2024年8月11日、ついに雪組トップの彩風咲奈の退団公演の大劇場の千秋楽の幕が開きました。
くしくもこの作品は彩風さんが新人公演で主演のフェルゼンを演じています。
彩風さんも縁がある作品と語っています。
残念ながら劇場では見られなかったのでライブ配信を視聴した感想を書いていきます。
この記事でわかること
・バルサイユのばら雪組2024（キャスト別の感想）
◎フェルゼン（彩風咲奈）
◎マリー・アントワネット（夢白あや）
◎オスカル（朝美絢）
◎アンドレ（縣千）
◎ジャンヌ（音彩唯）
◎ロザリー（野々花ひまり）
◎ジェローデル（諏訪さき）
◎ベルナール（華世京）
・彩風咲奈の退団公演
◎フィナーレ
◎サヨナラショー
・まとめ
ベルサイユのばら雪組2024
原作は池田理代子さんのマンガで宝塚では1972年～1973年に舞台化し、大成功を収めました。
あらすじはベルサイユのばらフェルゼン編2024雪組キャストをお読みください。
ではライブ配信のキャスト別の感想を書いていきます。
フェルゼン（彩風咲奈）
何と言っても、ポスター通りの美しさ！金髪ロングとピンクレッドの口紅が特に肌の美しさを引き立てていました。
原作のフェルゼンより美しいわあ。バックに原作のイラストが出現し、咲ちゃんは原作よりも美しかった。
国王の祝賀会での殺陣がかっこよくて素敵。
『命をかける愛を知った！』痺れる台詞。もう～池田理代子さんの世界観がほとばしる。
そして、客席降りで、あの咲ちゃんが通路の目の前を颯爽とかけぬける！素晴らしすぎる演出！
2幕では原作通り、白薔薇をオスカルに捧げる。
そしてコンシェルジェリー牢獄でのアントワネットのと再開の究極の愛のシーン。アントワネット夢白あやちゃんとのデュエットが涙を誘う。
最後にアントワネットから渡されたステファン人形を胸に「いつまでも紅バラの様に」の名台詞が！
マリー・アントワネット（夢白あや）
原作のイラストよりは大人びているが、夢白さんも美しい！そしてピンクの薔薇のドレスが豪華でよく似合っていました。
元々歌唱力があるのに更に表現力が足されて、流石！トップ娘役の風格が！
コンシェルジェリー牢獄での質素なドレスと髪型でも輝いていました。
泣かせるお芝居は夢白さんは上手い！
フェルゼン彩風さんとのお芝居も、メルシー伯爵がステファン人形をアントワネットに渡すシーンも涙なしではみられない涙
「私はフランスの女王ですから」の名セリフも凛として素晴らしかった。また、最後の断頭台の階段をフランスの女王として凛として上るシーンも涙が溢れました。
素晴らしい！
オスカル（朝美絢）
まあ、綺麗なオスカルでした。
私は安奈淳さんのオスカルを見て、夢中で呼んでいたベルばらの世界観に感動しました。
ですが！あーさ（朝美絢）のオスカルは美しく、原作のイラスト通りの”男装の麗人”でした。
明日海りおさんのオスカルも柚香光さんのオスカルも見ましたが、私の中では一番原作のイメージでなおかつ、美しいオスカルでした。
仕草も時々、女性を感じられ素晴らしかった！流石！次期トップ！目の演技が上手いあーさ（朝美）は台詞が無くても目で語れる！
フェルゼン編なのでオスカルの出番が少な目だったのが残念です。いつか、ベルばらのオスカルとアンドレ編の主演をして貰いたいです。
アンドレ（縣千）
まあ！あがちん（縣千）、メイクも凛々しくソロも多くなり次期2番手になるのでしょうね。
フェルゼン彩風にオスカルを守って愛を貫けと諭されるシーンも目力が強いアンドレでした。
センターに立つ姿は足が長くてかっこ良かったな。さきちゃん（彩風咲奈）と並ぶと迫力があり、舞台が華やかになるから不思議！
ジャンヌ（音彩唯）
舞踏会のソロが圧巻でした。
元々歌も上手だけど、華やかさと声に艶が出てきたと素人の私でも感じました。
原作のジャンヌはずる賢い嫌な女なのだけど、音彩ちゃんはかなり原作どおりの黒い役作りをしていましたね。流石！次期2番手娘役なのでしょう。
ショーでもロケットやセンター付近で踊ってましたね。
ロザリー（野々花ひまり）
今回、咲ちゃん達と退団するひまりちゃん涙
いつかは卒業するのですが残念です。もうひまりちゃんが見られないなんて…
最後の牢獄内のアントワネット夢白に食事を届けて気遣うロザリー、もう姿が見られないと思う気持ちが溢れて涙がこぼれました。
いつも可愛らしい娘役で、声も好きでした。第二の人生を謳歌してください。
ジェローデル（諏訪さき）
オスカルの部下なので出番が少ないかと思ったら、2幕ではフェルゼン彩風にオスカルの最後を伝えます。
ここは回想シーンでしたが、物語の狂言回しもあり存在感をみせました。
素顔でも目元ぱっちりですが、メイクで益々目元ぱっちりの池田理代子のベルばら風に。とても素敵なメイクがお似合いでした。カッコ良かったな。
