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バレンシアの熱い花のあらすじと2016年宙組との比較や星組のキャストを予想してみました。(追記あり)

宝塚星組

星組の2023年の「バレンシアの熱い花」が3月26日~4月11日の全国ツアーの発表がありました。

1976年月組が初演で2016年宙組公演まで5公演が上演され、7年ぶりの公演となります。

2023年の星組は専科の凪七 瑠海さんとトップ娘役の舞空瞳さんの主演が決定しています。ん?礼真琴さんではないのですね。どういうことでしょうか?気になりますよね。

通常、専科は各組からオファーがあった時に出演されます。ですが主演ではありませんね。今回は主演を演じられます。しかもヒロインはトップ娘役です。

色々気になったので調べてみることにしました。

まず「バレンシアの熱い花」のあらすじから書いていきます。

追記)振り分けが決定しました。

バレンシアの熱い花のあらすじ

19世紀初頭のスペイン・バレンシア地方が舞台です。

領主ルカノール公爵のもとにレオン将軍の謀反の動きがあるという情報がもたらされます。しかしルカノールは退役して隠居生活をしているレオン将軍がそんな行動に出るはずがないと取り合いません。

同じころ、2年ぶりにマジョルカ島から帰還した前領主の嫡子フェルナンド・デルパレス大尉は信頼するレオン将軍から彼の父の死にまつわる事実を聞かされた。

レオン将軍はフェルナンドの父の暗殺を計画し刺客を差し向けたのはルカノールだと伝える。レオン将軍の指示でルカノールに恋人のシルヴィアを奪われたロドリーゴを誘い、妹ローラを殺された酒場の荒くれ者のラモンを誘い、復讐を果たします。

はなしを聞いたフェルナンドは憎しみに燃え、2年もの間帰りを待ち続けてくれた婚約者のマルガリータを気にかけながらも全てをなげうちルカノールへの復讐を誓います。

そんな彼にレオン将軍はルカノールの目を欺くため軍隊を退き遊び人を装うよう指示をします。

遊び人を装い過ごす中で知り合ったイサベラと恋におちます。復讐を果たした時、フェルナンドとイサベラはこの恋に別れを告げます。実に切ないです。

バレンシアの熱い花星組と2016年宙組キャストとの比較(追記あり)

2016年宙組公演の配信が観られます。

2016年宙組2023年星組
フェルナンド朝夏まなと凪七 瑠海(専科)
ロドリーゴ澄輝さやと極美慎
ラモン真風涼帆暁千星瀬央ゆりあ
イサベラ伶美うらら舞空瞳
シルヴィア遥羽らら水乃ゆり
マルガリータ星風まどか小桜ほのか瑠璃花夏乙華菜乃
ルカノール寿つかさ朝水りょう
レオン将軍松風輝美稀千種
セレスティーナ夫人純矢ちとせ紫りら
ホルヘ星吹彩翔大輝真琴

2016年11-12月の宙組公演はトップスターは朝夏まなとさんでしたが、トップ娘役の実咲凛音さんは「双頭の鷲」2016年11-12月で専科の轟悠さんとご出演でした。

トップ娘役の実咲凛音は2017年4月に退団されています。次期トップ娘役を決めるのに伶美うららさんと星風まどかさんを抜擢したようですね。

星組は同時期に二つの公演に分かれるので、キャストがどうなるのか想像がつきませんが、黄色の枠が主要キャストですので追加の2名を予想してみました。

キャストが発表になり次第追記します。

追記)振り分けが発表されました。

暁千星さんと小桜ほのかさんは「赤と黒」でした。

管理人
管理人

ロドリーゴの極美さんとシルヴィアの水乃ゆりさん、新公コンビですね。

『霧深きエルベのほとり』のカールとマルギット。

二人の歌うシーンを思い出しました。

バレンシアの熱い花の歌

“バレンシア〜愛の故郷、バレンシア〜情熱の国〜”という歌を2016年宙組の主演の朝夏まなとさんが歌っていました。

凪七瑠海は入団当初から歌唱力の評価は高く、声も高めなので娘役の音域もでるのでしょう。 だから、2009年のエリザベートのシシイはオーディションで勝ち取ったそうです。

2015年のオイディプス王でのイオカステという名のヒロインに抜擢されています。この公演は月組と宙組の選抜メンバーです。やはり歌唱力と高めの声でヒロイン役を勝ち取ったのでしょう。

