Me and My Girl 宝塚、2023年は星組がW主演で別箱公演！そして客席降りが解禁！（追記有）

『ME AND MY GIRL』を星組がW主演の別箱（博多座）10月9日～11月2日の公演が発表されました。

また、星組公演『1789‐バスティーユの恋人たち‐』から客席降りが解禁になりました。

『ME AND MY GIRL』といえば、宝塚ではハッピーエンドでワクワクする舞台として有名で、ランベスウォークのシーンでの客席降りは楽しさが爆発し盛り上げるところです。

そして、この公演は役替わりが多い事やキャストも話題になりました。

『ME AND MY GIRL』のあらすじや、歴代の主要キャストはどなたが抜擢されたのでしょう？また、2023年星組は何故、W主演になったのでしょうか？色々気になったので調べてみました。

追記）キャストの追加発表がありましたので追記しました。

この記事でわかること

Me and My Girl 宝塚のあらすじ

1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカルで、宝塚歌劇においては、1987年の剣幸を中心とした月組での初演が大好評を博し、その後も度々再演を重ねてきた人気作品。

1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継ぎの青年ウイリアム（ビル）が一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描き上げたロマンティックコメディの傑作です。

この度の博多座公演では、ビル役に水美舞斗と暁千星が役替わりで挑み、サリー役の舞空瞳と共に、名曲で綴られたハートフルなミュージカルをお届け致します。なお、本公演では、主役のビル役及びジョン卿役で、水美舞斗と暁千星による役替わりを行います

宝塚ホームページより

1930年代のイギリス。ロンドンのヘアフォード伯爵家に、長年行方不明であった前当主の落とし胤が呼び寄せられることとなる。遺言により世継ぎとされたその青年が、伯爵家に相応しい人物かどうかを、遺言執行人である前当主の妹マリア公爵夫人とジョン卿が判断することとなっていたのだ。

一方、伯爵家の財産をあてにしていた公爵夫人の姪ジャッキーは、新しい世継ぎを自分の虜にしてみせると宣言し、婚約者のジェラルドに婚約指輪を投げ返す。

そんな一族の前に世継ぎとして現れたのは、コクニー訛り丸出しの粗野な青年ウイリアム・スナイブスン(ビル)。

下町ランベスで育ったビルは世継ぎにはなれないと考えるジョン卿に対しマリアは、伯爵家の血を受け継いだ彼には出来るはずだと、立派な紳士に育てあげる為のレッスンを開始する。

ビルは、下町ランベスで共に育ったサリーという恋人を伴いヘアフォード家へとやって来ていた。最初はビルが伯爵家の世継ぎになったことを素直に喜んでいたサリーだったが、マリアのレッスンにより、次第に紳士的な態度を身に着けつつあるビルの変化を感じ取り、自分が身を引いた方が彼は幸せになれると考え始める。

やがて、ビルの伯爵家継承披露パーティが開かれることとなる。一族の不安をよそに招待客の前で堂々と振る舞ったビルは、マリアを安堵させるが、そこへランベスの仲間を連れたサリーが現れる。自分がいかに上流階級に相応しくないかを示し、自由に過ごせるランベスに帰ると伝えるサリーだったが、彼女の心の内を感じ取ったビルもまた、共に伯爵家を出ていこうと考えるのだった。

ビルの決意を知ったマリアは、パーティの翌日サリーを呼び出し、ビルを愛していないと告げるよう迫る。

彼の幸せの為ついに別れを切り出したサリーは、哀しみを堪え屋敷から出ていくのだった。サリーを心から愛するビルは、彼女を追ってランベスへと向かうが、サリーの姿はどこにもなかった。諦めきれないビルは、彼女の行方を追い続けるが……。

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/meandmygirl/special_003.html

