2021年星組公演「柳生忍法帖」の感想とつまらないというWebでの評判について調べてみました。
「柳生忍法帖」では大活躍の堀一族の女たちとその仇の会津藩七本槍たちがとても気になりました。
またこの公演は2番手スターの愛月ひかるさんの退団公演でした。
「柳生忍法帖」のキャスト別の感想とつまらないというWebでの評判について調べ、書いていこうと思います。
柳生忍法帖の感想と評判
楽天TVに柳生が入ってきました❣️東京の千秋楽です🥲単品レンタルも可なのでスカステが見られない方はぜひ✨
>待ち受けるのは、藩を牛耳ろうとする謎の男・芦名銅伯(#愛月ひかる )
🥰🥰柳生忍法帖(’21年星組・東京・千秋楽) 動画 @rakutentv_japan公式へ https://t.co/g0g8ywBNqP #楽天TV
— 🤍みなみさくら🦩 (@minami_sakura_a) February 1, 2023
山田風太郎の小説「柳生忍法帖」。史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描く傑作時代小説の初の舞台化に、宝塚歌劇が挑みます。
寛永年間。暴政を敷く会津藩主・加藤明成を見限り出奔した家老・堀主水の一族に、復讐の手が迫る。明成は堀主水の断罪だけでは飽き足らず、幕府公認の縁切寺・東慶寺に匿われた堀一族の女たちをも武力をもって攫おうとする。
しかしそれは、男の都合に振り回された生涯を送り、女の最後の避難場所として東慶寺を庇護してきた天樹院(豊臣秀頼の妻であった千姫)には許しがたい事であった。女の手で誅を下さねばならぬ。そう心定めた天樹院は、敵討ちを誓う女たちの指南役として、密かに一人の武芸者を招聘する。将軍家剣術指南役の嫡男ながら城勤めを嫌い、剣術修行に明け暮れる隻眼の天才剣士、柳生十兵衛。
女たちを託された十兵衛は、死闘を繰り広げながら会津へと向かう。
待ち受けるのは、藩を牛耳る謎の男・芦名銅伯と、銅伯の娘で明成の側室ゆら。果たして十兵衛たちは、凶悪な敵を打ち倒すことが出来るのか…。
宝塚ホームページより
この忍法帖シリーズは忍法という奇想天外な術を使うことができます。
山田風太郎さんの作品自体があまり好きでは無い方は、妖術が出てきたり現実離れしたことがあるとつまらないと感じたようです。
駄作とまで表現されてしまいました。残念です。
キャスト毎の感想
舞空瞳ーー芦名銅伯の娘で、加藤明成の妾のゆら
ゆら舞空さんは、父が時々憑依するので、憑依した父と同じ話し方をしなくてはなりません。しゃべる速度(愛月ひかるさんと)が同じで流石!トップ娘役だと思いました。
十兵衛を好きになってしまうのですが、その描写が分かりにくくて残念でした。(2回目でやっと理解できました。私だけ?)
