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「ライラックの夢路」と「ジュエル・ド・パリ」2023年大劇場で雪組トップコンビお披露目公演で109期初舞台(再追記有)

宝塚雪組

雪組トップコンビの彩風咲奈さんと夢白あやさんの大劇場お披露目公演が決定しました。

「ライラックの夢路」とショーの「ジュエル・ド・パリ」が2023年4・5月に上演されます。

この公演は同時に109期生の初舞台になります。

先日、夢白あやさんのトップ娘役のお披露目公演の「Bonnie & Clyde」が2023年2月6日~3月1日まで御園座公演と発表されました。

トップコンビのお披露目公演は早めの発表でしたね。

では、「ライラックの夢路」がどの様な物語なのか気になりますよね?私も気になったので調べてみました。

再追記)新人公演のキャストを追加しました。

ライラックの夢路の原作は?(再追記有)

イギリス産業革命の影響を受けて目まぐるしく変化する19世紀初頭、ドイツ。プロイセン王国のユンカー(騎士領所有の貴族)であり、今も尚騎士道の精神を受け継ぐドロイゼン家。その広大な領地には、春になると色とりどりのライラックの花が咲き乱れている。ドロイゼン家の長兄ハインドリヒ・フォン・ドロイゼンは、金融王ロートシルト家(世界的富豪ロスチャイルド家)を築いた5人兄弟のように、ドロイゼン家の5人兄弟も一丸となって、新しい産業である鉄道産業を発展させることを夢見ていた。

ある日ハインドリヒは、音大生の末弟ヨーゼフから、音楽家志望のエリーゼを紹介される。勝気で利口なエリーゼと些細なことで衝突しながらも、二人は次第に惹かれ合っていく。さらに、エリーゼの幼友達・鉄工職人のアントンとの出会いによって、ドロイゼン家による鉄道事業の歯車がまわり始める。

鉄道産業の設立こそ、ドイツ諸連邦の発展と統一に繋がると信じるハインドリヒ。それは、5人兄弟が力を合わせることによって事業を成し遂げようとする姿とも重なっていく。兄を尊敬しながらも保守的思考で反論する官僚の次男フランツ、父親の過去の噂に心痛める軍人の三男ゲオルグ、融資銀行の裏切りや国からの圧力等、様々な問題がハインドリヒにのしかかる。しかし、それらを乗り越える時には、いつも兄弟の力があり、エリーゼの愛があった。

宝塚の雪組公演情報より

プロイセン王国は18世紀から20世紀にかけて栄えた王国です。

南ドイツのシュヴァーベン地方に発祥した貴族、君主の家系でドイツ皇帝やルーマニア国王も輩出した一族です。

現在のドイツ北部からポーランド西部の領土で首都はベルリンにありました。

ユンカーとは何でしょうか?

エルベ川の以東に領地を持つ中世の騎士たちが農地経営(騎士領)に乗り出し、自分の領地内に直営農地を所有し自らもそこで暮らしことを指します。

管理人
管理人

現在の住み込み従業員を雇って産地直送を行う様なものでしょうか。

騎士の家系が経営者になり収益を得たということですね。

ドロイゼン家も歴史家のヨハン・グスタフ・ドロイゼンが実在し1808年7月6日から1884年6月19日まで存命しました。その息子はヨハン・グスタフ・フェルディナンド・ドロイゼンでドイツの歴史学者で1838年4月10日~1908年11月10日まで存命しました。ですが5人兄弟ではないようです。

原作は調べきれませんでしたが、舞台はドイツで5人兄弟が一丸となる…とありますが、4男と5男の名前はありません。

ドロイゼン家を中心に物語が動く場合は父親の過去の噂に心を痛めるとありますので心優しいゲオルグが朝美絢和希そらさんに。(勿論、和希さんも軍服姿が似合いそう)

次男のフランツが和希そら美絢さんで四男が縣千一禾あおさん、五男が華世京さんとビジュアル的に素晴らしい面々です!

