100期で研9の極美慎さんが最近輝きを増してきています。
2022年のバウ公演ではスターのオーラがほとばしっていました。
そんな極美慎さんの本名や年齢やプロフィールが気になりませんか?
また、芝居や歌の実力も調べてみることにしました。
極美慎の本名・年齢・プロフィール
生年月日は高校生での受験から逆算し、すみれコードなので、2023年2月現在27歳~29歳と推測できます。
芸名は幼いころから習っていた新極真会の道場訓からつけたそうです。りりしい芸名ですね。
愛称は、慎さんからのしんと本名の香鈴さんからかりんなのですね。
幼稚園児から中学2年生になるまで空手を習っていて、幼少の頃の極美慎さんは男の子っぽい、やんちゃな女の子だったようです。
中2で身長がすでに173cmあり、宝塚ファンの祖母が、思い出づくりのためにいろんなものをみたほうがいいと、宝塚バウホール公演に連れていってくれました。
中学生でかなり背が高かったのですね。。
やはり最初はスポーツ部などから勧誘があったでしょう。
極美さんの祖母は関西の方なのでしょうか?
それとも神奈川県なら、遠征したのでしょうね。
思春期で初めて見る公演は、キラキラで空手以外に自分の夢が新たにできたのですものね。
宝塚歌劇の舞台は男らしくてカッコよくて、輝いている背の高い女性がたくさんいて、素敵だな、私もやりたいな。」が宝塚受験のきっかけです。
バウ公演の初観劇から半年後、受験して初めて「バレエが必要」と知り、1回目は不合格。
バレエ、声楽などを基礎から習い、再受験で合格しました。
「当たって砕けても、へこたれないです。レオタードも受験のときに初めて着たので、本科生の方に着方を聞いたぐらい。入学後も、同期にバレエやダンス、教えてもらっていました」(ウィズタカラヅカより)
宝塚受験で初めてレオタードを着る度胸の良さ!御見それしました。
中学3年生で1回目の受験をし、それからのバレエや歌のレッスンで再受験するところは根性もあり空手の精神のようにぶれなかったのですね。
極美慎のバウ主演のオーラの強さ
2022年『ベアタ・ベアトリクス』でバウ初主演。
バウホール公演「ベアタ・ベアトリクス」は、19世紀中期のイギリスの画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティが、公演タイトルでもある代表作「ベアタ・ベアトリクス」を描くまでの波乱に満ちた人生を描きます。
ライバルやモデル女性らとの愛憎の中で、次第に絵が描けなくなり、苦しみもだえる様を、極美さんが情感たっぷりに演じました。
ロセッティに影響を与える天才画家ジョン・エヴァレット・ミレイ役は研7の天飛華音(あまと・かのん)さんでした。
偶然の出会いで絵のモデルとなるヒロインのリジーは、小桜ほのかさんが、定評のある歌声を披露しました。
女性にモテるロセッティは、キラキラした華やかさがある極美さんによく合っており、その姿はセンターに立つ華やかなオーラがありました。
さらに画家としての苦悩、リジー(小桜ほのか)への愛と苦しみ、神童と呼ばれたジョン・エヴァレット・ミレイ(天飛華音)への友情と嫉妬などを丁寧に演じ、芝居も魅力があり素晴らしかったです。
ヒロインの小桜ほのかさんは定評のある歌と芝居で極美さんを支え、天飛さん、碧海さりおさん達が画学生仲間を生き生きと演じ、19世紀のイギリスの様子が伝わりました。
また弟子のウィリアム・モリス役の105期の大希颯さんも抜擢に応えました。
妻ジェイン(水乃ゆり)がもう一度、ロセッティのモデルになり、心から向き合うと、二人は失った時間を取り戻す様に愛し合います。
そして夫のモリスが二人の関係に気づき引き離す冷たい視線や表現を大希さんは上手く演じていました。
この公演は演出家・熊倉飛鳥さんの宝塚バウホールデビュー作です。
主人公だけでなく、他の登場人物の物語も書き込んだそうです。
「ベアタ・ベアトリクス」(ロセッティ)、「オフィーリア」(ミレイ)、「いちご泥棒」(モリス)などの有名な絵画等は実際には舞台に登場せず、一部はリジーがモデルとしてポーズを取り、客席の想像力を搔き立てました。
最高学年のひろ香祐さんが「熊倉飛鳥先生のバウデビュー作、そして極美慎の初主演という喜ばしい作品です」と紹介しました。
極美さんも「このような状況下で、みんなで話し合い、作り上げた時間は何にも変えがたいものでした。それを(観客の)皆さんと共有できたことが何よりです」と初日を迎え感無量の様子でした。
「こうして皆さんとお会いでき、あらためて大切な時間だと実感しました。千秋楽まで完走したいと思います」とあいさつしました。
スポーツ報知より
また、演出家の熊倉飛鳥さんはロセッティは女性関係にだらしがないという史実が目についたが、僕は可愛い存在として書きたかった。今回演出でのこだわりは「オフィーリア」「ベアタ・ベアトリクス」といった絵画を舞台上に出さない、映像も使わないことで印象付けたかった」と歌劇のインタビューに答えていました。
熊倉飛鳥さんのこだわりが高評価に繋がりました。
極美さんも「男役10年目に向けて自分が追い求める男役像を追求したい。自分の人生を賭けて演じたい」と語っていました。
極美慎の芝居や歌の実力は?
