さんが宝塚用に書いた作品(オリジナル)です。
配役を7名予測してみました。あくまでも私の願望ですのでご容赦くださいませ。
月組がどのようなブラックジャックの世界を演じてくれるのかとても楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
応天の門の記事は
↓
コメント