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月組DEEP SEAラテンショーの感想と海乃美月爆上げの理由を考えてみました。

宝塚月組 

大劇場で月組公演の『応天の門』と『DEEP SEA-海神たちのカルナバル-』が千秋楽を迎えました。

今回は『DEEP SEA-海神たちのカルナバル-』の役替わりのエトワールや海乃美月さんが爆上げされていた理由を考えてみました。

公演の感想から書いていこうと思います。

Deep Sea 宝塚のラテンショー

海底神殿に集う海神たちが、見たこともないような深海の美を繰り広げる情熱のカルナバル。月城かなとを中心とした月組生達の魅力はじけるラテンショーで、熱いグルーヴに満ちた魅惑の世界

宝塚ホームページより

応天の門』は和製シャーロックホームズとワトソンの様な物語だったので、月城さんのハデハデなラテンの衣装での幕開けは今までの月組にはないオラオラ感が出て新鮮でした。

月組は歌が上手いスターが多く、曲名は分からなくても楽しめるショーでした。

お決まりの男役の女装のシーンもあり、あっという間でしたが、衣装も華やかな色が多く若手も活躍していました。

キャスト別感想

月城かなと・海乃美月・鳳月杏

ラテンの衣装ってフリフリギラギラなイメージですが、期待を裏切りませんでした。

管理人
管理人

男役は大きなフリルに包まれている衣装でオコゼの背びれみたいでしたね。

頭の大きな羽根飾りが華やかでした。

娘役は肩と腕が出てスカートがアシンメトリーのフリフリなので可愛いかったです。

ミニ側の足が皆さんキレイで色っぽかったな。

美月人魚は、サテン風のグリーン色の衣装で、魔法をかけられ、ミニドレスの女の子になります。

そして鳳月杏さんとのデュエットダンスで、リフトされました。

管理人
管理人

美月さんはロック風のミニドレスで可愛かったです。

鳳月さんは黒のマタドール風なスーツにフリフリ付きの白シャツでカッコいい!

月城さんと海乃さんのデュエットダンスは個性的で、銀橋でドラマ仕立ての様に突き離したり、引き寄せたりするタンゴでした。

このシーンは海乃さんがリードしていて、身体能力の高さを感じました。ダンスが得意なので、ダンスのキレも素晴らしく、足も美しく色っぽい。

月城さんはあまりダンスしていなかった様にみえました。

衣装は黒のラメラメで、海乃さんの背中はもちろん、黒のシースルーです。

今回の見どころの一つは鳳月さんの女装です。

秘密の花園というパートでは、太ももまでスリットが入ったドレスで月城さんとデュエットダンス。

鳳月さんのスリットから除く、足の長さと綺麗さにびっくり!何と!色っぽくてドキッとしました。

風間さんのソロでのデュエットダンスでした。

風間さんは裏声への切り替えがとても自然で高音がキレイで表現力が素晴らしかったな。

自信に溢れたソロでした。

管理人
管理人

鳳月さんは化粧直しの時間なく、男役のダンスがあるのでメイクは男役のままでした。

それでも美しいですね。ちなつさん!

メイクが娘役の様ならもっとインパクトがあったかもしれませんね。

鳳月さんと月城さんのダンスからせり下がる時に「ニヤッ」と笑う月城さん。

その顔が意中の女を射止めたぞ!と物語っていました。表情でこれだけ表現する月城さん、あっぱれです。

大活躍の風間柚乃と礼華はると彩海せら

お芝居でも黒い役で大活躍し、妖しく輝いていた風間さんでしたが、ショーではソロを何度もしていました。

特に鳳月杏さんが女装し、月城さんとのデュエットダンスのソロは圧巻でした。

ぱるくん(礼華)さんとあみちゃん(彩海)と歌い継ぎのソロで彩みちるさんとの楽しそうなダンスでした。

ぱるくん、歌がどんどん上達しています。

3人とも本当に楽しそうでした。見ていてほっこりした気持ちになりました。

退団者が輝きを放つ演出

組長の光月るうさんと、副組長の白雪さち花さんのフィナーレのポジションの良さ!にビックリしました。

ライブ配信カメラが月城さんを抜くと必ず、すぐ後ろか隣りにいました。

フィナーレの並びは下手側から、彩海せら・天紫朱李・白雪さち花・風間柚乃・鳳月杏・月城かなと海乃美月光月るう千海華蘭・彩みちる・礼華はる・夢奈瑠音さんでしたね。

管理人
管理人

光月るうさんはこの公演で退団です。

影ソロも白雪さんと二人でしたね。

美月人魚姫のシーンでは千海さんも影ソロに!千海さんも退団です。

一方、若手もどんどん銀橋に出す演出をされる稲葉さんは102期~107期の男役6名もダンスに起用していました。

102期の柊木絢斗(応天の門では「伴中庸」)・103期の彩路ゆりか(応天の門の新公で「藤原良房」本役は光月るう)・103期の瑠皇りあ(応天の門では「吉祥丸」)・105期の七城雅(応天の門の新公初主演「菅原道真」本役は月城かなと)・106期の涼宮蘭奈(応天の門の新公「大師」本役は結愛かれん)・107期の天つ風朱李(応天の門の新公「清和帝」本役は千海華蘭)