捕らわれた十兵衛と堀一族の女たちをゆらが香(阿片のようなものなのでしょうか)であやつり、十兵衛の吸い込んだ香をゆらも吸い込んでしまいます。
その時、虹七郎瀬央ゆりあが「香を吸い込んだから、この男に惚れるかも」と言います。(これも2回目にわかりました)
舞空さんの表情はどんどん十兵衛に惹かれていくのが伝わりましたが、ゆらが愛してしまうシーンがないので「え!いつの間に愛していたの?」展開がはやすぎるよ!と思いました。
十兵衛を想う歌を歌っていたような気がしました。(記憶が曖昧で、すみません)
娘たちが捕らわれて香を焚くシーンでのソロが妖しげで難しい曲を、十兵衛とのデュエットは聴きごたえがありました。
舞空さんが歌う曲は半音が多く難しそう。でも怪しげな雰囲気はよく出ていました。
歌が上手なので、そこまで難しさが伝わらないのが良いのか残念なのかなあ。
白妙なつーー千姫【天樹院】将軍家の姉で天秀尼の母
白妙なつさん、男の手を借りることをよしとせず、あくまで7人の女たちの手によってかたき討ちはなされるべしと考え、十兵衛に指南役を命じます。
迫力ある声で東慶寺の前での七本槍の横行をやり込めます。
胸がすかっとしました。
おかげで、七本槍たちは堀一族の女はあきらめ、男たちだけを引き立てることにしました。
威厳があり女性を守る強い意志と力も上手く表現して、無くてはならない存在です。
私は白妙さんの声も好きです。
輝咲玲央ーー悪逆の会津藩主の加藤明成
女好きで七本槍に城下の祝言日に花嫁をさらわせ、女なら手あたり次第召しとるように命令します。
私利私欲が満たされれば良いと考える悪いやつを演じていました。
きっと何代目かの藩主で、親の言いなりの人生だったと思わせる様な弱い者には強がり、強い者には媚びる藩主を思わせるような悪逆ぶりが、時にはコミカルでアドリブなどで客席の笑いが起きたりしていました。
殴られたときの倒れ方がコミカルでした。アニメの中の悪役の様でした。
水乃ゆりーー紙屋五郎右衛門の娘おとね
七本槍に騙されて、明成にさらわれてしまいます。
水乃ゆりさん、ソロは透き通る様な高音で歌唱力があります。新公ヒロイン経験者です。
有沙瞳ーー東慶寺の住持の天秀尼
有沙瞳さん、ソロは歌唱力もすばらしく力強い声でした。祝言の夜に花嫁がさらわれる事件が続いていると狂言回しと、響き渡る有沙さんのソロです。
半音の多い難しそうな曲でしたが素晴らしい歌声でした。
研10でヒロイン経験も多く、芝居も歌も素晴らしいです。さすが別格スターです。
天寿光希ーー沢庵和尚
飄々とした癖のある和尚でした。天寿さんは色々な役ができる別格スターです。特に私は時代劇の天寿さんが好きです。
十兵衛は弟子の一人なので、十兵衛とのやりとりはちょっとコミカルでほっこりします。
沢庵和尚は十兵衛の実力や性格が分かっているので堀一族の女たちの仇討ちを引き受けさせるように上手く取り計らいます。
ゆらに「まことに好いておられるのじゃな」というコミカルだけど嬉しそうに話すシーンが好きです。
瑠璃花夏ーー天丸
剣法使いの鷲ノ巣廉助の綺城 ひか理さんと具足丈之進の漣 レイラの盾にされて斬られます。
姉の都優奈を救い出す為に斬られた天丸は倒れそうになりながら、姉の元へ一歩ずつ踏み出し、手鞠歌(わらべ歌)を歌いながら息絶えるシーンは涙を誘いました。
瑠璃花夏さん、新公ヒロインに抜擢されました。歌も芝居も上手です。
咲城けいーー雲林坊(沢庵和尚の用心棒?)
低い声で歌が上手いです。研6でした。
さすが!
この1年後に新公初主演に抜擢され、雪組へと組替えになりました。
注目していたんですよね。
歌は上手いし、男役のカッコよさが出ていましたから。
天飛華音ーー多聞坊
沢庵和尚の弟子だが、十兵衛の弟子にして欲しいと慕います。
坊主なのに剃髪していなくて覚悟がないようです。
クライマックスの堀一族の女たちが貼り付けにされる寸前に十兵衛が乗り込みます。
最初から奇声を発していたので変だなと思ったんですよ~
やっぱり替え玉でしたね。
かのんくん、大活躍でした。
この物語は7人の堀一族の娘たちが主役で、十兵衛が剣の指導をし、仇の七本槍を討たせたストーリー展開でした。
ゆらや芦名銅伯と天海僧正との関係は分かりましたが、ゆらと十兵衛との関係の説明が分かりづらい(2回観てわかりましたが、せおっち達が台詞で言っているのですが…)
礼真琴ーー柳生十兵衛(隻眼の天才剣士)
隻眼(片目)と言われていました。黒い眼帯をした姿が有名です。
ですが、肖像画は両目が描かれていて、当時の資料や記録にも片眼であったという記述はありません。
柳生新陰流を操る剣豪です。眼帯をして相手を油断させたのでしょうか?
