天華えまさんが2023年4月の『Stella Voice』(バウホール) 主演(と思われる)に抜擢されました。
明確にバウ主演とはなっていません。
何故なのでしょう?気になります。
気になったので、本名・年齢・プロフィールや、バウ主演と記載がない理由や天華えまさんの歌やお芝居の実力を調べてみました。
天華えまのバウホールは主演じゃないの?
天華えまがバウでワークショップ公演「Stella Voice」星組の若手メンバーらが出演
ワークショップ作品「Stella Voice」では、歌唱を中心とした舞台が展開。中村一徳が構成・演出を手がける本作では、天華えま率いる星組の若手メンバーが、宝塚歌劇の名曲やミュージカル楽曲を歌い上げるほか、ダンスナンバーも盛り込み、フレッシュなステージを披露する。
宝塚ホームページより
天華えまさんは研12です。バウ初主演おめでとうございます。
ワークショップは若手の育成の為の公演です。また、期が近い2名を競わせるW主演の場合もあります。
何故、今若手と主演なのでしょう?
天華えまさんは新公3回主演経験者ですが、バウ主演はまだありません。なので、今回主演に抜擢したのでしょうか?
気になったのは、主な出演者となっていたことです。
同じようなショー形式のバウワークショップは、2018年8月、星組『New Wave! -s』があります。
当時研10の瀬央 ゆりあさんと研9の紫藤 りゅうさんのW主演でした。作品紹介には主な出演者となっていました。(通常は主演です)
今回と同じです。星組の表現はこのように曖昧なのでしょうか?不思議です。
2018年8月、宙組『ハッスル メイツ!』(バウホール)当時研9の和希そらのバウ初主演は、主演になっていました。
さて、トップスターへの登竜門のバウ主演ですが、2022年に極美さんがバウ初主演に抜擢されて、ディミトリでの階段降りの順番が変わりました。
天華えまの本名・年齢・プロフィール
本名 | 林 枝里香 |
生年月日 | 1992年~1994年8月28日 |
出身地 | 滋賀県近江八幡市 |
出身学校 | 近江兄弟社高等学校 |
身長 | 171cm |
星座 | おとめ座 |
愛称 | ぴーすけ、えりか、ペン |
初舞台 | 宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」 |
2010年に16歳~18歳で宝塚を受験していますので、生年月日は1992年~1994年で、2023年2月現在は29歳~31歳です。
愛称のぴーすけの由来はわかりませんでした。ペンはひろ香さんの後をついて行く姿がペンギンの様だったのでペンちゃん→ペンになったそうです。
幼い頃は「宝塚に入ることが夢」、バレエを習っていたので中学校の頃は「バレリーナになることが夢」になったそうですが、背が伸びすぎて母に勧められ宝塚を受験しました。
3歳からファンだという天海祐希の舞台映像をみることが楽しみでした。
「たまたま劇団レッスンを受けていたら、天海さんがのぞきに…。ここで話し掛けなかったら一生(機会は)ないと思って、汗だくのレオタード姿で走って追い掛けました。
そして、「芸名は天海さんから『天』の字をもらった。そう告げると抱きしめてくれた。『号泣して言葉は伝わらなかったと思います』と照れていました。天海さんは永遠の目標です。」と東京新聞に答えていました。
入団時の成績は3番。優秀ですね。多分98期の文化祭で主演を演じたのではないかな?
2012年から組まわりを経て2013年に星組に配属になりました。
組みまわりって何ですか?
入団後の1年間に4つの班に分けられ、(5組の年もあったそうです)各組の公演に研修のような形で出演することです。
100期までは組みまわりがあったようです。
天華えまの実力
2013年から星組の公演に出演しました。
研3の2014年1 – 3月『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 – 新人公演:ウジェーヌ(本役:礼真琴)
研4の2015年8 – 11月、『ガイズ&ドールズ』 – GI、新人公演:ベニー・サウスストリート(本役:七海ひろき)
研5の2016年3 – 6月、『こうもり』 – 新人公演:クリプトン(本役:十碧れいや)/開幕の紳士(本役:礼真琴)『THE ENTERTAINER!』
研3から新人公演の役は本役が礼真琴さんの役に抜擢されています。台詞もあったのでしょう。早くから歌や芝居の実力は認められていたのですね。
新人公演主演表
2016年8 – 11月 | 桜華に舞え | 新人公演初主演 |
2017年3 – 6月 | THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル) | 新人公演主演 |
2018年4 – 7月 | ANOTHER WORLD | 新人公演主演 |
研5で『桜華に舞え』で新人公演初主演に抜擢されました。小桜ほのかさんが初ヒロインを務めました。
本公演のトップ北翔海莉さんの退団公演でした。
「少しでも北翔さん(本役)に近づきたくて、本番より重い刀で、毎朝100回、素振りをしていました。びっくりするぐらい(筋肉)もりもりに」と笑いをとっていました。
以来、和物への出番が多く「立ち回り担当です」と笑う。チャンスを努力で引き寄せました。
気持ちが沈むと、天海祐希のDVD を見るのだそう。
天華は芝居のエンディング時点から、達成感に包まれて感涙。あいさつでも涙し、終演後には「放心状態です。死んでもいいぐらい」。タイトルにちなみ、季節外れの桜にたとえた自己採点を聞かれると「今日は華やかに舞ったので、満開です!」と答えた。みちこさん(北翔)からは、和物の着こなし、所作、刀のさしかたも、1から100まで、最後の最後まで、たくさん吸収して、技術を全部、盗みたい」と目を輝かせる。
