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ディミトリ 曙光に散る、紫の花のあらすじと本公演と新人公演のキャストや退団者

宝塚星組

11月12日からいよいよ星組公演「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」が上演されます。2023年2月12日までです。

原作は並木陽さんの「斜陽の国のルスダン」で2017年にNHKのオーディオドラマで全5回に渡って放送され好評でした。

その作品を星組で公演します。どんな作品なのでしょう?気になりませんか?予習を兼ねてあらすじを書きていきます。

ディミトリ~曙光に散る、紫の花~のあらすじ 

ヨーロッパとアジアの中間、黒海とカスピ海に挟まれた位置にあるキリスト教国のグルジア(現在はジョージアと国名表記が変わりました)はモンゴル軍の脅威に直面します。

幼い頃に人質としてイスラム教国から、ジョージア王国へ送られてきた幼馴染のルーム・セルジュークの第四皇子ディミトリ(礼真琴)と、共に育ったジョージア王女ルスダン(舞空瞳)が心を寄せ合うようになります。

彼は、モンゴル軍との戦闘にたおれた前王の遺言により、女王として国の命運を担うルスダンの夫となります。

政に関わることを許されない異教徒であるイスラム教国出身ディミトリは、キリスト教国ルスダンの良き相談相手として生きることを決意します。

しかし、平穏な日々を過ごす二人の前に、亡国イスラム教国のホラズムの王ジャラルッディーン(瀬央ゆりあ)が現れたちはだかります。

ホラズムに機密を漏らしているのではないかとディミトリを疑い続ける廷臣(朝廷に仕える臣下)たちでしたがルスダンはディミトリをかばい続けます。

ディミトリはルスダンの命を守るため、ホラズムに妻と娘の安全を保証するようにジェラルッディーンに交渉を持ち込みます。

ルスダンを、そして彼女の統治する王国を守る為立ち上がるディミトリでしたが、ホラズム国の間を取り持つ者との会話で裏切られたと思い、深く失意に沈み、彼女を敬愛する白人奴隷のミヘイルと関係を持ってしまいます。

そこへディミトリが現れ、嫉妬からミヘイルを剣で刺し殺してしまいます。

ルスダンは裏切ったのをディミトリだと怒り、ディミトリを幽閉してしまいます。

ジェラルッディーンはグルジアの王都トビリシ攻略の際にディミトリを「貴公こそ、まさに自然が造りたもうた天然の芸術品だ。ルーム・セルジュークの王子、エルズルム公の第四子よ。美貌の噂はかねがね聞いていたが、今、目の前にいる貴公の姿は想像を超えている」と賛辞します。

「いろいろと苦労されたようだが、もう何も案ずることは無いぞ。美しい王子、ジャラルッディーンの名の下に貴公に平安(アマン)を約束しよう」とほれ込んでしまいます。男が男に惚れるってやつですかね。

管理人
管理人

美貌の王子なんて、礼真琴さんの為にある役でしょう。

ぴったりしすぎてビックリです。

しかも、背高く精悍な体躯で誰もが思わずひざまづかずにはいられない高貴ジャラルッディーンに惚れられるんですよ。

このセリフが素敵です。自然が造りたもうた天然の芸術品!生まれついての美男子の誉め言葉ですね。

そして最後には伝書鳩を使ってホラズム側の陣営や作戦の情報をルスダンに伝えた後自害してしまいます。

ルスダンはかつての美しかったトビリシのリラの並木道の下で、いつか夫ディミトリと同じ毒を飲んでディミトリの元へ行こうと決めます。宝塚らしい悲恋のお話ですね。

政略結婚が横行する時代に、相思相愛の二人がボタンの掛け合いがずれてお互いのことを想い合いながら悲劇へと進んでいきました。

最後までルスダンの身を案じ、ルスダンの為に自分のできる精一杯のことをして死を選んだディミトリは幸せだったのでしょうか。

いつも思うのですが男の人はロマンチストで残された最愛の人の幸せを願って命を絶つとか、去っていくとかの描写があり、残された最愛の人はその後をどの様に過ごしていくか?また子供がいたら尚更辛い気持ちをもったまま生きていかないといけないんですよね。