極美慎さんの新人公演の主演公演を調べてみました。研4で新人公演の初主演に抜擢されています。100期では花組トップ娘役の星風まどかさんに続き2番目の早さです。
新人公演の主演公演
2017年 | ベルリンわが愛 | 研4 | 新公初主演 |
2019年 | 霧深きエルベのほとり | 研6 | 新公2回目主演 |
『ベルリンわが愛』は映画製作会社社長の秘書ボリス・エッフェンベルク役でした。
本公演でテオを演じていらっしゃるトップスターの紅ゆずるさんは、絶対的なスター性をお持ちの方です。私はまだまだ足元にも及ばず、さまざまな男役としての形から稽古を始めなければなりません。
私にできる精一杯をやるしかありませんが、役を掘り下げて私なりのテオを演じたいと思います」と答えました。
新人公演で主役テオを演じる極美慎さんが着る衣裳は、シンプルなスーツで「スーツは2015年に研2で出演した『ガイズ&ドールズ』のギャンブラーの場面以来です」
豪華な衣装で着飾ったコスチュームプレイに比べ装飾のないスーツ姿で主役の存在感を表現するのは、豊富な舞台経験で培った力量が必要です。
新人にとってスーツ物はハードルが高いと思いました。
「紅ゆずるさんからスーツの着こなし方を学びたいです。そのほかにも立ち居振る舞いや間のとり方、目線の使い方、たとえば愛する人を見る目線、仲間を見る目線など、この機会にできるかぎり自分のものにしたいですね」
映画はよく見る。「男役を学ぶ上で参考になります。男役の魅力を自然な所作で表現できるようになりたいですから」
「そのほかにもレビューの場面に女役で出演していますので、女性的な魅力も発揮できるよう稽古をしています」と長身で、抜群のスタイルの良さが目を引く。
今後の目標は、「温かくて包容力のある骨太な男役を目指しています。さわやかと言って頂くことがあるのですが、そんなイメージから離れた悪役もやれるようにしたいです。新公は学びの場、紅さんに相談したり、谷たかや先生には、毎回違うカールを稽古し引き出しは沢山合った方が良いとアドバイスを貰った。」
ウィズタカラヅカより
「スーツでは上手く歩けない。歌も何回か(声が)ひっくり返ってしまった。
でも、自分ができることをやろう、舞台を楽しもうと思って、臨みました」日刊スポーツより。
極美さんが「撃たれ強い」と言われていた通り、前向きに考えられるのは素晴らしいですね。
だから短時間で吸収できるのでしょう。
センスの良さとか勘の良さなのでしょう。
2019年の『霧深きエルベのほとり』で船乗りカールの役で、水乃ゆりさんがマルギットでした。
歌はまだあやうい感じです。
研5以降の舞台
2018年8 – 9月 | New Wave!-星- | バウホール | |
2019年11-12月 | ロックオペラ モーツァルト | フランツ・ジュースマイヤ(モーツアルトの弟子) | 東上公演 |
2020年 | 眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜 | イムイ | 大劇場/東京宝塚劇場 |
2021年 | ロミオとジュリエット | A日程マーキュシオ・パリス伯爵 | 大劇場/東京宝塚劇場 |
2021年 | 柳生忍法帖 | 香炉銀四郎 | 大劇場/東京宝塚劇場 |
2022年 | めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド) | ロナン・ヴェリタス・オンブル | 大劇場/東京宝塚劇場 |
ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜 | 白人奴隷のミヘイル | 大劇場/東京宝塚劇場 |
『New Wave!-星-』星組選抜メンバーによる歌とダンスのショーです。
♪ひとかけらの勇気♪ 忍ぶの乱れ♪の歌は上手になっていますが、まだまだという感じでした。