アントンが真ノ宮るい縣千さんだといいなあ。でした

役名本公演新人公演
ハインドリヒ・フォン・ドロイゼン[ドロイゼン家の長男]彩風咲奈紀城ゆりあ
エリーゼ[職業音楽家を目指す女性]夢白あや音彩唯
次男フランツ[ドロイゼン家の次男]和希そら朝美絢華世京
夢人[魔女]/アーシャ[魔女と蔑まれた女]美穂圭子千早真央
フンボルト[ブランデンブルク銀行頭取/ディートリンデの父]奏乃はると風雅奏
バジナ[アーシャの叔父]透真かずき月瀬陽
ホフマン[印刷会社の代表]真那春人紗蘭令愛
ヴェーバー少佐[プロイセン軍隊の少佐]久城あす絢斗しおん
コンスタンツ[ドロイゼン家と親交のある貴族の女]杏野このみ華純沙那
マイネック夫人[マイネックの妻]愛すみれ麻花すわん
シンケル[アイヒタールの友人]桜路薫海咲圭
アントンカール鉄工職人真ノ宮るい天月翼霧乃あさと
ガレッティー夫人[ガレッティーの妻]白峰ゆり夢白あや
三男ゲオルグ朝美絢和希そら聖海由侑
夢人[魔女]妃華ゆきの莉奈くるみ
ビエラ[リンゴ売りの老女]沙羅アンナ愛羽あやね
マイネック[ドロイゼン家と親交のある貴族の男]叶 ゆうり希翠那音
アイヒタール[ジャーナリスト]諏訪さき蒼波黎也
ディートリンデ[銀行家の娘]野々花ひまり愛陽みち
夢人[魔女]希良々うみ愛空みなみ
ミハエル[ツークンフト製鉄所の職人]眞ノ宮るい藤影ゆら
ガレッティー[ドロイゼン家と親交のある貴族の男]星加梨杏和奏樹
アントン鉄工職人[エリーゼの友人]眞ノ宮るい縣千苑利香輝
将校[ヴェーバーの部下]日和春磨彩名美希
アレクシア[ブランデンブルクの農民]琴羽りり天咲礼愛
職人[ツークンフト製鉄所の職人]麻斗 海伶絢月晴斗
ランドルフ[ドロイゼン家の四男]縣千一禾あお乙瀬千晴
夢人[魔女]有栖妃華瑞季せれな
ブェックラー[プロイセン軍隊の下士官]咲城けい壮海はるま
将校[ヴェーバーの部下]真友月れあ風立にき
ブルジョア女[貴族の女]涼花美雨
職人[ツークンフト製鉄所の職人]稀羽りんと榊歩
クルト[ツークンフト製鉄所の職人]聖海由侑水月胡蝶
夢人[魔女]音彩唯白綺華
ヨーゼフ[ドロイゼン家の五男]華世京瞳月りく
5兄弟の父親専科の方では?

いつもながら管理人の予想なのでゆるーくご覧ください。

配役が分かり次第、追記します。

追記)次男フランツは朝美絢さんでした。こうなると番手順?なのでしょうか?追加のキャスト発表が待ち遠しいです。

キャストが決定しましたので再追記しました。

ライラックの夢路 雪組トップコンビのお披露目公演

ライラックの花は和名は【ムラサキハシドイ】と言い、白・紫・藤色・紅色があり一重咲きと八重咲があります。

夢白あやさんに似合いそうなお花ですね。ライラックの花畑の中で益々輝きそうです。

さて、「ライラックの夢路ードロイゼン家の誇りー」は作・演出は謝珠栄さんです。

謝珠栄さんの作・演出作品は2020年の星組の「眩曜の谷~舞い降りた新星~」大劇場公演でした。

「眩曜の谷~舞い降りた新星~」は紀元前の中国の物語ですが、トップの礼真琴さんに因んで名前を「丹礼真(タンレイシン)」にし、ヒロインの舞空瞳さんも汶続の舞姫役の名を瞳花(トウカ)と親しみやすい名前にしたと謝珠栄さんが語っていました。

大劇場の作品らしい重厚な舞台だったらしいのですが、皆さんの感想はトップコンビ以外の人物の深堀りが無く残念だったという意見が多かったようです。

今回の「ライラックの夢路」は19世紀初頭のプロイゼン王国の物語なのでドレスもパリ程の華やかさはなく、男性の服装もちょっと地味な感じになるのではないかな?

その分、ショーでのテーマはパリなので華やかでリズミカルにされるのではないでしょうか。

5組のトップコンビのお披露目公演を調べてみました

花組は「元禄バロックロック」トップ娘役は星風まどかさんの公演もありましたが谷貴矢さん演出が大劇場のデビュー作品だったので2020年の「はいからさんが通る」にしました。

小柳奈穂子さんの演出作品が2本あります。

私は小柳奈穂子さんの演出作品が明るくてロマンがあって好きなのですが、2023年1月の花組の「うたかたの恋」を演出されていますのでお忙しかったのでしょうね。残念です。

謝珠栄さんの演出作品はテーマがちょっと重めなので好みが分かれる作品になるでしょう。

夢白あやさんがどの様に演じられるか楽しみです。

年月組別公演名演出家トップスタートップ娘役
2020年7月花組はいからさんが通る小柳奈穂子柚香光華優希
2021年8月雪組CITY HUNTER齋藤吉正彩風咲奈朝月希和
2022年1月月組今夜、ロマンス劇場で小柳奈津子月城かなと海乃美月
2020年9月星組眩耀の谷~舞い降りた新星~謝珠栄礼真琴舞空瞳
2021年6月宙組シャーロック・ホームズ生田大和真風涼帆潤花

ライラックの夢路で109期初舞台

この公演は109期の初舞台になります。

音楽学校の入学式でご挨拶された南平友里愛さんのその後の成長が楽しみです。109期の文化祭も秋なのでそちらも楽しみですね。

元宙組男役の初嶺麿代さんのダンス&フィットネスの宝塚要請学校に通っていて合格し新聞記事に掲載された方が4名いました。(8名合格しているそうです。)