Me and My Girl宝塚歴代公演は？（追記有）

宝塚歌劇では、1987年に剣幸、こだま愛を中心とした月組での初演が大ヒットとなり、同年再演されました。

1995年には天海祐希、麻乃佳世、2008年には瀬奈じゅん、彩乃かなみを中心とした月組で上演され、その後も度々再演を重ねてきました。

2016年は、明日海りお、花乃まりあを中心とする花組でした。役替わりも今までの公演より多かったです。

演出家の三木章雄さんは、花組は若手も伸びてきているが、芹香斗亜はじめ中堅にもいい人材がいるので、5つのキャラクターの役替わりにした。

ジャッキーは、今回も男役の柚香光と鳳月杏が役替わりで演じます。

イギリスには故ダイアナ妃のように背が高く、颯爽と歩いているイメージの女性が多いですよね。そういった雰囲気を出しつつ、わがままを言うことが魅力につながるようなジャッキーという役は、タカラヅカでは男役の方が合うのだと思います。 と解説しています。

花組に組替えになり2年目の研11の鳳月杏さんと研8の柚香光さんがジャッキーの役替わり出演で、柚香光さんのジャッキーがかなり話題になっていました。

2016年花組のキャストと星組の主要キャスト予想（追記あり）

追加キャストの発表がありましたので追記しました。

パーチェスターは天華さんではなくひろ香祐さんでした。

そしてジャッキーは予想とおり、どんどん輝きを増している極美慎さんでした。

役名	2016年花組	2023年星組
ウイリアム・スナイブスン（ビル）	明日海 りお	水美舞斗（専科） 暁千星
サリー・スミス	花乃 まりあ	舞空瞳
フレデリック・バターズビー卿	高翔 みず希	大輝真琴
バターズビー夫人	花野 じゅりあ	白妙なつ
ジャスパー・トリング卿	夕霧 らい	蒼舞咲歩
アナスタシア・ブラウン夫人	芽吹 幸奈	紫りら
ワーシントン夫人	梅咲 衣舞	二條華
ランベス・キング	瀬戸 かずや 鳳 真由	颯香凜
ボブ・バーキング	冴月 瑠那	紘希柚葉
セドリック・パーチェスター	鳳 真由 柚香 光	天華えまひろ香　祐
チーフメイド	鞠花 ゆめ	都優奈
チャールズ・ヘザーセット	天真 みちる	輝咲玲央
ランベス・クイーン	鳳月 杏 水美 舞斗	絢咲羽蘭
ジョン・トレメイン卿	芹香 斗亜 瀬戸 かずや	暁千星 水美舞斗（専科）
ディーン・マリア公爵夫人	桜咲 彩花 仙名 彩世	小桜ほのか
ディス夫人	仙名 彩世 桜咲 彩花	星咲希
警官	和海 しょう	天希ほまれ
ソフィア・ブライトン	華雅 りりか	水乃ゆり
ブライトン	羽立 光来	なし
ジェラルド・ボリングボーク	水美 舞斗 芹香 斗亜	天華えま
ジャクリーン・カーストン（ジャッキー）	柚香 光 鳳月 杏	極美慎
メイ・マイルズ	城妃 美伶	綾音美蘭

SNSでは、『Senhor CRUZEIRO!―南十字に愛された男』で水美舞斗さんと舞空瞳さんがコンビで踊るタンゴがとても素晴らしい！もう一度二人の組み合わせを見たいという意見が多かったです。

当時研10の水美舞斗さんのバウ初主演作品で、舞空瞳さんは研3でした。なこちゃん（舞空瞳）も身体能力の高いジェンヌさんだと言われています。

『ME AND MY GIRL』でまた、マイティ（水美舞斗）となこちゃん（舞空瞳）のペアダンスが見られるのが楽しみです。

ME AND MY GIRL 2016年花組公演 主演：明日海りお

Senhor CRUZEIRO!―南十字に愛された男―2018年5月公演 主演：水美舞斗

Me and My Girl星組の別箱公演は客席降り解禁！

SNSでランベスウォークで客席降りがある！と話題になっていました。

一番盛り上がるシーンですから、あるでしょう。

『1789‐バスティーユの恋人たち‐』から客席降りが解禁になりました！
やっと2019年以前の社会が戻ってきます。
ただ、新型感染症がインフルエンザと同じ扱いになったとしても感染対策はある程度必要だと思います。