御身を犠牲にして最愛の人を守る尊い想いと、残される人の行く末を案じてしまいます。

宝塚ではどのように演出されるのか楽しみです。

ディミトリ~曙光に散る、紫の花~の本公演と新人公演のキャスト

本日11月5日に新人公演のすべてのキャストが決定しました。

退団する103期の瑛美花れなさんと104期の光莉あんさんが役付きになりました。粋な計らいですね。最後の舞台のはなむけでしょう。

黒太字の方々は、新公経験者です。

107期の藍羽ひよりさんは研2で新人公演初ヒロインですね。おめでとうございます。

研2なんですね。素晴らしいです。期待に胸が膨らみます。

本公演新人公演
ディミトリ→ルーム・セルジュークの第4皇子礼真琴天飛華音
ルスダン→ジョージア王女舞空瞳藍羽ひより
ジャラルッディーン→ホラズムの帝王瀬央ゆりあ大輝颯
アヴァク・ザカリアン→ジョージア王国の副宰相・
イヴァネの息子
暁千星稀惺かずと
物乞い美稀千種鳳真斗愛
タマル女王→ギオルギとルスダンの亡き母白妙なつ水乃ゆり
エルズルム公→ディミトリの父大輝真琴凛央捺はる
チンギス・ハン→モンゴル帝国の王輝咲玲央世晴あさ
イヴァネ・ザカリアン→ジョージア帝国の宰相・アヴァクの父ひろ香祐御剣海
庭師朝水りょう透綺らいあ
ギオルギ→ジョージア王国の王。ルスダンの兄輝城ひか理碧音斗和
バテシバ→元人妻。ギオルギの寵愛を受ける有沙瞳瑠璃花夏
アン・ナサウィー→ジャラルッディーンの腹心天華えま紘希柚葉
ガンベダオバ(リラの精)小桜ほのか紅咲梨乃
アスラン→廷臣(朝廷に仕える臣下)天路そら朝稀さいら
カルマリク遥斗勇帆羽玲有華
ニコロス→廷臣(朝廷に仕える臣下)蒼舞咲歩馳琉輝
イルマ→女官七星美妃乙華菜乃
サバ→廷臣(朝廷に仕える臣下)朱紫令真桃李拍
シャルヴァ→武将希沙薫樹澄せいや
ミヘイル→白人奴隷極美慎奏碧タケル
セルゲイ→武将碧海さりお和波煌
アルセニ3世→総主教(最高位聖職者)颯香凜世奈未蘭
カハ→廷臣(朝廷に仕える臣下)夕陽真輝珀亜れい
ムルマン→武将天飛華音凰陽さや華
メムナ→武将奏碧タケル飛翠真凛
カティア(女官)水乃ゆり詩ちづる
スィクヴァルリ(リラの精)瑠璃花夏綾音美蘭
シブルズネ(リラの精)詩ちづる鳳花るりな
幼少ルスダン乙華菜乃愛花いと
幼少ディミトリ美玲ひな詩花すず
タマラ王女→ディミトリとルスダンの娘藍羽ひより美玲ひな
新人公演のみ/お菓子屋都優奈
新人公演のみ/肉屋侑蘭粋
新人公演のみ/果物屋瑛美花れな・星影なな
新人公演のみ/香辛料屋光莉あん

ジェラルッディーンの描写は”丁寧に切りそろえられた口髭、生まれつきの浅黒い膚。背高く精悍な体躯。誰もが思わずひざまづかずにはいられない、帝王(スルタン)のみが身にまとう圧倒的な高貴さ”です。

