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縣千の歌唱力と実力、オーラが強い路線スターの今後の展望は?

宝塚雪組

雪組の縣千さんが輝いています。

何期生で歌唱力と実力はどうなのでしょうか?気になりませんか?また、路線スターと言われている理由や今後の展望を考えてみました。

まずプロフィールから調べていきます。

縣千のプロフィール

本名 小林千里
生年月日 1996年~1998年2月10日
出身地 京都府宇治市
出身学校 府立莵道(とどう)高等学校
身長 172cm
星座 みずがめ座
愛称 あがた
初舞台 月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-

2013年に15歳~17歳で受験しているので、1996年~1998年生まれで、2023年3月現在は、25歳~27歳です。

愛称はあがたと記載されていますが、あがちんとよく言われています。

芸名の由来は宇治のあがた祭り(縣神社)からだそうです。

あがた祭りは、毎年6月5日から6日未明にかけて行われ、深夜に沿道の灯火を全て消して暗闇の中を梵天渡御が行われることから、別名「暗夜の奇祭」などと呼ばれており、宇治を代表するお祭りの一つだそうです。

ご利益がありそうな名前ですね。

101期の初舞台は2015年月組『1789-バスティーユの恋人たち-』主演は龍真咲さんです。そう、星組で6月2日から公演する舞台と同じですね。こちらは礼真琴さん主演。

子供の頃から興味を持つと突き詰めるタイプで、石ころ集めが好きで、そこから発展して、鉱物までも!鍾乳洞にも行っていたそうです。

中学時代、宝塚大劇場で初観劇し、ファンになり、その帰り、雑誌を劇場売店で購入。その1冊の本を“バイブル”にして受験に向かいます。

「その雑誌は大劇場でしか売ってないものだと思って(笑)何年もその同じ雑誌を見ていました」と縣さんが新聞のインタビューに答えていました。

管理人
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ピュアな中学生なので、大劇場でしか購入できないと思ったのでしょう。

大人に聞いたりはしなかったのですね。

初めて観た宝塚の作品は、2005年月組公演Ernest in Love」のDVDです。

宝塚初観劇は中学生の時で、宙組公演「TRAFALGAR/ファンキー・サンシャイン」。パワー溢れる舞台に感銘を受け、自分も同じように舞台で輝きたいと、音楽学校受験を決意しました。

管理人
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2010年7-8月公演で、主演大空祐飛さんヒロイン野々すみ花さん、そして、当時研8の凪七瑠海さんが出演でした。

凪七さんといえば、『蒼穹の昴』で共演していますね。

多感な中学生の時に観た舞台のスターと共演なんて、感動的だったでしょうね。

その時のあがちんの顔が目に浮かびます。

受験は1度だけと決め、ピアノは習わずに宝塚音楽学校を受験し一発合格しました。

管理人
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凄いです。集中力や目標の決め方がすでに男前です!

suwa music school 出身なのでダンスは得意です。このスクール出身者は他には安蘭けいさん、夢咲ねねさん、一禾あおさん、諏訪さきさんがいます。

管理人
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雪組の諏訪さきさんの母(元花組の諏訪あいさん)が経営しているスクールです。

一禾あおさんも雪組スターです。

音楽学校入学後はピアノの試験に苦しんだそうで、「毎日2時間はピアノをやるって決めて、やりました。毎日練習していたら好きになり、成績も上がりました。

緊張するタイプですが、予習しすぎてもダメなので、加減が難しい。煮つまってきたら朝から寮のリラックス室で踊る。ストレス発散になります。チャレンジすることは大好きです。適当に流すのは、モヤモヤしちゃう」自分を見失わない一途なタイプで努力を惜しみません。

縣千の歌唱力と実力

2018年6-9月凱旋門新人公演初主演研4
2021年8-11月CITY HUNTER新人公演主演研7
2022年1月Sweet Little Rock ‘n’ Rollバウ初主演研7
2022年3-6月夢介千両みやげ新人公演主演研7

2018年の『凱旋門』は研4で新人公演初主演に抜擢されました。すでに男役の声と顔になりセンターに立つ華やかさがあったそうです。本役の主演は轟悠さんでした。

まだ4年目。雪組「凱旋門」新人公演で初主演する縣千は、先輩やファンから「あがた色」と呼ばれる個性を、すでに発揮している。若さと躍動感、色気を含んだまなざし。素質は十分だ。

