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うたかたの恋 花組新人公演の配信の感想

宝塚花組

3月2日に『うたかたの恋』の新人公演がありました。

残念ながら、大劇場は中止になり、今回1回のみの公演となりました。

新人公演の配信の感想をキャスト別に書いていきます。

希波らいとルドルフ(本役:柚香光)

103期の研7です。

最初のマリーと二人の♪うたかたの恋♪は落ち着いて声も良く出て上手かったです。

長身でバランスの良いスタイルなので綺麗でした。

マリーとの愛を貫く強い気持ちを目力で表現していました。

マリーをみつめる眼差しは優しく愛情あふれる思いをよく表していました。

自分の置かれている立場に未来がない思いを、重く、でも強い気持ちを持った元気なルドルフでした。

最初のうちは声を張り上げているように聞こえる部分が多くありましたが、だんだん良くなっていきました。

途中のソロで音程が危ういところがあって残念!それ以外は全般に歌が上手でした。

自暴自棄になり、ガラスに写る自分の姿を銃で撃つ表情はうつろでせつなく胸に迫るものがありました。

本役の柚香さんの儚い危うさを持ったルドルフとは違っていました。

こういうルドルフの解釈もあるんですね。

死後の世界の、ルドルフとマリーのデュエットダンスは大役を果した安堵感からか穏やかな表情の希波さんでした。

白い軍服が良く似合っていてかっこよかったです。

希波さんは台詞も歌も多く大変な役だったと思いますが、頑張っていました。

関連記事:希波らいとが2回目の新人公演主演に抜擢!

七彩はづきマリー(本役:星風まどか)

話す声も可愛らしく、初々しいマリーで歌う声は高音が透きとおっています。

歌と台詞との声も自然に出ているようで、歌う声も無理なく出せる!こういう人は歌が上手なのでしょう。

ルドルフの部屋でちょこちょこ歩いたり、どくろをみて驚く姿が可愛い!!

時々、星風まどかさんか?と思うほど似ているところがありました。

寄せていたのか、天性のものなのか?

また、ルドルフが酔いつぶれた酒場でマリーとの蜜月へと誘い、マリーを抱き上げるとき、はづきマリーはピョンと飛び込んだ様にみえました。(なんか、やけにこのシーンがコミカルに見えてしまいました。ここは胸にぐっと迫るものがあり、ルドルフの思いが苦しいほど伝わる所で、私は感動したシーンでした。私の思い過ごしかもしれないけど…)

107期の研2ですから、まだまだ色々な引き出しが出てきそうですね。これからが楽しみです。

天城れいんジャン(本役:水美舞斗)

大階段から降りてきてのソロバレエは華があり、堂々としたたたずまいでした。

狂言回しも、落ち着いて聞き取りやすい声で好感が持てました。

話すときに眉が結構良く動いていました

2番手スターの役なので、出番も多く重要な役です。

特に最後の舞踏会のマリーに詰め寄ろうとしたステファニー(都姫ここ)をダンスのパートナーにして遠ざけようとする所は本役の水美舞斗さん同様に男気がありカッコよかったです。

歌も演技も上手でした。

最後のルドルフの遺書を読む顔はイケメンで物凄く綺麗でした。

104期で研6の天城さんはとても良かったですね。オーラもあり素敵でした。

うたかた新公、天城れいんくん美しすぎて登場で声出たわ。殉情のお芝居良いな〜という印象だけだったからこんなイケメン!?ってビックリしたし頭身も最高〜

とSNSでも高評価でした。

今後もっと活躍するスターでしょう。

鏡星珠フェルディナンド(本役:永久輝せあ)

ジャンと踊るバレエは一つ一つの型がきれいに決まりセンターで踊る姿もオーラがありました

ジャンとの歌い継ぎのソロも上手でした。

鏡さんのビブラートは心地よい響きです。♪近づく終演~♪のコーラスでも歌い継ぎのソロが上手でした。

106期で研4の鏡さんも歌も芝居もレベルが高く今後が楽しみです。

朝葉ことのエリザベート(本役:華雅りりか)

落ち着いて威厳のあるゆったりした話し方で感情表現や所作が女王の様にみえました。

歌も綺麗な声でした。浅葉さん、本当に美しかったです。

103期の研7です。歌もお芝居も上手でした。

星空美咲ミッツイ(本役:詩希 すみれ)

出番はプラーター公園でのシーンだけでしたが、綺麗な高音で、歌で強くて切ない思いを表現していて素晴らしかったです。自信があるのも伝わりオーラもありました

105期の研5です。新公、バウ、東上ヒロインに抜擢され、堂々たるものでした。

関連記事:星空美咲の歌唱力とプロフィール・新人公演ヒロインでトップ娘役は目の前

美羽愛ラリッシュ伯爵夫人(本役:詩希すみれ)

