2023年6月12日~6月28日東急シアターオーヴで「Death Takes a Holiday」の上演が決定しました。
では、どの様な内容の作品なのでしょうか?2011年のミュージカルと1998年の映画のあらすじを調べてみました。
追記しました。追記部分は赤字になっています。
Death Takes a Holiday2011年ミュージカルのあらすじ
2011 年 6 月 10 日にローラ ペルス シアターのオフ ブロードウェイで初演されました。
ピーター・ストーンとトーマス・ミーハンによる脚本、ダグ・ヒューズによって監督、
モーリー・イェストンによる音楽と歌詞による新しいミュージカルでした。
かなり歌が多いですね。
オフブロードウェイとは?
ニューヨーク市マンハッタンにある比較的小さい劇場で上演されるプロの演劇を指します。
ブロードウェイにあっても、劇場が小さければ、オフ・ブロードウェイと呼ばれます。
目安としては100席から500席未満(100 – 299席という説もあり)の劇場を呼びます。
ブロードウェイよりも小さく、オフ・オフ・ブロードウェイより大きい劇場
ジュリアン・オベンデン(シルキ王子/デス)→代役:ケビンアーリー
ジル・ペイス(グラツィア)、
マイケル・シベリー(ランベルティ公爵)
「死は休日を取る」
1920年代の裕福なイタリア人家族の物語です。
なぜ人々が彼を恐れているのか何年にもわたって疑問を呈した後、死神(デス)はシルキ王子(ケビン・アーリー)として3日間人間の形を取り、人間と交流して答えを見つけようとします。
彼は公爵に自分自身と彼の意図を話した後、ランベルティ公爵(マイケル・シベリー)家に滞在して答えを見つけようと、公爵の別荘に居住します。
そして、死神は美しい若いグラツィア (ジル・ペイス) に恋をします。
グラツィアの父のランベルティ公爵は、グラツィアをあきらめて彼女を残すように彼に懇願します。
死神は、グラツィアが生きるために自分の幸せを求めるか、犠牲にするかの間で葛藤します。
グラツィアの父と彼の家族の嘆願を聞いた後、死神はついにグラツィアを生かし、本当の自分である黒い影に戻ることにしました。
彼が出発の準備をしているとき、グラツィアは彼と一緒に行くことを選び、彼が本当は誰であるかをずっと知っていたと彼に話しました。
そして死神は、愛は幻想よりも大きく、死と同じくらい強いと宣言します。
そしてグラツィアに腕を回すと、二人とも一瞬で消えました。
生き生きとしたユーモアと死の存在、ケビンアーリーは背が高く、ハンサムで傲慢な顔立ちと、グラツィアとしての力強い声のジル・ベイスが素敵だったそうです。
こちらは、本当の愛を知り相手が死神であってもついて行ったのですね。
私はこちらのエンディングが好きです。
本当の愛のつながりがあり、父親や家族に会えなくても、自分の愛した人を選ぶ何て!ロマンがあって素晴らしいです。
ミュージカルなのでかなり楽曲が多いです。
「Death Takes a Holiday」のDVDを見つけました。
このDVDを観た方のレヴューです。
映画公開時の邦題は「明日なき抱擁」です。
ラストはややご都合主義的な「ジョー・ブラック~」とは少し違って、少し悲しい終わり方です。
死神が扮した伯爵役のフレドリック・マーチは上品で知的な雰囲気を漂わせており、まさにピッタリのハマリ役ですね。
私もフレデリック・マーチはピッタリだと思いました。
1998年ジョー・ブラックによろしくのあらすじ
1998年「ジョー・ブラックによろしく」アメリカ映画です。監督・制作はマーティン・ブレスト
脚本はボー・ゴールドマン、ケヴィン・ウェイドロン・オズボーン 、ジェフ・レノ
出演者 死神はブラッド・ピット
ビルはアンソニー・ホプキンズ
スーザンはクレア・フォーラニ
ある日、メディア会社の社長のビルは不思議な声を聞く。
愛娘のスーザンは、その日にコーヒーショップで青年と出会い、気さくで優しそうな態度に好感を持ち、後ろ髪惹かれる思いで別れます。
この青年は車にひかれてしまいます。その夜、家族と食事中にビルはまた不思議な声を聞き「私に会えるよ」と告げられます。
そしてスーザンがコーヒーショップで会った青年が現れます。
彼は青年の体を借りた死神だった。人間の生活に興味をもった死神が、ビルを連れて行く前に彼に案内を頼みにきたのでした。
家族への説明に困ったビルは、青年をジョー・ブラックだと紹介する。出会った時と印象の違うジョーを見て初めは困惑していたスーザンだったが、次第に彼の不思議な魅力に惹かれていく。父親のいう“情熱”を確かに感じていました。
スーザンとジョーはお互いに愛し合うが、自分の身分を全てスーザンに話し、ビルの誕生パーティの後に連れていくと話されます。
誕生パーティで花火が上がる楽しい時間にジョーとビルは二人で去っていきます。
そして、数分後にジョーだけが戻ってきます。
ジョーの様子が死神とは違い「僕は何故ここにいるのだろう?」アメリカ映画的なハッピーな幕引きでした。
本来、死亡していたジョーをスーザンの為に戻してやることを死神が選んだのです。
アメリカ映画らしいハッピーエンドでした。
ブラッド・ピットだったからでしょうか?
