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フィレンツェに燃える花組公演を47年ぶりに再演理由や配役を考えてみました。追記あり

宝塚花組

2022年10月14日から「フィレンツェに燃える」の花組公演の全国ツアーが始まります。この作品は1975年に雪組で公演されて以来47年ぶりとなります。

全国ツアーは宝塚が好きでも大劇場までは行けないヅカファンには嬉しいですね。チケットは抽選方式なので頼みの綱は”運”のみでしょうか。

出演者が発表され、2番手スターと3番手スターも出演予定です。豪華メンバーですね。

では、どんな内容の作品なのか?47年ぶりの再演の理由を知りたくありませんか?配役も気になりますよね?

私も気になったので作品のあらすじや再演理由や配役を考えてみました。

追記)9月5日に34名の主要な配役が決定しましたので追記しました。

フィレンツェに燃える花組のあらすじ

イタリア統一運動が始まった1850年ころのフィレンツェが舞台となります。

バルタザール公爵家の品行正しいアントニオと真逆の自由な弟のレオナルドの屋敷に遠縁のクレメンティーナ公爵の未亡人パメラが静養にやってきます。

パメラは元歌姫で波乱万丈な生い立ちから貴族たちから奇異な目でみられていました。そのパメラにアントニオは次第に惹かれ始めます。

パメラの激しい気性を見抜き、兄を破滅に導くと考え、弟はアントニオの思いをしりながら、二人を引き離そうと一芝居うちます。

管理人
管理人

弟は兄を深く愛し、兄の人生を守ろうとしたのでしょう。

そのために弟は自己犠牲をすることになります。

自分が犠牲になっても守ろうとする兄弟愛は美しい。

という演出をよく見かけますが、現在の若者に理解できるのか?疑問です。

この時代は伯爵家を守るのが当たり前の教育を受けています。

なので家を継ぐ長男に対しては好きな女性がいても政略結婚を強いられました。

恋愛と結婚は別!の言葉がピッタリです。

アントニオの真剣さにパメラもいつしか惹かれますがアントニオの為にレオナルドに心を預けることにします。

その様子を見て幼馴染のアンジェラはアントニオをいたわります。

時はフィレンツェの五月のカーニバル。パメラの昔の恋人の憲兵のオテロがクレメンティーナ公爵殺しについてパメラを問い詰めます。

レオナルドはオテロを刺殺し、オテロは死に際にパメラを殺害します。偽りの恋のつもりのレオナルドはいつしかパメラを愛していたことがわかり、彼女の死を境にしてイタリア統一運動に参加を決意します。

そして兄弟は仲直りをしペンダントを交換してレオナルドは統一運動に出発します。

究極の愛の二面性を表現した柴田侑宏さんのオリジナル作品で1975年(昭和50年)に芸術選奨新人賞を受賞しました。

管理人
管理人

柚香光さんが弟と同じ女性を愛し、苦悶する姿や横顔(毎回言ってますが好きなので)が美しくてまたまたうっとりするんですよね。柚香光さん本当にカッコよくて美しい!

きっと素晴らしいアントニオを演じてくれるでしょう。

弟レオナルドはパメラの昔の恋人のオテロの対決では有無を言わさず刺し殺します。

パメラを守ろうとしたのでしょうか?それともパメラに言い寄る元恋人に嫉妬したのでしょうか?気になります。

フィレンツェに燃える花組で47年ぶりに上演理由を考える

「フィレンツェに燃える」の演出家は柴田侑宏です。

花組はトップスターが柚香光さんになってから、柴田侑宏さん演出の作品を3作品の上演予定がありました。

2021年8月の「哀しみのコルドバ」別箱公演は6年ぶりの再演でした。2番手の水美舞斗さんは同時期に「銀ちゃんの恋」の主演でした。

2022年10月予定の「フィレンツェに燃える」別箱です。何と2番手の水美舞斗さん、3番手の永久輝せあさん出演で47年ぶりの再演です。

2023年2-3月予定の「うたかたの恋」大劇場です。こちらはまだキャストが発表になっていませんが5年ぶりの再演で演出が小柳奈穂子さんの新演出です。

ダンスの花組と言われていますがお芝居も歌の表現力も他組に差をつけようという意図なのでしょうか。

元禄バロックロックの様な新しい作風だけでなく古典と言われる柴田侑宏さんの作品を1年に1回は公演し柚香光さんの実力を益々確固たるものにしていこうという花組のプロデューサーの作戦なのでしょうか。

推測しかできませんが聞いてみたいところです。

フィレンツェに燃える花組の配役を予測してみました

演出家が柴田侑宏さんがてがける作品は主要な配役の人数が少ない様に思います。

1975年雪組公演の主要配役は13名でした。

フィレンツェも3名が主要な配役でしょう。なのでトップお二人と2番手の水美舞斗さんですね。

そしてアントニオの幼馴染のアンジェラと従兄弟のビットリオの関わりが多いと考えてアンジェラ星咲美咲さんに、アンジェラはアントニオが好きなのではないかと(または好きだった)考え、色香のある女性の役としてイメージしました。