管理人
管理人

熱い男の瀬央ゆりあさんのお顔が…

私のイメージです。

瀬央さんに決まって本当に嬉しいです。

ちなみに瀬央さんは質の良い睡眠をとることに命を懸けているそうです。

質の良い睡眠がとれるものは全て試すそうで毎日8時間は寝たいのだとか。

アン・ナサウィー…主君とディナール金貨をこよなく愛する書記官で帳簿を肌身離さず持っています。ジャラルッディーンのことは何もかも知り尽くした腹心です。

天華えまさんが帳簿を持って、金額計算している様子を思い浮かべ、ニンマリしてしまいました。このナサウィーは何でもお金に置き換えて考えます。

山村美沙さんの赤い霊柩車シリーズの石原葬儀社の専務の大村崑さんが真っ先に思い浮かびました。なのでコミカルなイメージがぬぐい切れません。天華えまさんはカッコいいのに。

ミヘイル…ルスダンを慕う白人奴隷で、ディミトリとルスダンの娘のタマラ王女を助けた事からルスダンに気にかけられるようになります。物語が大きく動いていきます。明るい栗色の髪と青い瞳を持ち、顔立ちを見る限り西ヨーロッパ出身のようだった。容姿は整い、精悍な体躯を持っているが、純朴そうな垢抜けない雰囲気があるそう。

管理人
管理人

純朴そうな垢抜けない雰囲気から碧海さりおさんのお顔が浮かびました。

すみません。勝手なイメージです。

極美慎さんでしたね。

美しい白人奴隷とかの設定でしょう。

だって舞空ルスダンと不義密通するんですものね。

物語が大きく動いていく役なので新公2回、バウ1回経験者の極美さんでしたね。

どのように演じされるか楽しみです。

アヴァク・ザカリアン…思慮深く有能な方です。暁千星さんが演じます。このアヴァクは原作ではあまり描写がなかったと思うので付け加えられ、深堀りされるのでしょう。(読み落としていたらごめんなさい)

ディミトリ~曙光に散る、紫の花~での退団者

99期の遥斗勇帆さんは研10です。男役は10年で一人前と言われる年ですね。同郷なので親しみ深かったのですが残念です。2022年11月現在26歳~28歳です。趣味に語学勉強と多重録音で一人ハモリだそうで、特技にチアリーディング・和太鼓・篠笛があり多才な方なのでしょう。

103期の瑛美花れなさんは研6です。趣味は読書・舞台鑑賞だそうなので退団後も舞台鑑賞されるでしょうね。「めぐり会いは再びnext generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」ではプリンセス・クオーツの役で可愛かったです。新人公演ではエレクトラ役で

104期の光莉あんさんは研5です。趣味は舞台のDVDや映画鑑賞だそうです。退団されてもきっと宝塚の公演を観に来られるでしょう。

歌劇の楽屋日記で「めぐり会いは再びnext generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」の新人公演ではプリンセス・ネージュ役でカップルとなるヴァルター・オルレインを御剣海さんが演じていて幸せな気分で新人公演に臨んだと記載されていて、笑顔が素敵な舞台写真もあり印象に残っています。

皆さん第二の人生を謳歌して欲しいです。お疲れ様でした。

まとめ

11月12日からいよいよ星組公演「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」が上演されます。2023年2月12日までです。

原作は「斜陽の国のルスダン」で並木陽さんで、2017年にNHKのオーディオドラマ全5回で放送されました。

美貌の青年のディミトリを礼真琴さんが、悲しい運命のジョージア国の王女ルスダンを舞空瞳さんが演じます。

ポスターの舞空ルスダンは遠くを悲し気にみつめているわけですね。生涯、ルスダンを愛し、ルスダンの為になることをして自害する礼ディミトリは真っ直ぐ前を見つめています。

イスラム教国のホラズムの王ジャラルッディーン(瀬央ゆりあ)ギオルギ輝城ひか理と白人奴隷のミヘイル(極美慎)が主要な登場人物だと思っていたので、アヴァク・ザカリアン暁千星さんが主要な登場人物に入っていたことがちょっと驚きでした。

宝塚は、どのような「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」の舞台になるのでしょう。

楽しみでしかありません。来年2月までの公演ですので星組には最後まで完走して欲しいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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