花組の『Fashionable empire』のショーでも退団者への心使いや、下級生まで銀橋で踊らせる演出なので新人がどんどん起用されています。

ラテンのショーは、ギラギラでガンガンダンスするイメージですが、海がテーマで退団者や若手の見せ場を作る稲葉さんの演出は、楽しかったなあ。

海乃美月の爆上げの理由を考えてみました

海乃さんはダンスとお芝居には実力があり、今回のラテンショーでは、ほとんどのシーンに出てダンスや歌を披露していました。

月城さんはダンスが得意ではないと感じました。

ソロダンスはあまりなくて、タンゴのデュエットダンスもお芝居のような演出になっていました。

月組は大人っぽいタンゴのダンスナンバーが多く、デュエットダンスだけではなく、カップルで踊るタンゴはカッコよくて素晴らしいと思います。

その中でもトップコンビのダンス、特に海乃さんの足さばきは本当にキレイできれがあります。

さて、2023年のカレンダーの記事にも書いていますが、海乃さんのカレンダーの掲載月が気になりました。

2023年スターカレンダーは2月に掲載、ステージカレンダーのは3月に海乃美月さんが掲載され、潤花さんと真風さんは共に最終月は4月でした。

関連記事:宝塚カレンダー2023が発売に!2022との比較をしてみました

海乃さんは97期で1994年生まれなので、2023年3月現在29歳です。2021年8月にトップ娘役になり2024年4月からは4年目に入ります。

月組歴代トップ娘役を調べてみると2年から6年の就任期間で年齢は26~31歳でした。

83期彩乃かなみ3年2か月31歳
90期蒼乃夕妃2年4か月28歳
95期愛希れいか6年7か月27歳
99期美薗さくら 2年9か月26~28歳

2023年カレンダーと歴代トップ娘役の就任期間と年齢から2023年中か2024年に退団されるのではないかと予想しました。

ですが、『応天の門』の東京公演の千秋楽の後に退団の発表がなければ2023年はないですね。

2024年4月からはトップ娘役になり4年目なので卒業を意識するのかもしれません。

歌は少し苦手なのかな?と感じますが、そこは月城さんがカバーですかね。

その演出のお陰で月城さんはカッコよく、海乃さんはダンスパフォーマンスのきれもポーズとりも一段と美しくなっていました。

ありちゃん(暁千星)が抜けたので、ダンスできる海乃さんを爆上げしたのかも?

管理人
管理人

ブラックジャックのショーは何かキラキラした感じが無かったなあ。

ありちゃん(暁千星)が抜けたせいかと感じましたね。

ここで月組のトップ娘役の条件(新公・バウ・東上ヒロイン)をクリアしている娘役を調べてみました。

101期のじゅりちゃん(天紫珠季)です。じゅりちゃん身長が166cmあるのですね。

SNSの評価はきよら羽龍さんか花妃舞音さんが次期トップ娘役候補だそうです。

きよらさんは華があり、歌も上手でグレート・ギャツビーの新人公演のデイジーはとても繊細な表現で素晴らしかったです。

『応天の門』で藤原多美子役の花妃舞音さんも可愛くて表現力もあり素晴らしかったですね。

99期彩みちる163cm新公2東上3
101期天紫珠季166cm新公1バウ1東上2
104期きよら羽龍161cm新公2東上1
106期花妃舞音163cm新公1

役替わりのエトワール

このショーは、エトワールが5名いて、日替わりでした。

きよら羽龍さんがエトワールに抜擢された配信だったので、パレードではきよらさんの高音が響き渡っていました。

何故、こんな形式にしたのでしょう?月組のスタイルを確立していきたいとの想いなのでしょうか?

はたまたヅカファンにチケットを沢山購入して貰うのが狙いなのでしょうか?良い方に考えると、エトワールのチャンスをあげ、輝きなさい、名前を知ってもらいなさいという配慮なのでしょうか?

いずれの理由でも、私は5名とも配信が観たいです。

関連記事:Deep Sea-海神たちのカルナバル-宝塚月組の新しい取り組み?エトワールが役替わりに!

階段降りは、エトワールのきよら羽龍さん→彩海せらさん・礼華はるさん→天紫珠李さん・彩みちるさん→風間柚乃さん→鳳月杏さん→海乃美月さん→月城かなとさん

の順番でした。

まとめ

DEEP SEA-海神たちのカルナバル-』の感想と海乃美月さんが爆上げされていた理由を考えてみました。

海神のラテンショーは久しぶりにキラキラ感がありました。

2番手の鳳月杏さんが女装をし、月城さんとの色っぽいデュエットダンスは素晴らしかったです。鳳月さんはスタイル抜群でちょっと驚きました。

海乃さんがほとんどのシーンでダンスして、月城さんとの銀橋でのタンゴがドラマの様で、あの狭い場所で突き放したり引き寄せられたりと身体能力の高さを感じました。

エトワールに抜擢されるほど歌が上手な風間さんは、裏声への切り替えが自然で素晴らしい高音を披露してくれました。

礼華さん、彩海さん、さんは楽しさが溢れるダンスと歌でとても良かったです。

役替わりのエトワールも5人なので5回楽しめるこのスタイルも有かなと思いました。

月城さんは歌の割合が多めですが、ダンスも海乃さんとなら、難しいステップは海乃さんが担当することで二人のスタイルは完成していました。

この海乃さんの爆上げスタイルは今後も続くのではないかな?トップ娘役に就任し3年目を迎えようとしています。

芝居もダンスも歌も進化していますのでこの勢いで次の『Death Takes a Holiday』も輝いて欲しいです。

やっぱり宝塚はお芝居とキラキラ華やかなショーでなくちゃ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回作は、6月12日~28日東急シアターオーヴ『Death Takes a Holiday

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