そして専科へ移動したから2017年4月から6月にニューヨークで午前中は語学学校へ行き、午後はダンスとボイストレーニングを受けて、とても新鮮で衝撃的だったそうです。ブロードウェイの作品も20本以上観て、技術と共に内面も磨かれたと語っていました。

歌唱力もあり、お芝居も格段に素晴らしい凪七瑠海さんですから、舞空さんとのデュエットやデュエットダンスもきっと素晴らしいと思います。

楽しみですね。

バレンシアの熱い花の主演は専科の凪七瑠海

冒頭でも書きましたが専科はオファーされて各組に応援出演されています。

凪七瑠海のプロフィールを調べました。『バレエは小学校4年生から習い、全く違うエネルギッシュなダンスで全身に電気が走って、吸い込まれるようにとりこになりました』とすみれスタイルに掲載されました。

父親は声楽家で東京藝術大学などでも教鞭をとった高丈二さんです。歌唱力があるのは血筋でしょうね。

生年月日はすみれコードですが、2001年に音楽学校へ入学時に高校生なので16歳~18歳の間ですから、1983年~1985年生まれなので2022年10月現在は37歳~39歳ですね。

また、トップスターへの登竜門と言われる、2004年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用されました。

研20の大ベテランですね。

本名 高 エリ花
生年月日 11月11日
出身地 東京都世田谷区
出身学校 田園調布雙葉高等学校
身長 170cm
星座 さそり座
愛称 カチャ・エリカ
初舞台 月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」で初舞台

主演した公演と専科への移動の軌跡

2016年9月に月組トップスターの龍真咲さんが退団し、新トップスターに94期の珠城りょうさんが就任凪七瑠海(カチャ)さんは専科へ移動となりました。

宙組2009年5-8月月組「エリザベート」大劇場初ヒロイン
2009年11-2010年2月カサブランカ新公初主演
2010年3月Je Chante(ジュ シャント)バウ初主演
月組2014年3-6月「宝塚をどり」「明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-」初エトワール
2014年7-8月THE KINGDOM東上W主演
2015年8月専科『オイディプス王』月・宙組選抜メンバーバウヒロイン
2016年9月4日月組トップスター龍真咲さんが退団
2016年9月5日月組トップスターに94期珠城りょうが就任
専科2016年9月5日専科へ移動
2016年11月凪七瑠海ディナーショー『Evolution!』 主演
2017年4月~6月ニューヨークへプチ留学

2018年11月の専科の主演は花組トップが2019年11月退団予定だったから?

花組次期トップを決めるタイミング専科へのオファーがあったようです。しかも専科が主演をしています。

2017年当時花組2番手スターだった芹香斗亜さんは2017年10月に宙組に組み替えになりました。

管理人
管理人

2番手スターを組み替えしても、柚香光さんを次期トップスターに育てようとされたのだと思います。

花組のプロデューサーが柚香光さんにトップスターのオーラを感じられたのでしょうね。

確かにセンターにたつ姿には華やかさや輝きがありますね。

今では花組の顔である柚香光さんですが2番手時代もポスターはとても素敵でオーラがありますね。

柚香光さんと華優希さんとの相性とか並びとかをみたのでしょうか?研3の舞空瞳さんもかなり高評だったようです。

2018年11-12月メランコリック・ジゴロ」2番手スターの柚香光さんとヒロインは2番手娘役の華優希さんで全国ツアーでした。

そして、約1年後にトップスターの明日海りおさんが退団し、柚香光さんが新トップスターに就任しました。

2017年10月宙組へ組み替え花組2番手スター芹香斗亜
2018年11-12月花組「蘭陵王-美しすぎる武将-」東上主演凪七瑠海
2018年11-12月メランコリック・ジゴロ全国ツアー初主演柚香光
2018年11-12Delight Holiday舞浜アンフィシアター主演明日海りお
2019年11月24日退団花組トップスター明日海りお
2019年11月25日トップ就任花組トップスター柚香光

なので、2023年3-4月の専科主演は星組トップが退団予定では?