片眼で敵の動きを察知するのは、かなり神経を集中しなければいけません。
あの眼帯をしての殺陣は素晴らしかったです。
スピードもあり、迫力もありました。
銅伯との切り合いや、せおっちとの対決もスピードがあり迫力もあり、手に汗握る!ってこういうことだわ…と思いました。
虹七郎瀬央ゆりあさんとの一騎打ちでは、十兵衛が手の筋を切られます。
「勝った!」と叫ぶ虹七郎は足の筋を切られていました。柳生新陰流は瞬時に神経などを切る剣法ですから。(と記憶していますが…)
礼さんは本当に歌が上手で色々な声で歌えるトップスターだとわかりました。
ロミオとジュリエットの時は、もう少しキーを高くして、若いロミオを演じ歌のキーまでも高かったのです。(男役でこのキーの人(高い)は私は苦手です。)
ですが、十兵衛はかなり低音で歌っていました。
凄いです。
よく演出の先生が、礼真琴の身体能力の凄さ!と表現していました。
実は私、星組をあまり観ていなくてちょっと意味不明でした。
ですが!ロミオの高いキーと十兵衛の凄みのある低いキーを両方とも出せて、しかも歌唱力も衰えません。
歌を聴いているだけで感動しました。
十兵衛を飄々とした、ちょっとコミカルなところがある剣豪として、戦うときは、きりりとした力強い役作りに礼真琴の表現力の素晴らしさがわかりました。
大げさではなく自然にみせていたところは、うなりましたね。
(こんな人がいたら世の中もっと良くなるのにと!)
原作は山田風太郎の小説
山田風太郎さんの忍法帖は忍法という奇想天外な術を用いて活躍する忍者たちの小説です。
私は山田風太郎の小説の中でも忍法帖シリーズが好きです。
柳生十兵衛の三部作の第一作『柳生忍法帖』は当初は『尼寺五十万石』と題され十兵衛が登場する予定はなく、第二作『魔界転生』は、どんな忍法が登場しても大丈夫なように適当な題名『おぼろ忍法帖』をつけたものの、結局内容にそぐわなくなります。
『尼寺五十万石』は単行本化の際に、『おぼろ忍法帖』は角川文庫収録時に『忍法魔界転生』、1981年の映画化の際に『柳生忍法帖』の題名に改題されました。
第三作は1991年発表の『柳生十兵衛死す』でした。
魔界転生は1981年に深作欣二監督が映画を作り、主演の柳生十兵衛は千葉真一さんでした。
テレビCMでは天草四郎が唱える「エロイム・エッサイム」が流され、子供達の間でも流行り言葉になりました。
沢田研二(ジュリー)の天草四郎が美しく妖しくて、志穂美悦子さんを誘惑する目線や仕草が色っぽくて物凄く印象に残っています。
CMもインパクトがあり、今でも覚えています。
『南総里見八犬伝』は「忍法八犬伝」八犬士の子孫がくノ一から里見の姫を守る話です。1964年の時代小説です。
「新八犬伝」としてNHKで1973年~1975年に坂本九さんのナレーターで人形劇として放映されました。
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(じんぎ♪れいち♪ちゅうしん♪こうてい♪)と坂本九さんが歌う挿入歌になっていました。
今でも歌えます。
とても面白かったことを覚えています。
人形は辻村ジュサブローが制作したもので人気が出ました。
伏姫が自害するときに数珠が飛散し、8個の玉が飛び出し、それぞれの玉を持つ八犬士同士の距離が近づくと感応しあってその存在を教えました。
八犬士が、悪代官・悪党・怨霊らによってもたらされる困難・妨害を乗り越えて活躍する物語でした。
玉梓(たまずさ)が怨霊~というフレーズが良く出てきました。
大活躍の堀一族の女たち
小桜ほのかーー堀主水の娘お千絵
お千絵が天海僧正に十兵衛の命乞いをしようと会いにいき、「銅伯は芦名一族の復活に執着しすぎている」と答えました。
どうなるの?これから~ドキドキです。
研9の小桜ほのかさんはお芝居も上手く歌も上手です。新公・バウヒロインに抜擢され、エトワールにも抜擢されています。素晴らしい。
音波みのりーー稲葉十三郎の妻お圭