南平友里愛さん、千々松春紀さん、若菜姫夏さん、濱谷咲希さんです。

南平友里愛さんは2021年4月放送の「沸騰ワード10」宝塚試験完全密着ドキュメントで取り上げられました。2019年に退団された元花組トップスターの明日海りおさんが目標だそうです。

千々松春紀(横浜市出身)です。

『謙虚で真面目、キラキラした強い瞳で臨む姿が印象的、集中力のある子。バレエ以外は0からスタートだが面白いくらい伸びた。持ち前の努力とセンスで男役娘役どちらでも活躍して欲しい』と初嶺麿代さんのホームページに記載されていました。目標は雪組の2番手の朝美絢さんだそうです。

若菜姫夏(東京都出身)ヒナ 元雪組トップ娘役の真彩希帆さんが目標だそうです。

『歌もダンスも実力派で小学校6年からみてきた』と初嶺麿代さんのホームページに記載されていました。

濱谷咲希(兵庫県川西市 高3)星組のトップ娘役の舞空瞳が目標だそうです。 

『どのような役でもお客様を魅了し、謙虚さと向上心を兼ね備え、つねに感謝を忘れない、
 皆さんから愛される娘役になりたい』と新聞記事に掲載されました。

廣井すみれ(新潟市西区 新潟第一高校2年)

『明るくおっとりした子だけど、外見はすらりとシャープ』だと初嶺麿代さんのホームページに記載されていました。

初舞台を頑張って楽しく演じてもらいたいです。組み分けも気になりますね。

ファッシネート・レヴューのジュエル・ド・パリ

ファッシネイト・レビュー『ジュエル・ド・パリ!!』-パリの宝石たち-
作・演出は藤井大介さんです。

藤井大介さんの演出作品をまとめてみました

2018年雪組雪組ショー・パッショナブル
『Gato Bonito!! 〜ガート・ボニート、美しい猫のような男〜』
望海風斗
2019年月組レビュー・エキゾチカ『クルンテープ 天使の都』珠城りょう
2019・2020年宙組ショー・トゥー・クール
『アクアヴィーテ (aquavitae) !! 〜生命の水〜』
真風涼帆
2021年花組パッショネイト・ファンタジー『Cool Beast!!』柚香光
2022年星組レビュー・エスパーニャ『Gran Cantante!!』礼真琴
2022年宙組ファッシーノ・モストラーレ『Capricciosa!!』真風涼帆
2023年予定雪組ファッシネイト・レヴュー ジュエル・ド・パリ-パリの宝石たち-彩風咲奈

宙組の真風涼帆さんが2回(公演は3回)していますね。相性がいいのでしょうか?それとも宙組のプロデューサーの好みなのでしょうか?

藤井大介さんの演出はスペイン調でフラメンコやタンゴが多いですが衣装は華やかでトップスターの魅力を引き出す演出をされています。

たとえば、元雪組の望海風斗さんにはタンゴでエキゾチックな大人っぽい演出でした。

花組の柚香光さんにはダンスが多めの演出で、柚香さんが娘役のピッタリした衣装でダンスするシーンがあったり柚香さんの違う一面を引き出しました。とても美しかったです。

ショーの中ではソロが多めで見ごたえもあります。組ごとの持ち味を上手く表現して貰えています。

今回も宝石たちとあるのでキラキラした輝きのあるショーになるのではないでしょうか?雪組はダンスも歌も随分見ごたえがあるようになったと思いますのでとても楽しみです。

夢白あやさんもダンスが上手でセンターで踊っていましたからきっと素晴らしいトップ娘役のダンスを披露してくれること間違いなしです。

また彩風さんと和希そらさん、朝美絢さんと彩風さん、華世京さんと彩風さん、他のデュエットダンスがみられることも期待したいと思います。

夢白あやさんをもっと知りたい方は

まとめ

雪組トップコンビのお披露目公演が2023年4・5月に「ライラックの夢路」とショーの「ジュエル・ド・パリ」の上演が決定しました。

この公演は同時に109期生の初舞台になります。109期の5名の名前や詳細をわかる範囲で記載しました。

公演は19世紀初頭のドイツのプロイセン王国が舞台になり、原作を調べたのですがわからないので作・演出家の謝珠栄さんのあらすじから予測し、配役を5名予測しました。キャストの発表があったので再追記しました。

19世紀初頭のドイツの服装も調べてみましたがパリの様な華やかさはなく、衣装はちょっと地味目になると予測します。

その分、ショーのファッシネイト・レヴュー『ジュエル・ド・パリ』-パリの宝石たち-は華やかになると思われます。

演出家は藤井大介さんでフラメンコやタンゴなどの演出が得意な方でほとんどのショーが華やかトップスターの魅力を引き出すことが上手な方です。

また新たな彩風咲奈さんがみられることを期待します。

そして雪組のトップコンビのお披露目公演が成功することをお祈りします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ボニー&クライドの記事は

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