2018年は同期の花組の聖乃あすかさんが『ポーの一族』『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』と新人公演の主演に抜擢されます。
同じく同期の月組の風間柚乃さんは2018年に『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』で新公初主演でした。
2019年11 – 12月、東上公演『ロックオペラ モーツァルト』のフランツ・ジュースマイヤ(モーツアルトの弟子)
2020年『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』のイムイ役で、この公演は大劇場のトップ礼真琴・舞空瞳のお披露目公演でした。
2021年『ロミオとジュリエット』では、「礼真琴さんやせおっちが大人になり切れない男の子を演じていて素晴らしいです。孤独を感じていて去勢を張って近づきにくい青年を演じようと思いました。
また、パリス伯爵は、間抜けな男と言われているのでコミカルだと思っていたが、小池先生からは2枚目で演じていい!カッコいい、気取りやだけど、間抜けがいいとアドバイスを貰った。」とカフェブレイクで話していました。
ピンクの髪には驚きました!
でもカフェブレイクで極美さんが、マーキュシオのイメージや性格などを話していたので納得です。歌も上手くなっていました。
パリス伯爵は立っている姿はとってもカッコよくて素敵でした。
時々、間が抜けている様など、上手く表現していました。
極美さん、綺麗でした。
ロミオとジュリエットの配信がありました。極美慎さんが観られますよ。
柳生忍法帖では会津藩の七本槍のメンバーの香炉銀四郎を演じました。顔面のおでこから顎まで刀傷がある設定で、メイクをされていましたが、それでも美しかったです。
関連記事:柳生忍法帖 星組の感想と評判。大活躍の堀一族の女たちと仇の七本槍
2022年の『めぐり会いは再び』のロナン役で歌う歌は上手くなっています。
ジュディス役の小桜ほのかさんとの息もピッタリでした。
2022年の『めぐり会いは再び』では、小柳先生と綺城ひか里さんに役柄について相談したそうです。
綺城さんは相手をどう見せるかを考えて演技をする人なので勉強になります。とカフェブレイクで話していました。
ショー『グランカンターテ』は中詰めのソロ♪光と影~青春をかける♪低音で上手くなっていました。
カフェブレイクで専科の美穂圭子さんから、毎日歌の課題を出してもらっていたと語っていました。
なるほど!だから、急に歌が上手くなったのですね。
3か月の公演中に習得できるのは、凄いです。
極美さんの努力も吸収率も素晴らしいですね。
美穂さんも教えがいがあると見抜かれたのでしょう。さすが!専科!
『ディミトリ』の白人奴隷のミヘイルはお芝居の後半に出てきて、ディミトリとルスダンの重要な役所でした。
関連記事:星組ディミトリ/ジャガービート東京公演の千秋楽の感想
まとめ
100期で研9の極美慎さんの本名・年齢・プロフィールとバウ主演の時のオーラが強かったことやお芝居や歌の実力を調べてみました。
すると短期間で習得できる才能の持ち主であり、撃たれてもへこたれないという空手の精神を持って前向きに努力する人柄だとわかりました。
2023年2月現在27歳~29歳で美しさが益々出てオーラが強くなっていることや歌や芝居が随分上手くなってきていることもわかりました。
男役10年で一人前をよく言われますが、益々輝きを増しトップスターになる素質がある注目のスターです。
これからの活躍から目が離せません。
次の公演は『バレンシアの熱い花』のロドリーゴ役です。恋人のシルヴィアは水乃ゆりさん。『霧深きエルベのほとり』の新公コンビですね。
楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
3月26日からの『バレンシアの熱い花』
↓ 全国ツアー:凪七瑠美主演・ヒロインは舞空瞳
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