十兵衛と祝言をあげたおとりとして、あえて七本槍にさらわれます。
一緒にとらわれた十兵衛を加藤明成の刀で助けます。大活躍ですね。
ですが大道寺鉄斎碧海さりおに催眠術をかけられ捕らわれて牢屋に入れられます。
音波さんは91期で研17です。芝居も上手なはずですね。
澪乃桜季ーーお千絵の婢お笛
かたき討ちの指南役を十兵衛に依頼したときに、「おもしろい」と何度も言う十兵衛に腹をたて、何度も平手打ちをします。
夢妃杏瑠ーー多賀井又八郎の妻お沙和
逃がした花嫁になりすまし、堀一族の女たちが捕らわれ、七本槍と戦い、平賀孫兵衛天華えまと大道寺鉄斎碧海さりおと娘たちは、かたき討ちができました。
七本槍(会津藩加藤明成の手下)
悪役の芦名一族の手下の七本槍の凄さが伝わりにくかったです。
それぞれが特殊な術の達人です。
瀬央ゆりあーー七本槍のリーダーの漆戸虹七郎
隻腕(片腕)の剣客。血の臭いを嫌い、剣をふるう前には花枝をくわえる習慣があります。
片腕ではありませんでしたね。
瀬央ゆりあさんは七本槍のリーダーの威厳があり、立っている時の眼光が鋭く役作りが素晴らしく、ソロの歌も力強く上手でした。
殺陣はスピードが早くて迫力があり、あれだけ切り合っても台詞が言えるのは素晴らしいです。せおっち。
瀬央ゆりあさんの記事
2019年バウ公演です。瀬央さん、有沙瞳さん、天寿光希さん、極美慎さんが大活躍の龍の宮(たつのみや)物語。夜叉が池と浦島太郎を思わせる不思議な音楽奇譚です。スピリチュアル好きなら楽しめますよ。
極美慎ーー七本槍のメンバー香炉銀四郎
細いが強靱な「かすみ網」の使い手。美少年だが、その顔には額からあごまで一文字に刀痕が走っています。
額からあごまで刀傷の跡が残っていてもキレイでセンターに立つオーラがありました。
数人が舞台にいてもひときわ目立つオーラがあり、将来が楽しみです。
十兵衛を殺そうとして、ゆらを誤って刺してしまい、うろたえる様子で事態を呑み込めていない銀四郎を上手く演じていました。
歌い継ぎでの歌も上手でした。
天華えまーー七本槍のメンバー平賀孫兵衛
槍の使い手で槍は1丈8尺(5メートル弱)の長さに及びます。
黒いドーランを塗っていました。
最初に堀一族の女たちに殺されます。
漣レイラーー七本槍のメンバー具足丈之進
子牛ほどもある巨大な3匹の犬(天丸、地丸、風丸)を意のままに使います。
キレイな七本槍メンバーでした。
研14です。やっぱり芝居もダンスも上手いですね。残念ながら2021年12月で退団されました。
ひろ香祐ーー七本槍のメンバー司馬一眼房
馬を軽々とくびり殺す威力を持つ、十数メートルに及ぶ皮鞭を操ります。
95期なのでせおっちと礼さんと同期。
しかも名古屋出身者!親近感わきます。(同郷なので)
綺城ひか理ーー七本槍のメンバー鷲ノ巣廉助
拳法の使い手で、素手・素足で寺の山門の厚板を打ち抜くほどの力を持ちます。
研11の新公主演2回経験者です。歌も芝居も上手ですね。舞台で目立つオーラがあります。
碧海さりおーー七本槍のメンバー大道寺鉄斎
鎖鎌の達人。その鎖の長さは10間以上で、分銅のみならず鎌も投げ、自在に操ります。
「ロミオとジュリエット」で愛の役を演じた碧海さんとは思えません。
本来の男役の姿ですね。新公主演経験者です。この新公では芦名銅伯と天界大僧正(本役は2番手の愛月ひかるさん)の役でした。大抜擢ですね。今後が楽しみです。
七本槍の7人と十兵衛の剣舞が美しく、途中から娘たちのコーラスが入り重厚感が増し、堀一族の女たちとの剣の稽古シーンへ。
平賀孫兵衛の98期の天華えまさん、大道寺鉄斎の101期の碧海さりおさん、鷲ノ巣廉助の97期の綺城ひか理さん、具足丈之進の94期の漣レイラさん、司馬一眼房の95期のひろ香祐さん、香炉銀四郎の100期の極美慎さん、最後に漆戸虹七郎の瀬央ゆりあさんの順番で斬られるシーンがありました。
極美慎さんと瀬央ゆりあさんがバウ主演経験者です。だから最後にかたき討ちされる役だったのでしょうか?