日刊スポーツより
✨第3弾「新人公演特集」✨#星組 は
『THE SCARLET PIMPERNEL』
(’17年・東京・新人公演)
を放送致します⭐️新人公演の様子を是非ご覧ください💫
🗓2/5(土)ひる2:00-
📺TAKARAZUKA SKY STAGEhttps://t.co/orayNuEeiw pic.twitter.com/Och6WVrtx0— スカパー!タカラヅカ (@sptv_takarazuka) February 2, 2022
研6の『THE SCARLET PIMPERNEL』は紅ゆずるさんのトップお披露目公演でした。
紅は「ドーンといったらええねん」と背を押してアドバイス。天華の緊張も一気にほぐれた。
さらには「今日は朝イチで(紅から)『キラキラ、楽しんで』ってメールもいただきました」とも。天華は無事に大役を終え「とても大事にされている役なのに、ああいう言葉で送り出してくれるさゆみさん(紅)の懐の広さ、大きさに感謝したい」と話した。
日刊スポーツより
2018年の研7で『ANOTHER WORLD』の3回目の新公主演に抜擢されました。
今週の連載「Saturday宝塚」は星組の若手スター #天華えま (てんはま・えま)の登場です。兵庫・宝塚大劇場で行われる「ANOTHER WORLD」の新人公演で、3度目の主演に挑みます。 pic.twitter.com/o4aZLXbPfi
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) May 12, 2018
人間国宝・桂米朝さん(故人)の至芸で知られる上方落語の大ネタ「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」をベースに、“あの世”での大騒動を描くコメディー。
“上方の二枚目”康次郎(本役・紅ゆずる)を演じた天華は、カーテンコールで「落語という伝統芸能とタカラヅカとのコラボレーションで、間合いが難しかったですが、なかなかできない作品。セリフにもある『御霊(みたま)の触れ合い』をたくさん感じさせていただき、幸せに思います」と、あいさつした。全場面、出ずっぱりで、膨大なセリフ量がある役どころだが、関西人(滋賀県出身)らしい笑いのセンスとテンポ感で、大阪の船場言葉をまくし立てて沸かせた。
スポーツ報知より
「寄席が好きで、落語に触れる機会も多かった。今は(吉本新喜劇座長の)辻本茂雄さんが、私にとって神です。間がすごい。お客さんの動かし方が神!」と 趣味の演芸鑑賞も学びの場にする努力家です。
2019年、2021年、2022年の舞台の抜粋
2019年1月『霧深きエルベのほとり』では、本公演リコ・新人公演フロリアン(礼真琴)の役でした。ここまでは順調に育成されていたようです。
2月といえばハッピー行事のバレンタイン!
『霧深きエルベのほとり』組んでいた、まめ(桜庭舞)がお弁当を作ってきてくれた!(オムライスとハンバーグだった)「娘役さんたちがお稽古がどれだけ大変でも作ってきてくれるのが凄い!バレンタインデーは男役にとって凄く幸せな一日で愛を感じる日です。」
天華さんはお子様ランチみたいなのが好きなのだそう。
お子様ランチは少しづつ何種類かあって楽しいですよ。
見た目も楽しくて、私も好きです。
2021年『ロミオとジュリエット』は死とマーキューシオが役替わりでした。
A日程の天華さんの死の表現は私は好きでした。ぞっとする笑いや演技に、死が近づく気持ち悪さを感じました。そして、指先がとても美しく、バレリーナを目指していたそうなのでダンスの表現力や軸がしっかりしていて安定力がありました。
支配するというより寄り添っている『死』になれればと東京新聞のインタビューに答えました。
その天華さんの表現はとてもよく伝わりましたよ。素晴らしかったです。
B日程では愛月さんが死を演じました。
2022年7月の動画で愛月さんがファンからの質問の形のない役の役作りは?の問いに答えていました。
「形のない役は美しさを意識して、美しいほどぞっとして恐ろしいので、髪の1本1本までが表現だと思っていて、舞台裏でカツラを外してカツラの1本1本にストレートアイロンをかけていました。メイクも表現だと思っています。」SNSでも愛月さんの表現力の素晴らしさを賞賛していました。軍配は愛月さんだったようです。
マーキューシオは極美慎さんとの役替わりでした。
A日程では、若さあふれる極美さんのマーキューシオはショッキングピンクの髪でインパクトがあり少年の様でした。
B日程の天華さんのマーキューシオは大人になり切れない少年の背景が見えたらとの思いが伝わったようで、青年と大人の間の様だったそうです。(先輩ブロガーさんより)SNSの評判はよかったそうです。
歌もお芝居も素晴らしかったです。
A日程の配信がありました。天華えまさんの死が見られますよ。
2023年の『ディミトリ』ではアン・ナサウィーでジャラルッディーン(瀬央ゆりあ)の側近役でした。
ナサウィーは原作では、お金に執着があり、全てをお金に換算していたが、お芝居は無かったので、「我が君」一筋で行こうと考えたそうです。
なので、ナサウィーはいつもジャラルッディーンを見ています。
ジャラルッディーン瀬央がソロで歌っているときにダンスをするナサウィーの目線が鋭く色っぽいです。
もちろん、ジャラルッディーンへ視線を送っています。
「ジャラルッディーン瀬央が毎日お芝居で促してくれるので勝手にナサウィーも仕上がってきました。
ジャラルッディーンのみるホラズム像が広大でそれについて行けばいいと瀬央さんに乗っかってきた」とカフェブレイクで話していました。
こっちゃんに「ウナギみたいだねと言われた」のがウナギキャラの始まり。
つかみどころがない?それとも動き?そう言われれば何となくそんな気が!
