10月16日のカフェブレイクは月組の彩海せらさんでした。
彩海さんは先日千秋楽を迎えた「グレート・ギャツビー」に出演され、2回目の新人公演では主演のジェイ・ギャツビーに抜擢されました。
本公演のエディ・ニコルソン役と1回のみとなった新人公演での彩海さんの感想やカフェブレイクでの様子を書いていきます。
彩海せらが新人公演グレート・ギャツビーの主演に
やっぱ、可愛くてカッコいい
それが、あみちゃん#月組#彩海せら pic.twitter.com/zlq7SDbMuE— 大幸のぞみ@10.21オミちゃん対応(BA.1)の”フ”による4回目接種 (@NZM_210_J14) October 10, 2022
本公演ではエディ・ニコルソン役で可愛い少年を演じています。ギャツビーとの初めての出会いで初々しさや本で学ぶ姿勢やジュディ(きよら羽龍)との可愛い感じが出せるようにしていたそうです。
少年の役なのに目立っていましたね。
彩海さん輝くオーラが凄くて目を惹きます。
ジークフェルドの歌手ルディは華やかでカッコよくてトップスターのお披露目のようなショーに仕上がっていました。
彩海さんの歌は聴いていて心地よいです。
月城さんとは違った男役の華やかさがあります。
古池先生が『彩海くんは出来る』と言った意味がわかりますね。
また、今回付け加えられた【ジークフェルド・フォリーズ】では歌手ルディとしてソロを熱唱します。
センターで華があってトップスターのオーラがありました。彩海さんは歌を学んできた人の歌い方や華やかさを伝えたいと言われました。充分伝わっていましたよ。素晴らしいショーの幕開けでした。
また、アイスキャッスルで、ウルフシェイムの輝月さんをはじめとして男役スターたちがタバコを片手にカッコいいダンスを披露しました。ここも今回付け加えられたシーンです。
流石に男役10年以上のベテランになると、醸し出す男くささが渋い!裏社会の迫力を感じました。その中に彩海さんが踊っていました。中々でした。表現力が豊かです。
月組に2022年1月に組み替えになり9月に新公主演に抜擢されました。異例の速さですね。それだけ演出家の先生やプロデューサーの期待も大きかったのでしょう。
彩海せらが期待大の新人公演主演でカフェブレイクへ
雪組にいて、月組の「グレート・ギャツビー」公演を知り羨ましく思っていたそうです。
その羨ましい公演に出演が決まり、しかも新公主演にも抜擢され本当に嬉しかったと明るくはきはきとした受け答えでした。笑顔がさわやかです。
「グレート・ギャツビー」には宝塚の男役の美学が詰まっていて、”朝日の昇る前に”が素敵な歌です。
ギャツビーは背中で魅せる芝居が多いですね。男役として背中で魅せるのはカッコいい!特に”朝日の昇る前に”はデイジーを迎える前に全て完璧に用意し、後はデイジーが現れるのを待つだけだという感情で歌いました。
新人公演のデイジーのきよら羽龍さんとは本公演からコミュニケーションが取れていて、二人で舞台で出たものをどの様に繋げるかを話し合ったそうです。
常にきよら(きよら羽龍さん)を通してデイジーを見ていたとも。
新公の感想でも書いていますが、きよらデイジーは歌もお芝居も上手で海乃さんとは違うきよらさんのデイジーをみせてくれました。
とてもすばらしく感動しました。
私の勝手なデイジーのイメージそのものでもあったので。
彩海さんも憂いのあるジェイを演じましたが、もっとしたたかさが出ていると尚、良かったかも。
時々冷たいジェイになるのですが、悪になりきれていないが悪に手を染めている様子が、もっと伝わったら良かったかなあ。
彩海ジェイのきよらデイジーへの愛が勝ってしまったようです。
でも彩海さん素敵でした。研7であそこまで演じられるなんて、後3年でどんな男役に成長されるのかとても楽しみです。男役10年と言われますので。
『月城かなとさんについては、雪組の時から何から何まで教えて支えてもらった。悩むことが多く月城さんの言葉にヒントを貰い安心させてもらった。新公の開演前に客席へ行く前も大丈夫ギャツビーだからと。』
舞台脇の鏡にも(あなたはギャツビー)と貼ってあって…(月城さんが貼られたそう)
何て!月城さんは心優しいのでしょう。
トップスターってこういう方が成られるんですね。
新公を客席でご覧になったそうです。
近くの席の方は新公も気になり、客席の月城さんも気になったでしょうね。
羨ましいです。
一つの作品でこんなに歌を歌ったのは初めてで”朝日の昇る前に”の練習にかけた時間が多かったとも。
この歌は言葉の持っている重さや、もうすぐ朝日が昇るというピジョンを伝えられるか、メロディに乗せて届けられるのか?が課題だったようです。
『君は薔薇より美しい』というセリフがカッコよすぎて!2回言うんですと。
最初の若いギャツビーと5年後の再開に。ギャツビーの純粋で可愛い部分や、花束を渡してデイジーが1本だけ抜き取る姿を見たときの幸福感やギャツビーの期待が感情に乗るように演じられたそうです。
彩海さんは、月城さんとは月組に行ってからの方が話をすることが多いそうで、みていることが多かったのが直接教えて貰えるようになったと話していました。
1回目の新公主演は自分でいっぱいいっぱいで上級生に引っ張ってもらったそうです。
新公初主演は2019年6・8月雪組「壬生義士伝」原作は浅田次郎さんで南部藩の下級武士の吉村貫一郎(彩海せら)は、貧困にあえぐ家族を救う為に妻・しづ(彩みちる)を残して脱藩し、新選組隊士となります。北辰一刀流免許皆伝の腕前(師範なんですね。凄いです)なのに金と妻子の為に危険な任務につきます。