極美さんは見せ場がありましたからね。
そして瀬央ゆりあさんは十兵衛と一騎打ちでした。
この七本槍のキャラクターも狂言回し(ナレーター)がいればもっと凄さが伝わったのではないかな。
2番手愛月ひかるの退団公演
ゆらの父で、徳川家の相談役の南光坊天海の弟で108歳の芦名銅伯と徳川家の相談役を務める老僧南光坊天海の二役でした。
芦名銅伯の愛月さんはロングの金髪で皮膚の色素が薄めな感じの悪役で迫力があり物凄いパワーを持っていることが伝わってきました。
芦名一族の長で七本槍を束ねている力を感じさせる演技でした。声も歌も仕草も素晴らしかったです。108歳とは!妖術を使っていたからでしょう。ゆらに乗り移ったりしました。
芦名一族が戦に敗れた日の記憶では黒髪で威厳のある銅伯でした。ソロの♪復活の日は♪も見事でした。
徳川家の相談役を務める老僧南光坊天海は、白い尼僧頭巾をかぶり、ほんの一場面のみの登場でした。
背も高くオーラがあります。流石2番手スターです。93期で研15の2番手の愛月ひかるさんはこの公演で退団されます。
トップスターの礼真琴さんは95期なので、93期の愛月さんはトップスターにはなれません。
2019年に宙組3番手から専科へ異動になり、星組へ異動となり礼真琴さんのトップお披露目で2番手になりました。
宙組に在籍していれば3番手スターで真風さんが退団なので2番手スターになりますが、93期の芹香さんが次期トップなら、同期なのでトップスターにはなれません。
専科に在籍していたら、退団されなかったでしょうか?真実はわかりません。
退団後の昨年はミュージカル『ファンタスティックス』にエル・ガヨ役で出演されました。
男役で低くて良い声で歌い、カッコよかったです。ミュージカルで活躍している姿を見れて嬉しかったです。
公演日程:2022年10月23日(日)~11月14日(月)
会場:日比谷シアタークリエ
台本・詞:トム・ジョーンズ
音楽:ハーヴィー・シュミット
翻訳・訳詞・演出:上田一豪
エル・ガヨ役:愛月ひかる 出演
まとめ
2021年星組公演の「柳生忍法帖」の感想を書きました。
1時間30分くらいにかなり詰め込まれていたので、分かりにくい箇所が何か所かありました。
そこがつまらないという評判がたった理由の一つでしょう。
狂言回しがもっとあれば理解できたのでは?と思いました。
また、トップ娘役のゆら舞空さんの見せ場が少なかったことがわかりました。
左目に眼帯をした十兵衛の姿で礼真琴さんは殺陣をし、素晴らしい身体能力です。
歌のキーも低音で強さと男の渋さを表現し、歌唱力もあり素晴らしかったです。
演出家が言う、礼真琴の身体能力の高さをもっとみてみたいと思いました。
この公演で退団する2番手スターの愛月ひかるさんは二役をこなし、相変わらずの芝居と歌の上手さでした。もっともっと演技をみたかったですね。残念です。
星組の上級生が次々退団されて、引き継ぐスターが少しでも長く演じてくれることを願いたいです。
次期2番手は誰か今後注目していきたいところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Le Rouge et le Noir ~赤と黒~の記事書いてます
↓
コメント