落ち着いた良い声で、お芝居も歌も流石に上手いです。

今までは可愛い娘さんという感じでしたが、大人の女性をしっかり演じていました。104期で研6ですね。愛ちゃんではなく愛さんと呼ばなくては!と思いました。素晴らしい。

新公もバウもヒロインに抜擢され益々自信に繋がっているようです。輝いていました。

関連記事:美羽愛がバウWSヒロインを獲得!話題になった理由

侑輝 大弥フランツヨーゼフ(本役:峰果 とわ)

主演を経験している自信に溢れ、ルドルフと話す言葉にも威厳が感じられ、芝居も上手です。

長の期なので最後の舞台挨拶も思いが伝わりました。

関連記事:侑輝大弥の新人公演初主演とピアノの実力

その他のキャスト(詩希すみれ、美空真瑠、涼葉まれ)

詩希すみれマリンカ(本役:咲乃深音)

自信がみなぎる歌でした。声が良く、色気のある歌い方や仕草です。103期の研7です。

本当に研7になると芝居も歌も上手です。安心して観ていられます。

美空真瑠ブラッドフィッシュ(本役:聖乃あすか)

声は可愛らしいですが、お芝居や歌も上手でいい味を出していました。105期の研5です。

声が可愛いので少年の役が多かったので、大人の役ができるようになるともっと素晴らしい才能を発揮してくれそうです。

涼葉まれゼップス(本役:和海 しょう)

自然な演技をしていると感じました。好感が持てました。他の役も観てみたいと思えました。

特に「ハムレットでありドン・キホーテでありドンファン」の言い方に感情が乗っていました103期研7です。

舞台挨拶

長の期の侑輝大弥さんが、「大劇場での新人公演は中止になり、東京公演の新人公演を3年ぶりにでき、感謝の気持ちでいっぱいです」と涙目で挨拶されました。

続き希波さんは、「東京公演の新人公演は3年ぶりで、大劇場公演が中止になり幾度悔し思いをしてきたが、本日を迎えられました。伝統ある作品の宝塚ならではの美しさ、小柳先生からはお芝居の幅を広げていただくことができました。ここで感じたこと、今日まで学ばせて頂いたことを胸に明日からの舞台に活かしたいと思います。」

2回目の希波さんの挨拶では、1歩前に出ないで挨拶をしてしまい、「え!!」と声に出して1歩前に出て「いつも温かく、ありがとうございます。」とにこやかに挨拶されました。

失敗も、希波さんの人柄の良さと緊張がほぐれたことが伝わり良かったですよ。

と、対照的に、後ろにいた天城れいんさんの真剣な表情が目に焼き付きました

希波さんの気持ちを考えていたのでしょうか?

希波さんの挨拶に自分を反省していたのでしょうか?

気になりました。

まとめ

うたかたの恋の新人公演の配信の感想をまとめました。

難しい役のルドルフを演じた希波らいとさんは103期の研7(4月から)になります。

大劇場公演は中止になりましたが、今回が3年ぶりの東京公演でした。

希波さん演じるルドルフは強い皇太子でした。解釈は色々あっていいと思える新人公演でした。

マリーの七彩はづきさんは、初々しく、可愛いマリーで歌もお芝居も堂々としていました。

ジャンの天城れいんさんは前評判どおりの活舌の良さと歌やお芝居も上手でした。

フェルディナンドの鏡星珠さんも、バレエや歌、お芝居と卒なく演じ素晴らしかったです。

今回、落ち着いた役の侑輝大弥さんは長の期なので新公が最後の出演でしたが威厳があり「巡礼の年」の役とは全く違う顔を覗かせました。

皆さん、歌も芝居も新人公演なのにレベルが高く素晴らしかったです。

物語全般も1時間30分に上手くまとめられて花組全体のコーラスが素晴らしかったです。

スターのオーラを放つジェンヌが数人いて、花組は安泰だと思いました。

今後も見守って行きたいスター達を見つけられ嬉しかった公演でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

本公演のうたかたの恋 花組の大劇場千秋楽の感想!

ライブ配信の視聴方法をご紹介します。

劇場まで足を運べない方にはライブ配信での視聴が可能です。

配信の視聴方法はRakuten TV・U-NextLeminoのいずれかで申し込み後に視聴できます。

花組 柚香光 スペシャルコンサート「BE SHINING!!」

神戸国際会館こくさいホール公演
日時:12月12日(火)15:30公演
販売期間:12月2日(土)11:00~12月11日(月)12:00
視聴方法:「Rakuten TV」「U-NEXT」「Lemino」にて配信
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