ナサウィーの役作りは生田先生から、「天華さん、ほぼそのままで大丈夫」と言われました。
また、ディミトリで好きなところは、出撃の影コーラス。
瀬央さんと庭師(朝水りょう)とアンナサウィ―(天華えま)でした。
影コーラスのBOXに行くのが楽しみで仕方がなかったと嬉しそうでした。
凄い!豪華な影コーラスですね。
東京公演では朝水さんは別の場所で影コーラスをしたので、寂しかったそうです。
場所が違ってもコーラスができるんですね。3人とも歌が上手だから大丈夫なのでしょう。
95期の瀬央さんも96期の朝水さんも楽しくて素敵な方なので、天華さんが楽しみだったのですね。
それに嬉しそうだったのは上級生達とコーラスができることでしょうか。
『ジャガービート』は目まぐるしいショーで、衣装の派手さに負けない星組のパワーがあるショーです。
プロローグではピンクのスパンコールギラギラの衣装でした。
銀橋で綺輝さんと舞空さんと3人で歌いました。
初めて衣装を見た時はあまりにも凄いピンクにビックリ!
そして綺輝さんが組替えになるのでさみしかったそうです。
ジャガーの衣装はピッチリしていてまたビックリ!最初は暁さんとのダンスが恥ずかしくて何度も止まってしまったが、今はノリノリで踊っています。
バレエをしていたので、なめらかな動きは得意なので楽しかったそう。
男役が娘役に扮すると何故か物凄く色っぽく感じます。
ましてや、ピッチリした豹の衣装で妖しく輝いていました。
バレエの上手さも遺憾なく発揮し、振付の先生の感性の凄さに感心します。
ジャガーが伸びをしたらこうなのだろうと想像できる体のしなやかさでした。
衣装の黒いくつにラインストーンを貼ったり手作りし、「娘役を尊敬した」と話していました。
中詰めでは赤の神になり(ピンクの衣装でしたが)ソロでこんなに歌ったのは初めてだとか!
そして、5レンジャーのシーン(5人の神が踊るシーン)
とても楽しいと嬉しそうでした。
このシーンは暁さんも瀬央さんも楽しい!と言ってましたね。
パープルコマンドーは、歌い継ぎでロックなので乗り遅れないように、音域の高低差があるので難しかったと話していました。
フィナーレでは綺輝さんと礼真琴さんと3人でダンスがあり、綺輝さんを近くでみると泣いてしまう。もう一緒に踊れないと思うと悲しくて。綺輝さんと二人のシーンが多く泣いちゃう寂しいと話しました。
また、燕尾の群舞で礼さんの後ろで踊るのが好きで、とても幸せです。礼さんが引っ張ってくれるので楽しいとも話していました。
そして、階段降りも綺輝さんと二人でした。この後から極美慎さんと有沙瞳さんが降り→暁千星さん→瀬央ゆりあさん→舞空瞳さん→礼真琴さんでした。
ついに100期の極美慎さんに抜かれてしまいました。
『ベアタ・ベアトリクス』でバウ初主演に抜擢されましたからね。
100期の極美さんに先を超されましたが、トップへの条件では並びました。新公回数では天華さんの方が多いです。
センターに立つオーラが極美さんが強かったと思います。
まとめ
2023年4月、98期の研12で『Stella Voice』(バウホール) の初主演(だと思う)に抜擢されました。
おめでとうございます。
美しい天華さんは、特技のバレエのしなやかな動きが得意で指先まで美しいです。
歌やお芝居の実力は充分にあります。
入団成績上位者でもセンターできらりと光る何かが必要です。バウ主演を射止めるのは実力以外に”運”と”タイミング”が必要でしょう。
研10までにバウ主演がなかったことは残念でしたが、今後も頑張って欲しいです。
星組は色々不思議なことが多いので、推測するしかありません。
ただ、礼真琴さんと瀬央さん率いる星組の公演は見ごたえがありますので今後も注目したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
1789バスティーユの恋人たち
↓ 6-7月大劇場公演、
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