ベルナール（華世京）
相変わらず男前！本当に美しくりりしい。
舞台のどこにいても、目を引くオーラが強い華世京さん。
東京公演もとても楽しみです。
彩風咲奈の退団公演
あまりにも美しいフェルゼンとして、2幕を演じ切りました。
咲ちゃんが宝塚を目指したのは『ベルサイユのばら2001』のオスカル役の彩輝直さんに魅了されたからでした。
きっとショーでは色々な思いが溢れ、感無量だったと思います。見ている私も胸がいっぱいになりました。
2024年雪組の『ベルサイユのばら』‐フェルゼン編‐は戦いのシーンをダンスや歌で表現していて、お芝居の中にショーの要素がかなりあると感じました。
フィナーレ
そして、フィナーレは可愛らしい赤い薔薇の精のロケットからスタートし、大階段から大羽根を背負った咲ちゃんが登場しました。
あれ？ここで大羽根？と違和感を感じたものの舞台上での衣装の早変わりにワクワクしました。
次期トップコンビのあーさ（朝美絢）とあやちゃん（夢白あや）のデュエットダンスや、退団者のダンスがあり、センターには常にあがちん（縣千）と諏訪さきさん、華世京さんが咲ちゃん（彩風）とダンスをしていました。
そしてパレードはベルばらのお衣装で！
そうか！羽根は背負わないんだ！
なるほど！と、ここで咲ちゃんの大羽根の意味を納得した次第です。
エトワールはあやちゃん（夢白あや）歌唱力や表現力に益々磨きがかかってきたからね～なんて何度もうなずきました。
パレードの階段降り
夢白マリー・アントワネット（エトワール）
↓
諏訪さきジェローデル/音彩唯ジャンヌ
↓
華世京ベルナール/野の花ひまりロザリー
↓
縣千アンドレ
↓
朝美絢オスカル
↓
彩風咲奈フェルゼン
と続き、銀橋へ。
そして！何とあーさ（朝美）あがちん（縣千）華世京、ひまりちゃん（野の花ひまり）が客席降りして、その場所でそのままダンス！すごい！うらやましい！盛り上がるなあ。
サヨナラショー
研18の咲ちゃん新人公演主演5回に抜擢されました。
研7の新人公演では『べルサイユのばら』‐フェルゼン編‐の主演のフェルゼンを演じました。
咲ちゃんご本人も話していましたが、2回目のベルばらでのフェルゼン役という縁がある作品です。
Q. 最後の衣装に袴を選んだ理由A. サヨナラショーの最後に踊らせていただいた「オマージュ」は、私が宝塚に憧れた最初の作品『ベルサイユのばら 2001』のフィナーレナンバーで、初舞台も振り付けてくださった羽山紀代美先生の場面でもあるということから、先生の振りを最後に踊りたいと考えて選ばせていただきました。そして、この場面は正装である飾りのない黒燕尾で踊りたいと思っておりましたので、大階段は緑の袴で降りることにいたしました。Q. サヨナラショーに込めた想いA. お客様と一緒に自身の思い出を振り返ることも素敵なのですが、「ばらのタンゴ」は、私にとって憧れの詰まった場面でしたので、男役として最後まで夢を叶えたい、新しいことに挑戦したいとの想いから、あのような構成を先生方と考えさせていただきました。新しいショーに向かうような気持ちでした。
大劇場の千秋楽後のインタビューからわかるように彩風さんの憧れのシーンからサヨナラショーはスタートしました。
男役のダンス（薔薇のタンゴ）から始まり、退団者4名の華やかなピンク衣装での（ジュエル・ド・パリ）。
咲ちゃんソロ（あなたが誰かの夢になる）→（ブルース・レクイエム）→（人生の主）→（SNOW FLOWER WILL BLOOM）ブルーム船長→あーさ（朝美絢）とデュエット（宿命の星）蒼穹の昴から→全員とダンス（オマージュ）
最後は初舞台の振付師でもあった羽山紀代美さんの振り付けた「オマージュ」を踊りました。
初舞台は2007年星組のミュージカル『シークレット・ハンター』でした。羽山さんは元星組の娘役で残念ですが2003年にご逝去されました。
大劇場の千秋楽後のあいさつでは、「自分を変えるほどの出会いがあり、仲間と作る舞台が楽しい。まだ叶えたい夢があり、ワクワクと時めきが止まりません。」と目をキラキラさせた袴姿が印象的でした。
咲ちゃん、最後まで本当にカッコいい！
関連：蒼穹の昴 amazon primeに入っていればレンタル配信が見られます。
主演：彩風咲奈、朝月希和、朝美絢、和希そら、縣千ほか
関連：2020年炎のボレロ amazon primeに入っていればレンタル配信が見られます。
主演：彩風咲奈（2番手の全国ツアー主演予定作品→新型感染症で梅芸のみに）、潤花、朝美絢、久城あす、縣千ほか
まとめ
『ベルサイユのばら』‐フェルゼン編‐の大劇場の千秋楽のライブ配信の感想を書きました。