従兄弟のビットリオはやはり永久輝せあさんだと考えました。

憲兵のオテロはパメラの元恋人なので聖乃あすかさんに、やって欲しい!見てみたい!(私の)願望です。

バルタザール家の老執事カルロと息子ロベルトも登場回数が多いと考え、ベテランの航琉ひびきさん、和海しょうさんが候補ですが、和海しょうさんは哀しみのコルドバのアントン・ナバロの抑えた怒りの表現が素晴らしかったので和海しょうさんにお願いしたい役です。

息子役は歳が不明ですが、少年から17歳ころの思春期世代と考え、「巡礼リスト~」で少年リスト役が好評だった美空真瑠さんにやってもらいたいです。

アンジェラに求婚するレナート・パリアーノ伯爵は新公初主演を務めた侑輝大弥さんでしょう。

アンジェラの母のシュザンテ伯爵夫人は春妃うららさんと華雅りりかさんが候補ですが、「巡礼リスト~」でエステルハージイ伯爵夫人を演じ上品なイメージ(と私は思っています)がある華雅りりかさんにやって欲しいですね。

アンジェラの姉のルチアは都姫ここさんと三空凛花さんが候補ですが、ここは「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」での新公ヒロイン経験から都姫ここさんに演じて欲しいです。

アンジェラの弟セルジオには元禄バロックロックでゴエモン役で歌も芝居も上手な泉まいらさんにやって欲しいですね。

酒場の歌姫マッダレーナには2022年3月「冬霞の巴里」のエリーニュス・ティーシポネー役で不思議な歌声やダンスを披露されている咲乃深音さんのお顔が思い出されました。

追記)9月5日に主要な配役34名が決定しましたのでお知らせします。

予想9月5日決定配役
パルタザール公爵家 聡明な貴公子アントニオ柚香光柚香光
奔放な弟のレオナルド水美舞斗水美舞斗
クレメンティーナ公爵の未亡人パメラ星風まどか星風まどか
幼馴染のアンジェラ星空美咲星空美咲
アントニオ兄弟の従兄弟ビットリオ永久輝せあ愛乃一真
憲兵のオテロ聖乃あすか永久輝せあ
バルタザール家の老執事カルロ和海しょう航琉ひびき
息子ロベルト美空真瑠侑輝大弥
アンジェラに求愛するレナート・パリアーノ伯爵侑輝大弥聖乃あすか
アンジェラの母シュザンテ伯爵夫人華雅りりか梨花ますみ
アンジェラの姉ルチア都姫ここ春妃うらら
アンジェラの弟セルジオ泉まいら
レオナルドが通う酒場の歌姫マッダレーナ咲乃深音湖春ひめ花
バルタザアール侯爵高翔みず希
マンガーノ大佐和海しょう
ジーナ華雅りりか
マリア/ミランダ凛乃しづか
ラドバーニ春矢祐璃
フォルコ泉まいら
エンニオ和礼彩
マチルド咲乃深音
ジュゼッペ龍季澪
レンツォ翼杏寿
マルタ三空凛花
パリ南音あきら
ディノ涼葉まれ
イザベル都姫ここ
セレーナ愛蘭みこ
ジロッティ青騎司
パオロ美空真瑠
ザッフィ湖華詩
ルイジ遼美来
バネッサ美遥あゆ
アリダ/マリエッタ七彩はづき
アルド瀬七波いろ

あくまで管理人の予測です。花組ファンの皆様、ゆる~くご覧くださいませ。

まとめ

2022年10月14日から「フィレンツェに燃える」の花組公演の全国ツアー(別箱)がいよいよ始まります。

47年ぶりに再演されるのは”ダンスの花組“だけではなく柴田侑宏さん演出の芝居の成功で”ダンスと芝居の花組“を目指しているのではないでしょうか?

2021年8月の「哀しみのコルドバ」も好評でしたし、2023年2-3月予定の「うたかたの恋」も柴田侑宏さんの演出です。

柚香光さんと星風まどかさんのルドルフとマリーは5組の中で一番ピッタリだと思います。

いまでも十分”ダンスと芝居の花組“だと思いますが、古典もできるのだとアピールしたいのかも?

柚香光さんにはそれができるとプロデューサーが期待しているのではないかと考えます。

柚香光さんは色々な役を素晴らしい表現力で演じ、その人物になりきれるトップスターだと思います。

その表現力の素晴らしさを存分に発揮できるアントニオの一途な愛と、兄を愛し自己犠牲する弟の水美舞斗さん演じる愛の二面性を表現した柴田侑宏演出が47年という時を超えてどのようになるか!とても楽しみです。

ポスターのコート姿も凛々しくカッコよくて、ワクワクドキドキです。

柚香光さんにはできれば長く花組のトップスターであって欲しいと願います。

尚、配役は管理人の予測ですのでご了承くださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

うたかたの恋」の記事も書いていますのでご覧ください

追記)9月5日に主要な配役34名が決定しました。

私が予想した配役で合っていたのは主役とヒロインを除き、水美舞斗さんのレオナルドと星空美咲さんのアンジェラだけでした。

そうですよねプロデューサーじゃないのですから。

嬉しかったのはアンジェラは星空美咲さんに是非演じてもらいたかったので私の願いとプロデューサーの思いが同じだったことです。どんなアンジェラを演じるのかとても楽しみです。

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