これは、ちょっとスッキリしない結末でした。
Death Takes a Holiday 月組のあらすじは?(再追記有)
主演:月城かなと、海乃美月
潤色・演出/生田 大和
東上公演
潤色・演出/生田 大和『ファントム』『グランドホテル』『タイタニック』『ナイン』等の音楽を作曲したモーリー・イェストンが作詞・作曲を手掛けたミュージカル『Death Takes a Holiday』は、2011年にオフ・ブロードウェイで初演され、2011年~12年ドラマディスクアワードの11部門にノミネート。映画「明日なき抱擁」「ジョー・ブラックをよろしく」など度々翻案・映画化されヒットを重ねたアルバート・カゼーラの戯曲を元に、死と愛の超克を歌い上げた名作に、モーリー・イェストンならではの美しい旋律が絡み合う珠玉のミュージカルです。
宝塚ホームページ
オフブロードウェイとは?
ニューヨーク市マンハッタンにある比較的小さい劇場で上演されるプロの演劇を指します。
ブロードウェイにあっても、劇場が小さければオフ・ブロードウェイと呼ばれます。
目安としては100席から500席未満(100 – 299席という説もあり)の劇場を呼びます。
ブロードウェイよりも小さく、オフ・オフ・ブロードウェイより大きいです。
1920年代前半、イタリア。猛スピードで走る一台の車が突如不思議な闇に包まれ、ランベルティ公爵の娘グラツィアが車外へと投げ出される。不思議なことに、彼女はかすり傷一つ負わなかったが、その瞬間、確かに何かが起こったことを感じていた…。
宝塚ホームページ
その夜、ランベルティ公爵家へ死神が現れる。何世紀にも亘って人々の魂を集めてきた死神は、なぜ人間が生きることに執着するのか、愛とは何なのかを知りたいと考え、ロシアの公爵ニコライ・サーキの姿を借りて二日間の休日を過ごすこととしたのだった。
彼の正体を知らない館の人々は、すぐさま妖しい美しさを秘めたサーキに魅了されるが、その瞳の奥に広がる闇を見た者は恐怖に慄いてしまう。しかし、グラツィアだけは、サーキの瞳の奥に永遠の幸せと愛を見出し、サーキの姿を借りた死神もまた、彼女の瞳に同じものを感じるのだった。互いに強く惹かれ合う二人だったが、死神の休暇はまもなく終わりを告げようとしていた。
二人は黄泉の世界へ旅立っていくのでしょうね。愛の力が勝り儚い命でしたが、お互いを理解しあえて幸せな旅立ちなのでしょう。
「恋の大和路」の忠兵衛とお梅を思い出してしまいました。
私はこちらの終わり方の方が好きです。
月城さんと海乃さんにお似合いでしょう。多分こちらも歌が多めだと思うので、月城さんと海乃さんにはピッタリな役ですね。
二人の演技と歌やダンスに期待大です。
追記)主演二人の役名が発表になりました。『応天の門』の昭姫が姉御の様であまりにもお似合いだった海乃美月さんなので、今回の神秘的な物語のヒロインも期待しています。
また、端正な顔で菅原道真の若い頃を原作に近いイメージで、しかもちょっと大人な演技をされた月城さんの死神は、想像するだけで素晴らしいと思います。6月公演が楽しみです。
再追記)全てのキャストが発表になりましたので再追記しました。
死神/ニコライ・サーキ | 月城かなと |
グラツィア・ランベルティ | 海乃美月 |
ダリオ・アルビオーネ男爵 | 英真なおき |
ステファニー公爵夫人 | 白雪さち花 |
エリック・フェントン少佐 | 夢奈瑠音 |
コラード・ダニエッリ | 蓮つかさ |
フィデレ | 佳城葵 |
エヴァンジェリーナ・ディ・サン・ダニエッリ公爵夫人 | 彩みちる |
ヴィットリオ・ランベルティ公爵 | 風間柚乃 |
ソフィア | 桃歌雪 |
トリステーサ | 菜々野あり |
ロレンツォ | 一星慧 |
アリス・ランベルティ | 白河りり |
フェリシオ | 瑠皇りあ |
コーラ | まのあ澪 |
ヤング エリック | 爽悠季 |
デイジー・フェントン | きよら羽龍 |
ヤング ロベルト | 七城雅 |
英真なおき風間柚乃さんはランベルティ公爵(グラツィアの父)ですね。きっと!した。
キャスト18人中、100期以降が10人になりましたね。
『応天の門』の新公初主演の105期七城雅さんや、103期が白河りりさん、瑠皇りあさん、まのあ澪さん、爽悠季さんの4名、104期はきよら羽龍さん(『グレート・ギャツビー』の新公ヒロインでした。)
Death Takes a Holidayまとめ
2023年6月に「Death Takes a Holiday」が上演されます。
2011年offブロードウェイで好評を博したミュージカルです。
死神(デス)の月城さんは目の演技が素晴らしい方です。ギャツビーがそうでした。
また、令嬢のグラツィアは海乃美月さんです。海乃さんもピッタリな役ですね。二人とも歌とダンスの相性がよく、素敵なデュエットダンスを魅せてくれることでしょう。
イタリアの物語なので、きりっとした死神ですね。
ポスターが出来ることを心待ちにしています。→月城さん、物凄く男前で神秘的です!
海乃さんが2023年の宝塚のカレンダーは最終月が3月だったので退団なのか!心配しましたが今のところ発表はないので2023年前期は大丈夫そうです。
ホッとしました。
再追記)尚、2番手の鳳月杏さんは6月7・8日と11・12日にディナーショー『Gemini』に出演です。共演者は英かおとさん、彩音星凪さん、羽音みかさん、一乃凜さんです。
6月14日~25日は『月の燈影』バウホール初主演の礼華はるさん、彩海せらさん、天紫珠李さん、花妃 舞音さん、一輝翔琉さん他と専科から夏美ようさん、悠真倫さんが出演されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「応天の門」道真の月城かなとさん、昭姫の海乃美月さん、在原業平の鳳月杏さん素敵。記事書いてます
↓
コメント