演者を守らなければ、公演は続けられないので。

でも通路をジェンヌが通るのは嬉しいですね。

ましてや、推しのジェンヌさんだったら、興奮して声が出ちゃいますね。

Me and My GirlがW主演の謎

宝塚ニュースで水美舞斗さん主演と発表になり、『おーマイティ格上げかな？』と思ったのもつかの間、ありちゃん（暁千星）とW主演でした。

で、こっちゃん（礼真琴）は？休養の発表でした。

星組はありちゃん（暁千星）を2番手にしたいのでしょうね。それはせおっち（瀬央ゆりあ）が専科へ組替えになったこと！そしてせおっちが2番手羽根を背負ったことで花組と同じ道をたどるのか？

ということは、こっちゃんと柚香さんは退団の意思を劇団に告げているということではないかな。

追記）柚香さんは8月16日に退団会見を開き、2024年5月26日『鴛鴦歌合戦』で退団します。

働き方改革が世間で取り上げられる中、宝塚はかなりの長時間拘束勤務で、皆さん、かなり痩せていきます。あんなに体力を使うから痩せますよ。

推測ですが、こっちゃん（礼真琴）が退団の意思を固め、プロデューサーが引き留めようとし、お疲れ＆リフレッシュ休暇を提案したのでは？（宝塚はそんなに甘くない！という意見もあるでしょう。）

公演の度にダンスパフォーマンスはパワーアップし、こっちゃん（礼真琴）の身体能力で完成してしまう→疲労困憊→気持ちがついて行かない→じゃリフレッシュしてきて～なのかな？と。

そこで専科の水美舞斗さんに白羽の矢が！マイティ（水美舞斗）は『うたかたの恋』のご挨拶であまり元気がない様にみえました。2番手羽根を背負って花組から離れるのがショックだったのでしょう。

歌劇団としても、花組の2番手を永久輝せあさんにする為にマイティ（水美舞斗）を移動させる必要があり、専科へ組替えしたのだと思います。

気落ちしていたマイティ（水美舞斗）を主演にし発表（W主演）でしたがこれもありちゃん（暁千星）を2番手にするテストなのでは？と考えてしまいます。

こうなると2番手羽根って何でしょう？次期トップになれるであろうスターが背負うのが本来の意味なのでは？今の宝塚のルールの次期トップはトップの同期や上級生はなれないなら、2番手羽根を背負わせなければいいのに…

それとも、2番手羽根を背負わせて本人が諦めて退団するのを待つことを期待しているのでしょうか？あくまでも推測ですが、謎が多すぎます。

宝塚の伝統を守りつつ、新しい働き方改革が上手く融合してジェンヌが夢や希望を持って目標に向かっていける世界にしていって欲しいです。

関連記事：バレンシアの熱い花のあらすじと2016年宙組との比較（せおっちが2番手羽根を背負う）

まとめ

『ME AND MY GIRL』のあらすじや、歴代の主要キャストはどなたが抜擢されたのか？また、2023年星組は何故、W主演になったのでしょうか？色々気になったので調べてみました。

1930年代のイギリスが舞台で、マイフェアレディの男役版です。マイフェアレディは田舎娘を貴婦人に教育していく物語で、『ME AND MY GIRL』は田舎者の青年ビルを紳士に教育していくが、ビルが恋人サリーを忘れられず田舎の楽しさをランベスウォークで爆発させ、客席降りの解禁です。

1987年月組公演からジャッキー役は男役が演じ、役替わりがありました。これはイギリスの女性は背が高く颯爽としていて、男役が演じた方が役に合っていると演出家の三木さんが考えたからです。

天海祐希さんの退団公演で宝塚の『ME AND MY GIRL』は更に有名になりました。

『ME AND MY GIRL』は歴代、月組と花組のみの公演で、今回星組の公演となりました。SNSでは、星組公演で礼真琴さんと舞空瞳さんの公演決定の様につぶやかれていました。（願望ですね。）

専科の水美舞斗さんとありちゃん（暁千星）のW主演は礼真琴さんの休養の為でした。

この休養は働き方改革だということで他組の生徒も休みが取れる環境作りをしてほしいと願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追記）追加のキャスト発表がありましたので追記しました。（Me and My Girl宝塚歴代公演は？（追記有）をご覧ください。）

1789-バスティーユの恋人たち‐礼真琴さん休養前の公演！