 「まず、轟(悠)さんから何が学べるか。役を通して、轟さんの渋さ、格好良さをどう出せるか…」

 本公演の主演は、劇団理事で専科から出演している男役の体現者・轟悠。新人にとっては、超難役だが、抜てきには理由がある。

 「以前(雪組トップ)望海(風斗)さんから『役はそのときの自分に必要なものがくる。運命的なんだよ』と言っていただいて。今回も、今の自分に必要な役なのだと思います」

日刊スポーツ2018年6月14日

2021年『CITY HUNTER新人公演主演は2回目で研7でした。

冴羽獠さんのおちゃらけてる部分で皆と、香に対する照れ隠しのバリエーションをみせたいです。

アルマ王女とのデュエット♪みつけてよ~♪は、香への想いに気づいてほしいと思って歌っています。

香のはばまい(音彩唯)とは、お互い好きにやろうと話し合いました。

イスに座る姿も、冴羽獠とは少し違い宝塚の上品さをくさ無い事に気をつけました

自分の気持ちを作り上げる前にどんどん次のシーンへ行ってしまい、新人公演は不安でいっぱいでしたが、お客様の笑い声で楽しんで演じられました。

彩風さんに「皆を信じて」とアドバイスされ、皆がサポートしてくれるので東京公演は皆と関わる時間を大切に信じて頑張りたいと思います。とインタビューに答えていました。

管理人
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舞台挨拶は不安を口にしていましたが、あがちんが楽しんで演じられたことが重要で、観客の手拍子や笑い声が心から嬉しかったそうで、それを力に変えて落ち着いて演技ができたことは素晴らしいです。

縣さんの持ち味の陽の感じにピッタリでコミカルなシーンは文句なく、シリアスなシーンでは一転してカッコいい美形男子になれてしまう。

香とのお互いパートナー失格の感じがよく表現されていて、映像はちゃんと新公の二人だったそうです。

歌は、音程に問題ありな箇所があったようですが、そこはこれからの課題ですね。

伸びしろがあることは素晴らしいです。

2022年1月の『Sweet Little Rock’n’Roll』でバウ初主演に抜擢されます。

昨年の新人公演に続いての抜擢なので、雪組のプロデューサーがあがちんを推しているのがわかりますね。

1月には「Sweet Little Rock’n’Roll」バウ初主演を経験して“何が違うか”と問われると、お客さまが楽しんでくださっているのかな?と常に考えるようになりました」。“舞台人”としての自覚も備わり、さらなるステップアップが期待される。

2022年5月14日スポニチ

同年3月『夢介千両みやげ』で3回目の新人公演主演に抜擢されます。

管理人
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雪組は一人っ子政策といわれる訳です。

一人にターゲットを絞ったらとことん爆上げしていきますね。

研7最後の新人公演でした。

2022年の『夢介千両みやげ』の新公演では長(リーダー)としても真ん中に立ち、「春の暖かさを感じられる季節に、皆様がお天道様のように優しく温かく見守って下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。この空間に、笑顔の花が咲いたらいいなと思っておりました」と、あいさつした。

 終演後は「夢介が道楽修業として勉強して、すべてを真新しく感じたように、縣千としても夢介としても楽しむことができた」と満足そうな表情を見せた。バウ主演の経験値も積み「『楽しんでいただいているかな?』と常に考えていた。故意に笑わせようという訳ではなくて、一場面ごとお客様とのセッションのように思って演じた」と表現の広がりを実感していた。

スポーツ報知より

そして2021年新人賞を受賞しました。おめでとうございます。

(宝塚Stage Albumに掲載され毎年4月に発行されます。2020年度賞と2021年年度賞は歌劇8月号や宝塚GRAPH8月号での掲載でした。)

2021年4月~2022年3月までの公演が対象となりますので、下記の公演の評価だと思います。

2021年1 – 4月fff-フォルティッシッシモ-テレマン
2021年5 – 6月ほんものの魔法使モプシーバウ公演
2021年8 – 11月CITY HUNTER冴羽獠新人公演主演
2022年1月Sweet Little Rock ‘n’ Rollバウ公演主演
2022年3 – 6月夢介千両みやげ夢介新人公演主演

ほんものの魔法使い』では主演の朝美絢さん(まだ正式な2番手ではありませんでした)の相棒のしゃべる“犬”モプシーに扮し、演技力、表現力も発揮して、SNSでもかなり話題になっていました。

🌸『ほんものの魔法使い』のブルーレイありました。配信は探しても見つかりませんでした。

何度も観たい方はブルーレイでモプシーをみてね。

2021年新人賞には同期で月組の101期の礼華はるさんも新人公演主演に2回抜擢されて選ばれています。

最新の公演は2023年2月の東上公演『海辺のストルーエンセ』です。

指田さんとの歌劇対談では、クリスチャンは過去の出来事のせいで大人になって横暴な行動をとったり、王様ってこんな話し方するんだなと思わせる様な口調など意外な部分が沢山ある役だと感じました。ヨハンを困らせるくらい暴れまくりたいなと。