武士としての義理、家族への愛、そして友情という人間ドラマが凝縮された作品で、本公演では雪組トップスターで彩海せらさんの理想とする男役の望海風斗さんが熱演されました。新公は彩海せらさんと彩みちるさんがこれまた熱演。
武士の姿も美しく、研4で感動を与えられるなんて素晴らしい演技力と歌です。
一方彩みちるさんは別箱【2016年の「ドン・ジュアン」と2017年の「CAPTAIN NEMO」】でヒロイン経験もあり余裕の上手さだったそうです。
観られた方たちの感想は『これは新公じゃないな。感動する。上手すぎる』『彩みちるさんは別格だな。素晴らしい』だったようです。
1回目の新公で出来なかった周りを見ることができた。皆をどう引っ張っていけばいいのかを勉強したと答えていました。
新公の舞台挨拶の2回目で胸に迫るものがあり、涙が流れそうになるのを最後の新公だったので、ぐっとこらえて挨拶されたと語られました。
私はその我慢の様子を見て、最後の新公で1回のみの公演になってしまい、悔しい思いと今日やり遂げたという満足感を思い、よくがんばったね!と母のような感情が溢れて涙が流れてしまいました。
グレート・ギャツビーの新人公演の感想
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鳳月杏さんからの質問4個
1)理想の男役は?…望海風斗さん(元雪組トップスター)で男っぽくてカッコよくてパッションのある熱い男役だからだそう。
2)舞台で疲れたら…何時間もベッドで動かずやってしまった!と反省してから動くのだとか。
そうでしょ。疲れたらまず横になって体を休めますね。
ついうとうと…何て気持ちがいいですもの。
やってしまった!の言い方も可愛くて上級生から可愛がられるタイプですね。
3)組み替えで月組の第一印象は?…芸達者な方が集まっていると感じたそう。
4)好きな食べ物は?…白米!コメが好きだそう。嬉しそうに答えていました。可愛かったですよ。
彩海せらの組み替え前からの期待度
雪組にいて、月組の「グレート・ギャツビー」公演を知り羨ましく思っていた、その公演の新公主演に抜擢されます。
月組に2022年1月に組み替えになり7-9月の新公主演に抜擢されました。(残念ながら9月の1回のみとなりました)異例の速さですね。
それだけ演出家の先生やプロデューサーの期待が大きいということでしょう。研7なので最後の主演公演でした。
組み替え後半年で新公主演ということは雪組にいた時から、すでに決まっていたのでしょうか?5月に「ブエノスアイレスの風」に出演され、すぐお稽古に入られたのだと思います。
彩海さんは雪は個々に仲良し。月は皆同じ距離だと感じると言われました。
下級生の頃、もっと自分を出して言いと言われたが、月に来てもっとだなと思った。下級生がドシッとしてこうやりたい!ここでやらなきゃ、いつやるのってすごいと思う。白雪さち花に今尚そこへの意識の高さかと言わせます。
小池先生も「彩海はできる」と太鼓判の芝居力です。
太鼓判の理由は「ミュージカル教室でダンスと歌をやっていた。芝居をやっていた子は少ないかなと思って頑張ろうと、他では戦えないと思っていた」ことが大いに役立ったのではないでしょうか。
『芝居に対しては「第一印象」を大切に。台本を読んでいるうちに勝手に頭の中で何役かの声色に変わっている。それを大切にしようと心掛けている。色んな声を出していることを大切にしたいな。できないんですけど目標です』と。(歌劇9月号の白雪さち花との対談より)
彩海せらさんの本名とプロフィールは
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まとめ
10月16日のカフェブレイクに彩海せらさんが出演しました。
「グレート・ギャツビー」の新人公演の主演のことや月城かなとさんとのことや雪組から組み替えになったことなども語られました。
はきはきとした明るい方です。(ドラえもんの出木杉君みたいでいやなのだとか)
笑顔もさわやかで歌や芝居は研7でもかなり上手だと思います。
このグレート・ギャツビーは生い立ちが田舎の貧乏な青年ということを微塵も感じさせない大富豪感と、生涯一人のデイジーという女性への情熱と愛情の物語です。
後ろ盾を何も持っていない青年が大富豪になるには裏社会とのつながりがあるのではないかと想像しますが、やはりその通りでした。
ですが一人の愛する女の為に足を洗おうとします。実際にそんなにうまくいくはずもないのですが、以外にも拾ってくれたウルフシェイムから見放され解放?されます。
本当に心から生涯デイジーだけを愛していたのでしょう。そんなしたたかな人生を歩んできたであろう鋭い目つきや冷たい態度は月城さんにはかないませんが、彩海さんはちゃんと表現されていました。表現力が豊かで芝居が上手と評される訳です。
研4で新公初主演の時も高評価で将来を期待されていましたし、研7になって益々カッコいい男役になりました。TV番組などでいつもニコニコと穏やかに話される様子に益々好感を持ち、これからの成長を心から楽しみにしています。
次回は2022年11 – 12月「ELPIDIO(エルピディイオ)」KAAT神奈川芸術劇場・DCですね。どのような役を演じられるか楽しみです。
これからも応援していきたい男役スターです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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