ポスターが発表されて、ピンク一色の彩風さん、夢白さん、朝美さんの3名が美しくて期待に胸がドキドキしたべるばらです。期待通り、見ごたえのある豪華な衣装や華やかな舞台でした。
フェルゼン彩風、マリーアントワネット夢白、オスカル朝美、アンドレ縣、他のキャストの感想を書きました。
この公演はトップの彩風咲奈さんの退団公演です。こんなに美しいフェルゼンの咲ちゃんと、原作イメージ通りのオスカルのあーさ（朝美絢）、美しいマリーアントワネットのあやちゃん（夢白あや）が見納めになるのは実に推しい！
でもいつかは卒業、咲ちゃん（彩風）の第二の人生を謳歌して貰いたいです。
『ベルサイユのばら』はフランス革命を舞台にしたマンガで原作は池田理代子さんです。原作の世界観を壊さない宝塚は最高！
2024年雪組の演出は谷正純さん、2時間30分くらいの中で分かりやすくまとめていたと思います。だってマンガの１巻～9巻を舞台化してるんですよ。
さて、原作マンガは2025年新春に『ベルサイユのばら』の劇場アニメが公開されます。
またベルばらブームが起こる予感がします。宝塚もべるばら公演が増えることを心より願います。
2024年9月12日の新人公演はフェルゼンを蒼波黎也、マリー・アントワネットを白綺華、オスカルを紀城ゆりあ、アンドレを華世京とこれまた美しく華がある方ばかりです。特に白綺華さんは丸顔で可愛らしいので、原作のマリー・アントワネットのイメージにかなり近くなるだろうと期待大です。
そして、2024年10月13日が東京公演の千秋楽で彩風咲奈さんの退団日です。
今度は号泣するんだろうなあ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ライブ配信視聴方法をお知らせします。
残念ながら劇場までは行けない方は千秋楽の配信をご覧ください。
配信の視聴方法はRakuten TV・U-Next・ Leminoのいずれかで申し込み後に視聴できます。
雪組公演 ベルサイユのばら‐フェルゼン編– ー彩風咲奈の退団公演ー
【東京宝塚劇場公演】
日時：10月12日（土）15:30公演［サヨナラショーあり］
販売期間：10月5日（土）10:00～10月12日（土）16:00
視聴方法：「Rakuten TV」「U-NEXT」「Lemino」にて配信
視聴料：3,500円（税込）
【東京宝塚劇場公演 千秋楽】
日時：10月13日（日）13:30公演 千秋楽［サヨナラショーあり］
販売期間：10月6日（日）10:00～10月13日（日）14:00
視聴方法：「Rakuten TV」「U-NEXT」「Lemino」にて配信
視聴料：4,000円（税込）
【東京宝塚劇場 新人公演】
日時：9月12日（木）18:30開演
販売期間：9月5日（木）10:00～9月12日（木）19:00
視聴方法：「Rakuten TV」「U-NEXT」「Lemino」にて配信
視聴料：2,500円（税込）
※新人公演のプログラムの画像データをダウンロードできます。
※プログラムダウンロードページURL：https://www.tca-pictures.net/vp/ro/
U-Nextは月額2189円ですが31日間は無料になります。
見放題作品は230,000本で無料マンガ8,000冊以上でポイントも貯められ最新映画のレンタルや漫画の購入に使用できます。
ベルサイユのばらのマンガもみられます。
ライブ配信視聴料は別途4,000円(税込み)必要です。
初回に600円分のポイントが貰えるので配信視聴料との相殺で実質3,400円で観られてお得です。
また、継続すると毎月1200ポイント付与されるので、最新の公演が実質2300円で観られます。
U-NEXTはこちらから
無料トライアル実施中！＜U-NEXT＞
U-NEXTの無料トライアルとポイントの使い方は
↓
U-NEXTの無料トライアルとポイントの使い方や始める時期やスマホ登録
とりあえず一公演だけ観たい方は楽天TVが便利です。楽天のポイントも使用できます。
ライブ配信視聴料は別途3,500円(税込み)必要です。
↓
dポイントが使えるLeminoでの視聴が可能です。
ｄアカウントを持っていたらLeminoが利用できます。専用アプリでの視聴となります。
ドコモの回線利用ではなくても大丈夫です。
Lemino プレミアム契約は月額使用料：990円（税込）で見放題です。
初回初月無料キャンペーンがあります。（31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金がかかります）
ライブ配信視聴料は別途3,500円(税込み)必要です。詳細はホームページで確認してください。
↓
コメント