最初の悪ガキみたいなところからのクリスチャンの成長みたいなものがみえたらいいな。ファンキーな感じ。自分の中にファンキーな部分があまりない気が…

ここで朝美さんに「激しさあるよ!テンション上がった時の感じ、ファンキーだよ」と突っこまれ、指田さんにも「結構オラオラしていると思う。」と言われ、

嘘!!!じゃあそれをちゃんと自覚していかないとですね。

管理人
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うーん!あがちん、ファンキーじゃないと思っていたんだ!
冴羽獠だって相当ファンキーだったと思うけど…

クリスチャン7世のテーマソングはやたらと激しかったそうで♪愛してくれ愛が足りない一人だけなんて時代遅れだろう♪と歌い、大勢の人と一緒にいても心の隙間は埋まらないという歌でした。

史実のクリスチャンが「王妃を愛さない。一人の妻を愛することは時代遅れ」と宣言したことからこの歌になったのでしょう。

最後の決断できないクリスチャンにヨハンは「私たちがやり残した遊びをしましょう」といって、決闘します。

剣を挟んで向かい合うヨハンは、むしろ嬉しそうな顔をして微笑んでいる様でした。決闘の直前なのに、殺されることが分かっていたのに。

だからヨハンはクリスチャンに殺されて幸せだったのだと思えたそうです。

管理人
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映画では絞首刑台に上がる所まででした。

関連記事:海辺のストルーエンセのあらすじと人物相関図と映画との比較

何度も観たい方はブルーレイを!(5月16日発売です)

縣千はオーラが強い路線スター

2015年研1から役付きでしたので、劇団がトップスターへの育成を決めていた、いわゆる路線スターです。

センターに立つ時の華やかさやビジュアルとダンスの表現力や綺麗さや、犬から海坊主という役でも、なりきってしまう芝居力が素晴らしいです。

演技が上手くて歌が上手くても、センターに立った時のオーラが残念ながら無いスターもいます。

オーラは元々その人に備わっていて、オーラの強弱はありますが、オーラが強い人は華やかさも持ち合わせている事が多い様に思います。

トップスターへの条件

新公主演に3回、バウ主演に1回抜擢されています。あとは東上主演のみです。

現トップの柚香光さん、彩風咲奈さん、月城かなとさん、真風涼帆さんは東上主演に2回抜擢されています。

管理人
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歴代トップの東上公演主演回数を調べた記事が『和希そらが心中に続き2回目の東上主演』です。

関連記事:和希そらが心中に続き2回目の東上主演(8月28日〜9月5日・9月11日〜9月19日)

2023年は研9の縣千さんです。

男役10年で一人前と言われています。

ちょっと歌が…と言われていましたが、どんどん上達しています。

昨年の朝月希和さんのミュージックサロンでの縣さんは柔らかな笑顔と堂々とソロを歌っていて、ダンスは勿論、申し分ありません。

男の色気がどんどん加わり素敵な男役になってきました。

なので東上公演主演に2回抜擢されたらトップスターへの条件クリアとなります。

関連記事:朝月希和の一夜限りのミュージックサロン配信感想

今後の展望

雪組はトップが93期の彩風咲奈さん、2番手が95期の朝美絢さん、3番手が96期の和希そらさん、4番手が101期の縣千さんだと思います。

朝美絢さんは東上2回主演を果たしトップスターの条件をクリアしました。

順当に進むと、次期トップが34~36歳で朝美さんなら、5~6年先に和希さんがトップになるとして年齢が35歳~36歳になります。

これなら、和希さんの2回目の東上はもっと先でも良かったはず。(縣さんが先でも)

和希さんを2回東上主演に抜擢した理由は、組替えで、どこかの2番手にするのではないかトップスターになると予想します。

まとめ

101期の雪組の縣千さんについて調べてみました。

2023年3月現在は、25歳~27歳で、研9になります。

ダンスや芝居の実力は申し分なく、歌もどんどん上達しています。

センターに立つオーラも強く華やかな存在で、2015年の研1から役付きになり、早くから推されている路線スターです。

今後の展望として、新人公演主演に3回、バウ主演に抜擢され、トップスターの条件をクリアするには東上公演の主演を2回しなければなりません。

3月現在、雪組でトップスターの条件をクリアしているのは2番手の朝美絢さんです。

8-9月『双曲線上のカルテ』で和希そらさんも東上公演主演の2回目なので条件クリアになります。

和希さんに続き、あがちん(縣千)の抜擢はあるでしょう。

今後の縣さんの雪組東上公演主演を楽しみに待ちたいと思います。

4月22日からLilac(ライラック)の夢路』-ドロイゼン家の誇り-アントン役で出演します。

楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

『ライラックの夢路』『ジュエル・ド・パリ」2023年大劇場で雪組トップコンビお披露目公演で109期初舞台(追記有)』の記事

 4月22日~5月28日(宝塚大劇場)・ 6月17日(土)〜7月16日(東京宝塚劇場)

関連記事:『愛するには短すぎる』正塚晴彦演出のラブストーリーの全国ツアー8月25日〜9月18日

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