宝塚のカレンダー2023には、研8の舞空瞳さんはスターカレンダーとステージカレンダーは6月が最終掲載月で、研14になる礼真琴さんは11月が最終掲載月です。なので、舞空さんが2023年後半に退団されるのではないかと予測しました。

ですが、調べてみると星組の歴代トップコンビは添い遂げ退団ばかりですので、2024年春までの大劇場公演ではないかと予測します。

大劇場は1年に2公演から3公演あります。年末にあれば、2023年内になるかもしれません。

そのために次期トップ娘役を人選している最中なのではないでしょうか?2023年3-4月「Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜」公演のヒロインはまだ未定です。有沙瞳さんと詩ちづるさんのWヒロインでした。

次の2023年6-8月の「1789 -バスティーユの恋人たち-」はトップコンビの出演は決定しています。

2023年3-4月「バレンシアの熱い花」「パッション・ダムール・アゲイン!」全国ツアー初主演凪七瑠海
2023年3-4月Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜DC・日本青年館礼真琴
2023年6-8月1789 -バスティーユの恋人たち-大劇場礼真琴

まとめ

宝塚では7年ぶりの「バレンシアの熱い花」の公演が2023年3-4月に星組で公演が決定しました。

主演は専科の凪七瑠海さんでヒロインは舞空瞳さんです。

19世紀初頭のスペイン・バレンシア地方が舞台で、フェルナンド・デルパレス大尉凪七瑠海さんが、亡き父の復讐の為、婚約者と別れて軍隊を退き遊び人になり復讐の機会をうかがう中でイザベラ(舞空瞳)と恋に落ち、父の復讐後に別れてしまうという復讐に生きたフェルナンドとの切ない恋の物語です。

何故専科が主演なのでしょう?疑問に思ったので調べてみました。

すると2018年11月花組「蘭陵王-美しすぎる武将-東上主演を凪七瑠海さんでヒロインは当時研5の音くり寿さんでした。

同時期に花組トップスターの明日海りおさんはDelight Holiday」の主演でヒロインはトップ娘役の仙名彩世さんで舞浜アンフィシアター公演でした。(仙名彩世さんは2019年4月に退団し、明日海りおさんは2019年11月24日に退団されました。)

同時期に「メランコリック・ジゴロ」に2番手だった柚香光さんが主演ヒロインは2番手娘役の華優希さんで全国ツアーでした。後にこの二人はトップコンビになっています。

つまりトップコンビの明日海りおさんと仙名彩世さんが次々と退団予定なので2番手スターの柚香光さんをトップスターにする為に専科の凪七瑠海さんを主演にオファーして、2番手娘役の華優希さんとの相性やセンターに立つ姿を見ていたのではないかと思います。

この2023年3-4月星組の「バレンシアの熱い花」の主演は専科凪七瑠海さん、ヒロインは舞空瞳さんの全国ツアーです。

似ていますね2018年11月の花組公演と!ですが2番手スター?の瀬央ゆりあさんと暁千星さんのどちらかの主演公演はありませんでした。まだ公表したくないからなのでしょうか?だから同時期のヒロインは未定のままですね。有沙瞳さんと詩ちづるさんのWヒロインでした。

同時期「Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜」の主演は礼真琴さん、ヒロインは未定で梅田芸術劇場ドラマシティ(DC)と日本青年会館です。

この発表時点ではやはりトップ娘役の舞空瞳さんが退団か?と予測しましたが、2023年6-8月「1789 -バスティーユの恋人たち-」の主演は礼真琴さん、ヒロインは舞空瞳さんです。

星組の歴代トップの退団を調べてみたら添い遂げ退団ばかりでした。

2018年11月とほぼ同じ傾向なので次の大劇場公演で退団される予定なのではと予測します。多分2024年初めなのではないでしょうか?

1989年~1991年生まれの95期の礼真琴さんは研16で2024年で33歳~35歳です。2019年にトップスターになってから5年なので退団を考えられる時期かもしれません。

残念ですがいつかはご卒業なので温かく見送ってあげたいと思います。

これはあくまでも私が予測したことです。

この問題で専科がオファーされ研20のカチャさんの主演が観られます。本当に少ない主演だと思いますので芝居も歌もベテランなカチャさんのセンターがとても楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追記)『バレンシアの熱い花』の全国ツアー公演で凪七さんがトップの大羽根を、せおっちが2番手羽根を背負いました。

専科へ移動の餞別であり、凪七さんは水美舞斗さんや瀬央ゆりあさんよりポジションが上なのだと示したのでしょうか?どちらにせよ、せおっちを推していた私は心より嬉しかったです。

  Le Rouge et le Noir ~赤と黒~の記事は

   

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